今週の注目レース

シルクロードステークス(GⅢ)

中京競馬場 1200メートル(芝)ハンデ 4歳以上オープン

出走馬情報

ウインマーベル

牡4歳

調教師:深山雅史(美浦)

  • 父:アイルハヴアナザー
  • 母:コスモマーベラス
  • 母の父:フジキセキ
ここに注目!

ブリンカー着用後は〔4・3・0・1〕の好成績。昨年5月には本レースと同舞台の葵Sで重賞初制覇を果たした。関東馬ながら中京コースへ4回遠征しており、豊富なキャリアを生かして4歳初戦の好スタートを狙う。

デビュー6戦目にブリンカーを着用して初勝利。続くオープン特別・福島2歳S(福島・芝1200メートル)も好位から押し切り連勝を飾った。昨年5月の葵Sは他馬より重い57キログラムを背負ったが、2馬身1/2差の快勝。他世代と初対戦のキーンランドCは2着、初めてのGⅠに挑んだスプリンターズSも2着と、スプリント路線でトップレベルの力を示した。今回は約4か月ぶりの実戦となるが、19日の1週前追い切りにはコンビを組む松山弘平騎手が美浦トレーニング・センターに駆けつけて騎乗し、迫力満点の動きを披露。4歳初戦の好発進へ向けて態勢は整った。

トウシンマカオ

牡4歳

調教師:高柳瑞樹(美浦)

  • 父:ビッグアーサー
  • 母:ユキノマーメイド
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

3走前から1200メートル戦を使って4着、1着、1着。ここ2走は外枠スタートから直線で鋭く伸びて差し切った。左回りコースでも2勝しており、昨年のファルコンS5着以来となる中京も克服可能だ。

デビュー当初から非凡なスピードを見せていた逸材。2021年京王杯2歳S2着から参戦した朝日杯フューチュリティSでは、好位追走から勝ち馬と0秒5差の6着に粘った。上位5頭のうち4頭がその後にGⅠを制しており、ハイレベルな世代のなかで本馬もトップクラスの力を秘める。初めてのスプリント戦となった昨夏のキーンランドCは4着に敗れたが、オパールS(リステッド・阪神・芝1200メートル)と京阪杯は危なげなく差し切って2連勝でここへ挑む。3戦連続でコンビを組む鮫島克駿騎手が「スプリントGⅠでも主役を張れると思っています」と信頼するパートナー。ここから大舞台へ羽ばたく。

ナムラクレア

牝4歳

調教師:長谷川浩大(栗東)

  • 父:ミッキーアイル
  • 母:サンクイーンⅡ
  • 母の父:Storm Cat
ここに注目!

昨年の桜花賞でも勝ち馬から0秒1差の3着に食い込んだが、重賞2勝を含む全3勝を挙げているスプリント戦がベストだろう。今回は新潟に遠征したデビュー戦(3着)以来となる左回りコースに対応できるかが鍵になる。

未勝利ながらオープン特別に挑戦した2021年フェニックス賞(小倉・芝1200メートル)を勝ち、続く小倉2歳Sで重賞初制覇。阪神ジュベナイルフィリーズは5着、昨年の桜花賞では3着と上位争いを演じた。昨夏の函館スプリントSで2回目の重賞制覇。前走のスプリンターズSは中団追走から追い上げるも5着に敗れたが、上位4頭は5枠9番の本馬より内の馬番だった。騎乗した浜中俊騎手は「並び的に内に入るのが難しかったです。枠や展開に左右されたレースでした」と振り返った。スムーズに力を発揮できればGⅢのここはチャンス十分だ。

マッドクール

牡4歳

調教師:池添学(栗東)

  • 父:Dark Angel
  • 母:Mad About You
  • 母の父:Indian Ridge
ここに注目!

芝1400メートル以下の短距離戦で4連勝中。そのうち3勝を中京で挙げている。重賞は初挑戦となるが、実績馬とのハンデ差を生かせばチャンスはあるはず。スプリント界の新星誕生となるか、注目だ。

デビューは約1年前の中京・芝マイル戦。好位で流れに乗るも勝ち馬から0秒1差の3着に敗れた。2戦目はダートを試して3着。その後、芝の短距離路線に切り替えると素質が開花した。未勝利(中京・芝1400メートル)は逃げて5馬身差の圧勝を収め、初の芝1200メートル戦だった1勝クラス・大牟田特別(小倉)は2番手から抜け出し、1分06秒9の好時計で制した。本舞台で行われた2勝クラス・知多特別、3勝クラス・知立Sも危なげなく勝ち上がり、4連勝でオープンクラス入り。勢いは重賞でも通用するはずで、キャリア6戦の4歳馬の伸びしろに期待したい。

テイエムスパーダ

牝4歳

調教師:五十嵐忠男(栗東)

  • 父:レッドスパーダ
  • 母:トシザコジーン
  • 母の父:アドマイヤコジーン
ここに注目!

ハンデ48キログラムだった昨年夏のCBC賞は1分05秒8のJRAレコードで逃げ切った。一方、斤量が51キログラム以上の重賞では全て6着以下に敗れている。今回は55キログラムのハンデを克服できるかがポイントだろう。

デビューからの3戦は小倉で走り、1着、2着、1着と好走したが、その後の2戦は重賞に挑戦して2桁着順に敗れた。自己条件で3勝目を挙げ、格上挑戦で挑んだ昨夏のCBC賞は、ルーキー今村聖奈騎手とのコンビで逃げ切りV。1分05秒8のJRAレコードで3馬身1/2差の快勝だった。続く北九州記念(7着)、スプリンターズS(15着)もダッシュ力を生かして先手を奪ったが粘り切れず、前走の京阪杯は好位に控えて流れに乗るも6着。そこからリフレッシュを挟み、今年の初戦に向けてしっかり乗り込んできた。スプリント界屈指のスピードを生かして粘り込みを狙う。

グルーヴィット

牡7歳

調教師:松永幹夫(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:スペシャルグルーヴ
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

中京コースの重賞で2019年中京記念1着、同年ファルコンS2着の成績を残しており、相性はいい。芝での2勝はともに稍重の馬場状態で挙げていることから、今の中京のタフな芝コンディションは合いそうだ。

デビューからダート戦で2連勝。芝に挑戦した2019年ファルコンSでも2着に好走し、同年の中京記念で重賞初制覇を飾った。初の1200メートル戦だった2020年高松宮記念は、上がり3ハロン33秒2(推定)の末脚で勝ち馬から0秒3差の6着まで浮上。その後は短距離路線で善戦こそするもなかなか勝ち切れなかったが、前走のオープン特別・タンザナイトS(阪神・芝1200メートル)はトップハンデの57キログラムを背負い、好位から鮮やかな差し切りV。先週のアメリカジョッキークラブCを制した岩田康誠騎手とのコンビ継続で、久々の重賞制覇を狙う。

キルロード

せん8歳

調教師:田村康仁(美浦)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:キルシュワッサー
  • 母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!

本舞台で行われた昨年の高松宮記念は18頭立ての17番人気ながら、先行して粘り込み勝ち馬とタイム差なしの3着に好走。同じ舞台の1勝クラスも逃げて快勝している。実績のあるコースで重賞初制覇に挑む。

芝の中距離やダートも経験したが、去勢明けの5歳からはブリンカーを着用して芝の短距離路線へ。2020年に芝1200メートルの条件戦を3勝すると、2021年はオープンクラスを2連勝。GⅠ初挑戦だった昨年の高松宮記念は、17番人気の伏兵ながら勝ち馬とタイム差なしの3着に粘った。前走の京阪杯も10番人気ながら2番手追走から2着に好走。初コンビを組んだ福永祐一騎手は「リズム良く行けました。最後まで頑張っているけど、勝った馬が強かったですね」と悔しそうに振り返った。昨年GⅠで激走した舞台で、重賞タイトルを狙う。

シャインガーネット

牝6歳

調教師:栗田徹(美浦)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ベルベットローブ
  • 母の父:Gone West
ここに注目!

中京の芝重賞は〔1・1・0・2〕の成績。2020年のファルコンSで重賞初制覇を飾り、2022年のシルクロードSでは勝ったメイケイエールと1馬身差の2着に好走した。力を発揮できれば、前年のリベンジも可能だろう。

デビューから2連勝を飾った素質馬。重賞初挑戦だった2020年のフェアリーSは2番人気で4着に敗れたものの、続くファルコンSは重馬場のなか、力強く伸びて差し切った。以降はオープンクラスで善戦止まりだが、昨年のシルクロードSは外から鋭く伸びて2着に好走。前走のラピスラズリS(リステッド・中山・芝1200メートル)はいつもより前めの位置で流れに乗るも、あと一歩届かず2着だった。この2走でマークした走破タイムはともに1分08秒2。ある程度、時計が掛かるほうがいいタイプで、今の中京の力の要る馬場コンディションはフィットしそうだ。

(寺下 厚司)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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