本競走は、1961年に創設された3歳限定・別定の重賞競走で、創設当初は中山競馬場・芝1600メートル(外回り)で行われていた。幾度かの開催場の変更を経たのち、1999年に皐月賞と同じ舞台である中山競馬場・芝2000メートル(内回り)に変更された。これにより、クラシックレースに向けて各馬の将来性や距離適性を占ううえで重要な競走となり、2010年の優勝馬エイシンフラッシュは、春のクラシックで皐月賞3着、日本ダービー優勝と大活躍した。
直線入口からスタートして内回りコースを1周、ホームストレッチを2回走る。ローカル競馬場の芝2000メートルと類似した形態だが、最大の違いはゴール前に急勾配の上り坂があるところ。スタート地点から1コーナーまでの距離は400メートルほどで、坂を上りながらポジション争いをする形になる。1コーナー半ばで最高点に達した後は、向こう正面にかけて下る。残り600メートル標識は3コーナー付近。スピードに乗ったまま小回りコーナーを走るため、馬群が膨らみやすく、外の馬は距離ロスが大きくなる。最後の直線は310メートルと長くないが、先行馬は序盤に脚を使うと再度の急坂で脚色が鈍り、差し馬の餌食になる。坂に負けないパワーと器用な脚が要求される。
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