1963年に創設された4歳以上・ハンデキャップの重賞競走「迎春賞」が本競走の前身で、当初は京都競馬場・芝2000メートルで行われていた。その後、1966年に「金杯」に改称されるとともに、負担重量は別定に変更となったが、1981年に再びハンデキャップに戻された。 その後、1996年より東西で行われる金杯を区別するため、「京都金杯」の名称となったが、「中山金杯」と並んで中央競馬の新年の開幕を飾る名物競走として定着している。
本競走は創設以来、芝・内回りコースの2000メートルで行われていたが、2000年に芝・外回りコースの1600メートルに変更され、短距離路線を目標とする馬にとって、一年の活躍を占うレースへと様相を変えた。なお、2021年、2022年に続き本年も京都競馬場整備工事による開催日程の変更により中京競馬場で行われる。
1コーナーと2コーナーの中間付近にある引き込み線からスタートして、200メートルほどで本線に合流、そのまま2コーナーを回ってバックストレッチに入る。カーブ自体は緩やかだが、スタート地点からの距離が短いため、外を回りたくない外枠勢とポジションを確保したい内枠勢の思惑が絡んで、自然と速いラップが刻まれることが多い。バックストレッチ半ばからホームストレッチに向くまでは下り勾配となり、明確に息を入れられるポイントがない。ゴール前の直線は412.5メートル、半ばには高低差2メートルの上り坂が待ち受ける。逃げ・先行馬にとって厳しい展開になりやすく、地力を問われるコース。差し・追い込み馬は切れ味というよりスタミナで差してくるようなタイプが狙い目になる。
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