1番人気はわずか1勝

過去10年で1番人気馬の勝利は2018年のコパノキッキングだけ。1番人気馬が不振な分、好走数が多くなっているのが2番人気から4番人気の馬で、過去7年中6年で2番人気から4番人気の馬が優勝している。また、5番人気以下の馬が上位に食い込むことも少なくないので、馬券は手広く流すのがよさそうだ。〔表1〕

前走2桁着順や2桁人気では厳しそう

前走の着順が上位だった馬ほど成績が良くなるというわけではないのだが、10着以下に敗れていた馬の巻き返しは少なく、優勝馬は2012年を最後に出ていない。ひとまず前走で大敗を喫していた馬は厳しいと考えた方がよさそうだ。〔表2〕

また、前走の単勝人気では、上位人気に支持されていた馬の好走率が高めとなっている。特に、ここ8年は全て前走で3番人気以内だった馬が勝利している。逆に、前走で10番人気以下だった馬が上位にくるケースはかなり少なくなっている。〔表3〕

前走から距離を短縮してきた馬に妙味

ダート6ハロンのスペシャリストが集うレースなので、前走もダート1200メートルだった馬の出走が多く、よく馬券に絡んでいる。しかし、好走率だけを見ると、前走が1400メートルや1600メートルだった距離短縮馬の方が高い。ハイペース必至のレースなので、少し長い距離もこなせるタイプの馬のスタミナが生きてくるのだろう。特に武蔵野Sからの転戦馬は【2・0・2・2】と、優秀な成績を残している。〔表4〕