今週の注目レース

ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GⅢ)

阪神競馬場 2000メートル(芝)馬齢 2歳オープン

出走馬情報

グランヴィノス

牡2歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:キタサンブラック
  • 母:ハルーワスウィート
  • 母の父:Machiavellian
ここに注目!

友道康夫厩舎に所属したきょうだい3頭がGⅠを制覇。本馬も初戦を危なげなく差し切り、非凡なセンスを示した。2014年の本レースで3着だった半兄シュヴァルグラン(父ハーツクライ)のリベンジなるか、注目だ。

10月のメイクデビュー阪神(芝2000メートル)は、中団からメンバー中最速の上がり3ハロン33秒8(推定)の末脚で差し切った。騎乗した川田将雅騎手は「学びのある先につながるレースができたので、順調に進んでいけたらと思います」とコメント。負かした2着馬、3着馬が次走で勝ち上がっており、レベルの高い一戦だった。レース後はここを目標に乗り込みは十分。17日の1週前追い切りでは栗東CWコースでラスト1ハロン11秒2の切れ味を発揮し、古馬オープン馬に先着した。半姉ヴィルシーナ(父ディープインパクト)、半兄シュヴァルグラン(父ハーツクライ)、半姉ヴィブロス(父ディープインパクト)のGⅠ馬がいる良血馬。まずは重賞制覇に挑む。

シュタールヴィント

牡2歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:マルセリーナ
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

前走は2番手から危なげなく抜け出し、デビュー2戦目で初勝利。2011年桜花賞を制した母マルセリーナ譲りの非凡な末脚を秘める。デビュー2戦は東京へ遠征しており、初めての当日輸送と右回りコースの克服が鍵になる。

今年JRAで51勝を挙げて(11月20日終了時点)リーディングトップを走る矢作芳人厩舎が管理する2歳世代の中でも、評判の高い逸材。1番人気に支持されたメイクデビュー東京(芝2000メートル)は直線で前が開かず、大外から追い込むも4着に敗れたが、前走の未勝利(東京・芝1800メートル)では2番手につけ、上がり3ハロン最速タイとなる33秒7(推定)の末脚で楽に抜け出した。半兄のラストドラフト(父ノヴェリスト)はデビュー2連勝で2019年京成杯を勝ち、同じく半兄のヒートオンビート(父キングカメハメハ)も重賞戦線で活躍している伸びしろたっぷりの血統。重賞挑戦でも楽しみだ。

トップナイフ

牡2歳

調教師:昆貢(栗東)

  • 父:デクラレーションオブウォー
  • 母:ビーウインド
  • 母の父:スピニングワールド
ここに注目!

ここまでの2勝は前々から粘り込み、それぞれ4馬身差、2馬身差の快勝。力を発揮できた時のパフォーマンスは光るが、どちらも8頭以下の少頭数だった。頭数が増えそうな今回は、スムーズに運べるかがポイントだろう。

7月の札幌デビューからコンスタントに使われ、前走の萩S(リステッド・阪神・芝1800メートル)で2勝目を挙げた。管理する昆貢調教師は「今までは中身ができていなかったが、最終追いはラスト1ハロン11秒3(栗東CWコース)で走っていましたからね。この相手に勝ち切ってくれてよかったです」と勝利をかみしめた。16日の1週前追い切りでは、栗東CWコースでラスト1ハロン11秒0をマーク。さらに切れ味が増している印象だ。横山典弘騎手とコンビを組んだ前々走から好位に控える形にシフトチェンジ。ここも立ち回りのうまさを生かして粘り込む。

コスモサガルマータ

牡2歳

調教師:梅田智之(栗東)

  • 父:ヴィクトワールピサ
  • 母:エーソングフォー
  • 母の父:More Than Ready
ここに注目!

中京の初戦は6着に敗れたが、当地で連勝中。2戦連続で馬体重が増えており、使いながら成長している。連勝はともに直線の長い外回りコースで挙げていることから、コーナー通過4回の内回りコースへの対応が鍵になる。

中1週で出走した2戦目の未勝利(阪神・芝1600メートル)は、初戦(6着)とは一変した走りでV。夏場は放牧へ出して成長を促した。約3か月半ぶりだった前走の1勝クラス・紫菊賞(阪神・芝1800メートル)は出遅れて最後方からとなったが、馬群の外からメンバー中最速の上がり3ハロン33秒1(推定)の末脚で突き抜けた。騎乗した松若風馬騎手は「道中はいい意味でフワフワしていました。直線では手応え通りに弾けてくれました。距離の融通も利くと思います」と振り返った。今回は短期免許で来日中のR.ムーア騎手との新コンビ。名手が3連勝で重賞制覇に導くか、注目だ。

ロードプレイヤー

牡2歳

調教師:尾形和幸(美浦)

  • 父:グレーターロンドン
  • 母:ホオポノポノ
  • 母の父:タニノギムレット
ここに注目!

新潟、東京で出走したデビュー2戦の上がり3ハロンタイムはそれぞれ32秒5、33秒1(推定)。前走は、最後方から上がり最速の脚で突っ込むも2着だった。初めての右回りでも、持ち前の末脚を発揮できれば通用するはずだ。

メイクデビュー新潟(芝1800メートル)は、1度は前に出たブレイディヴェーグ(2着)を内から差し返し、マッチレースを制した。騎乗した田辺裕信騎手は「おっとりしていて新馬っぽくないので、使ってからかなと思っていました。これからの馬だと思います」と、今後の成長に期待を寄せた。2戦目の1勝クラス・百日草特別(東京・芝2000メートル)は、最後方から直線で外に出して2着まで浮上。強烈な末脚は父譲りだ。その父は新種牡馬グレーターロンドンで、産駒のロンドンプランが小倉2歳Sを勝ち、早々と重賞タイトルを手にしている。本馬も決め手を生かせればチャンスはあるはずだ。

アイルシャイン

牡2歳

調教師:新谷功一(栗東)

  • 父:ヴィクトワールピサ
  • 母:ベストオブミー
  • 母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!

阪神・芝1800メートルの初戦は推定上がり3ハロン最速の末脚で差し切った。過去4年の本レースは、前走・芝1800メートル戦組が4勝、2着2回、3着2回と活躍。200メートルの距離延長は好材料と言えるだろう。

前走のメイクデビュー阪神(芝1800メートル)は4コーナーで前をカットされ、鞍上がブレーキをかけるシーンがありながらも、直線で外から伸びて差し切った。スムーズだったらもっと楽に勝っていただろう。騎乗した坂井瑠星騎手は「致命的な不利はありましたが、最後は楽に差し切ってくれました。いい内容で勝てたと思います」と評価。マークした上がり3ハロン34秒1(推定)のタイムはメンバー中最速だった。短距離路線で活躍した母は2008年フィリーズレビューで追い込んで2着。母譲りの切れ味を秘めており、操作性に優れた本馬は距離の融通も利きそうだ。

エゾダイモン

牡2歳

調教師:武幸四郎(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:メジロツボネ
  • 母の父:スウェプトオーヴァーボード
ここに注目!

半兄に2019、2021年の香港ヴァーズ(G1・香港)を制したグローリーヴェイズ(父ディープインパクト)がいる良血馬。本馬も2000メートルで勝ち上がっており、血統的にも距離は持ちそうだ。

2021年のセレクトセールにおいて1億8150万円(税込み)で取引された期待馬。6月のメイクデビュー東京(芝1600メートル)は瞬発力勝負に敗れて4着だったが、夏場の休養で馬体がたくましく成長した。距離を400メートル延ばした前走の未勝利(中京・芝2000メートル)は、12キログラム増の馬体重466キログラムで出走。レースは好位の内追走から直線で外に出し、力強く伸びて差し切った。騎乗した武豊騎手は「素直な馬で流れに乗れました。まだまだ良くなると思います」と将来性に太鼓判。そこから約2か月ぶりとなるが、さらに成長した姿を見せてくれそうだ。

グリューネグリーン

牡2歳

調教師:相沢郁(美浦)

  • 父:ラブリーデイ
  • 母:レディーダービー
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

芝1800メートルの前走は1分46秒4の好時計でV。2番手追走から直線で危なげなく抜け出し、非凡な能力を示した。今秋、阪神で行われた2歳重賞2レースは美浦所属馬が連勝しており、本馬も侮れない。

メイクデビュー東京(芝2000メートル)は先行勢が上位を占めるなか、6番手追走から3着まで浮上した。上がり3ハロンタイムはメンバー中2位タイの33秒9(推定)。当時の2着馬と4着馬も次走で勝ち上がったハイレベルな一戦だった。本馬は2戦目で2馬身1/2差の快勝。祖母ウメノファイバーは1999年オークス馬、半兄ヴェルデグリーン(父ジャングルポケット)は芝2200メートルのGⅡ2勝(2013年オールカマー、2014年アメリカジョッキークラブC)を含む7勝を挙げた。今回は未勝利勝ち直後の重賞挑戦となるが、血統的に通用する下地はある。

(寺下 厚司)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: