今週の注目レース

秋の2歳単勝馬連 アルテミスステークス(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(芝)馬齢 (牝) 2歳オープン

データ分析

2年連続で2歳女王を送り出しているGⅢ

アルテミスSは世代初の牝馬限定重賞で、阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦に位置付けられており、ここ2年の優勝馬(2020年ソダシ、2021年サークルオブライフ)は共に次走で阪神ジュベナイルフィリーズを制している。その他にも2019年の年度代表馬リスグラシュー(2016年1着)や、GⅠ4勝のラッキーライラック(2017年1着)などを輩出している出世レースだ。グレード格付け前の2012年と2013年を含む、過去10年の結果からレースの傾向を探ってみた。

2勝馬が意外とアテにならない

キャリアの浅い馬の出走が多いため、既にJRAで2勝を挙げている馬が上位人気に支持されやすい。ただし、2勝馬は好走率で1勝以下馬を上回っているものの、そこまで大きな差はない。むしろ、2013年1番人気7着のクリスマスや、2018年1番人気11着のグレイシアなど、2勝馬が人気に応えられなかったケースもあるので注意が必要だ。勝利数よりもレース内容を重視して予想するようにしたい。〔表1〕

〔表1〕JRAでの勝利数別成績(過去10年)
勝利数 成績 勝率 連対率 3着内率
2勝 2-1-1-11 13.3% 20.0% 26.7%
1勝以下 8-9-9-111 5.8% 12.4% 19.0%

前走1着馬が9勝と活躍

前走で1着だった馬が過去10年で9勝を挙げている。その中でも前走で2着馬に0.6秒以上のタイム差をつけていた馬は好走率がかなり高い。逆に、前走を勝っていても2着馬とタイム差なしだった馬の好走率はあまり高くなく、連対率と3着内率では前走で2着以下に敗れていた馬が上回っている。〔表2〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表2〕前走の着順と2着馬とのタイム差別成績(過去10年)
前走の着順と2着馬とのタイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
1着・1秒以上 1-0-1-2 25.0% 25.0% 50.0%
1着・0.6〜0.9秒 2-2-0-6 20.0% 40.0% 40.0%
1着・0.3〜0.5秒 2-3-0-21 7.7% 19.2% 19.2%
1着・0.1〜0.2秒 3-2-3-27 8.6% 14.3% 22.9%
1着・タイム差なし 1-0-1-16 5.6% 5.6% 11.1%
2着以下 1-3-5-50 1.7% 6.8% 15.3%

前走で速い上がりを使っていた馬をチェック

直線の長い東京競馬場の重賞なので、末脚のしっかりしているタイプが有利。過去10年の優勝馬はいずれも前走で上がり3ハロンタイム(推定)がメンバー中3位以内だった。逆に、同4位以下だった馬は好走例が少なく、連対したのは1頭だけ。前走の上がり3ハロンタイム(推定)の順位は調べておこう。〔表3〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表3〕前走がJRAのレースだった馬の、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去10年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 成績 勝率 連対率 3着内率
3位以内 10-9-7-82 9.3% 17.6% 24.1%
4位以下 0-1-3-38 0% 2.4% 9.5%

前走の距離がマイル以上だった馬を狙え

過去10年の優勝馬は全て前走で1600メートル以上のレースに出走していた。前走が1500メートル以下だった馬とは連対率や3着内率にも差がついているので、軸馬は前走が1600メートル以上のレースだった馬から選びたい。〔表4〕

〔表4〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1500m以下 0-3-2-42 0% 6.4% 10.6%
1600m以上 10-7-8-80 9.5% 16.2% 23.8%

遅生まれの馬が不振

過去10年の出走馬の誕生月別に成績を調べてみると、5月以降の生まれだった馬は16頭出走しているが、馬券に絡んだのは1頭しかいない。昨年1番人気で5着に敗れたフォラブリューテ(5月2日生まれ)や、2013年3番人気15着のツクバアスナロ(5月11日生まれ)など、上位人気に応えられないケースもあった。遅い時期に生まれた馬は評価を下げるのが無難だろう。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表5〕誕生月別成績(過去10年)
誕生月 成績 勝率 連対率 3着内率
1月〜4月 10-10-9-107 7.4% 14.7% 21.3%
5月以降 0-0-1-15 0% 0% 6.3%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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