今週の注目レース

関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ)

中京競馬場 2000メートル(芝)馬齢 (牝) 3歳オープン

出走馬情報

アートハウス

牝3歳

調教師:中内田充正(栗東)

  • 父:スクリーンヒーロー
  • 母:パールコード
  • 母の父:ヴィクトワールピサ
ここに注目!

2番人気に支持されたオークスは7着。2016年秋華賞で2着だった母のように、夏を越しての成長に期待したい。中内田充正厩舎は2019年ダノンファンタジー、2020年リアアメリアに続く本レースVを狙う。

デビューから3戦連続で阪神・芝2000メートル戦に出走。昨年10月のメイクデビュー阪神は2番手から危なげなく抜け出し、3馬身差の快勝だった。続く1勝クラス・エリカ賞で6着に敗れるとじっくり立て直して、今年は忘れな草賞(リステッド)から始動。鋭い末脚を発揮して後続を3馬身突き放した。この強烈な勝ち方から前走のオークスでは2番人気に支持されたが、7着に敗れた。その後は放牧でリフレッシュ。8日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りではラスト1ハロン11秒0の好時計をマークしており、秋の始動戦に向けて出走態勢は整っていそうだ。

サリエラ

牝3歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:サロミナ
  • 母の父:Lomitas
ここに注目!

キャリア2戦は、ともに推定上がり3ハロンタイム最速の末脚で連勝。父譲りの非凡な切れ味を秘めている。左回りは過去2戦の東京で経験済みだが、初めてとなる中京競馬場への長距離輸送を克服できるかがポイントになる。

昨年秋のメイクデビュー東京(芝1800メートル)はスピードの違いで先手を奪い、3馬身差の快勝。1分47秒2の勝ち時計は、同年に東京で行われた2歳戦ではイクイノックスが制した東京スポーツ杯2歳Sに次ぐ好タイムだった。その後は態勢が整わず春のクラシックに間に合わなかったが、6月に出走した1勝クラス(東京・芝2000メートル)では上がり3ハロン32秒9(推定)の末脚で差し切り勝ちを収めた。全姉サラキアは2018年のローズS2着で秋華賞の優先出走権を獲得し、本番は4着。姉が届かなかったGⅠタイトルへ、本馬はここから大舞台を目指す。

セントカメリア

牝3歳

調教師:高野友和(栗東)

  • 父:ドゥラメンテ
  • 母:アドマイヤテレサ
  • 母の父:エリシオ
ここに注目!

今回の舞台となる中京・芝2000メートルで2戦2勝。新潟へ遠征した前走(2着)では時計の速い決着にも対応できることを証明した。先週の紫苑Sを制した高野友和厩舎が、西の秋華賞トライアルでも勝利を狙う。

デビュー3戦はマイル戦で勝ち星を挙げられなかったが、距離を延ばした本舞台で2連勝を飾った。未勝利は3馬身差のV。続く1勝クラス・あずさ賞では、セントライト記念に出走するガイアフォース(2着)、マテンロウスカイ(3着)などを寄せつけず逃げ切り勝ち。気性面が成長したことにより、レースで力を発揮できるようになった。前走の2勝クラス・月岡温泉特別(新潟・芝2000メートル)は2着に敗れるも、1分58秒台の速い時計に対応できたのは収穫。所属する高野友和厩舎は、秋競馬初日の紫苑S(スタニングローズ)に続き、翌日の京成杯オータムH(ファルコニア)も制覇。厩舎の勢いも魅力だ。

パーソナルハイ

牝3歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:パーソナルダイアリー
  • 母の父:City Zip
ここに注目!

先手を奪えず2番手に控えたオークスは16着に敗れた。ここまで逃げたレースでは〔1・2・0・0〕と全て連対。4月のフローラSでも逃げて2着に粘った。ここも自分の形に持ち込めるかどうかが鍵だ。

初勝利はデビュー3戦目の未勝利(中京・芝2000メートル)で挙げた。最内枠から逃げ、メンバー中最速の上がり3ハロン33秒7を繰り出して4馬身差の快勝。1勝クラス・赤松賞(東京・芝1600メートル)も積極的に逃げて2着に粘り、のちの二冠馬スターズオンアース(3着)には先着した。今春の桜花賞は控える形で勝ち馬から0秒2差の6着に奮闘したが、続くフローラSでは逃げて0秒1差の2着に好走。やはりマイペースで運んだほうがいいタイプだろう。2000メートル戦は〔1・2・0・0〕と好成績。16着に敗れたオークスからの距離短縮で反撃を期す。

メモリーレゾン

牝3歳

調教師:長谷川浩大(栗東)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:メモリーパフィア
  • 母の父:ノボジャック
ここに注目!

1200メートル戦のデビューから少しずつ距離を延ばし、1800メートル戦の2勝クラス・北海ハンデキャップ(函館)で3勝目を挙げた。3走前の当地で唯一、連対を外しており、左回りの克服が課題と言える。

母は現役時代、芝1400メートル以下で3勝。JRA3勝の半姉メモリーコロネット(父ロードカナロア)、半兄メモリーエフェクト(父モーリス、現役)もマイル以下の距離で活躍している。短距離志向の強い血統で、本馬も芝1200メートルからデビューし、2戦目で初勝利。距離を延長した1勝クラス・フローラルウォーク賞(中京・芝1600メートル)は4着に敗れたが、マイル戦も2戦目で勝利し対応力の高さを見せた。前走の2勝クラス・北海ハンデキャップは、勝負どころで外から長く脚を使って差し切り。余裕のある勝ち方から、2000メートルへの距離延長にも対応できそうだ。

ラリュエル

牝3歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:カウアイレーン
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

半兄にステイフーリッシュ(父ステイゴールド)がいる良血馬。上半期の重賞2戦は馬体重を減らしながらの競馬で結果が出なかったが、休養明けの前走で2勝目を挙げた。前走時の馬体を維持できればここでも通用するはずだ。

評判馬がそろった昨年12月のメイクデビュー阪神(芝1800メートル)を勝ち上がり、今年序盤の2戦は重賞に挑戦。クイーンCが4着、チューリップ賞では7着に敗れ、クラシックの舞台に立てなかった。しっかり休ませたことで減っていた馬体が回復。約4か月半ぶりだった前走の1勝クラス・都井岬特別(小倉・芝2000メートル)を鮮やかに逃げ切り、距離延長にも対応した。半兄ステイフーリッシュは7歳になった今年、サウジアラビアとUAEで重賞を勝ち、10月の凱旋門賞(G1・フランス)に挑戦する。成長力のある血統で、本馬もまだ伸びしろがありそうだ。

ヒヅルジョウ

牝3歳

調教師:岡田稲男(栗東)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:サンデージョウ
  • 母の父:グラスワンダー
ここに注目!

ここまで逃げ、もしくは2番手からのレースでは〔2・1・1・0〕と崩れていない。特に逃げた未勝利(阪神・芝2000メートル)は4馬身差のV、先手を奪った前走も2馬身1/2差の快勝だった。同型馬との兼ね合い次第だが、マイペースならしぶといタイプだ。

デビュー当初はスタートしてから行き脚がつかず後方からの競馬が続いたが、徐々にレースを覚えて前々で運べるようになった。今年4月の未勝利で初めて先手を奪うと、メンバー中最速の上がり3ハロン34秒9で逃げ切り、4馬身差の快勝。3か月ぶりだった前走の1勝クラス(札幌・芝2000メートル)は大外8枠14番から積極的に逃げ、1番人気のマイシンフォニー(2着)を寄せつけずに押し切った。栗東トレーニング・センターに戻ってからも順調に調教を消化。左回りは4戦して2着が最高着順だが、充実してきた今なら対応可能だろう。

マイシンフォニー

牝3歳

調教師:松永幹夫(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:テディーズプロミス
  • 母の父:Salt Lake
ここに注目!

春の牝馬クラシックはトライアルで連続4着に敗れ、優先出走権にあと一歩届かなかった。ディープインパクト産駒は過去10年の本レースで7勝と好相性。牝馬三冠最終戦の出走権をつかみ取りたい。

半兄マイラプソディ(父ハーツクライ)はデビューから3連勝で2019年京都2歳S制覇。血統的にも期待された本馬は初勝利まで4戦を要したが、重賞に格上挑戦したフィリーズレビュー、フローラSで連続4着と上位争いを演じた。1400メートル、2000メートルと異なる距離で崩れなかったのは非凡なレースセンスの証拠だろう。その後は休養を挟み、自己条件の1勝クラスから再スタート。札幌の近2戦は春から20キログラム以上増えた馬体重もあってか伸び切れなかったが、栗東トレーニング・センターに戻って体も引き締まってきた。重賞での実績から、力を発揮できれば通用するはずだ。

(寺下 厚司)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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