今週の注目レース

京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ)

中山競馬場 1600メートル(芝・外)ハンデ 3歳以上オープン

データ分析

多士済々な顔ぶれがそろうサマーマイルシリーズ最終戦

秋の中山開幕週に行われる芝1600メートルの重賞には、サマーマイルシリーズ対象レースからの転戦馬や、夏の間にオープンクラス入りした上がり馬、さらにはマイル路線に矛先を向けてきた3歳馬と、バラエティーに富んだメンバーが集う。ハンデ戦であることも難解さに拍車をかけているようで、2015年には3連単で“200万馬券”が飛び出した。今回は新潟で行われた2014年を含む過去10年の結果を中心に、好走馬に共通するポイントを探っていく。

中心はサマーマイルシリーズ対象レースからの転戦馬

過去10年では、前走で3勝クラスのレースを勝っていた馬が3勝を挙げている。3勝クラス組9頭はいずれも前走を勝っており、オープンクラスへの昇級初戦でも十分に通用するあたりはハンデ戦らしい傾向といえるだろう。また、サマーマイルシリーズの最終戦ということで、3着以内馬延べ30頭のうち16頭は前走がシリーズ対象レース(中京記念、関屋記念、2020年以降の米子S)だった。また、中京記念、関屋記念以外のGⅢから臨んだ馬はその陰に隠れがちだが、連対した3頭はいずれも2桁人気だった点は妙味を感じるところだ。〔表1〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表1〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 1-2-2-15 5.0% 15.0% 25.0%
GⅡ 0-0-0-2 0% 0% 0%
サマーマイルシリーズ対象レース 4-6-6-58 5.4% 13.5% 21.6%
その他のGⅢ 1-2-1-12 6.3% 18.8% 25.0%
その他のオープン特別 1-0-1-29 3.2% 3.2% 6.5%
3勝クラス 3-0-0-6 33.3% 33.3% 33.3%
2勝クラス 0-0-0-1 0% 0% 0%
地方のレース 0-0-0-1 0% 0% 0%
  • 注記:サマーマイルシリーズ対象レースは中京記念、関屋記念および2020年以降の米子S
  • 注記:リステッドはオープン特別に含む

3歳馬と牝馬に注目

過去10年の年齢別成績を調べると、3歳馬が3着内率27.3%と古馬をしのぐ好走率をマークしている。ただし、重賞を勝っていない3歳馬は〔0・0・1・8〕と古馬の壁に阻まれる可能性が高い点には注意が必要だ。〔表2〕

〔表2〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 2-1-3-16 9.1% 13.6% 27.3%
4歳 2-0-2-20 8.3% 8.3% 16.7%
5歳 5-5-2-39 9.8% 19.6% 23.5%
6歳 0-3-2-33 0% 7.9% 13.2%
7歳以上 1-1-1-16 5.3% 10.5% 15.8%

性別の成績では、3着以内馬の数では牡・せん馬が圧倒しているものの、好走率では牝馬が上位で、2018年に“紅一点”のワントゥワンが2着に入ると、2019年、2020年は牝馬がワンツーフィニッシュ。2021年にはコントラチェックが単勝12番人気で2着と、近年は牝馬の好走が続いている。〔表3〕

〔表3〕性別成績(過去10年)
成績 勝率 連対率 3着内率
牡・せん 7-5-10-101 5.7% 9.8% 17.9%
3-5-0-23 9.7% 25.8% 25.8%

中山でGⅠを勝っていた種牡馬の産駒が活躍

血統に注目すると、中山開催過去9回の3着以内馬延べ27頭中17頭が、現役時に中山競馬場でGⅠを勝っていた種牡馬の産駒だった。中でも三冠馬ディープインパクトの産駒は出走がなかった2012年以外は毎回馬券に絡み、〔1・7・1・11〕(3着内率45.0%)と3着以内馬の頭数は群を抜いている。また、近年は有馬記念でディープインパクトに土をつけたハーツクライの産駒や、スプリンターズSを連覇したロードカナロアの産駒も好走している。血統面では中山競馬場のGⅠ優勝馬を父に持つ馬が狙い目だろう。〔表4〕

〔表4〕父が中山競馬場のGⅠ優勝馬だった3着以内馬一覧(2012年、2013年および2015年から2021年)
年度 着順 馬名
2013年 1着 エクセラントカーヴ ダイワメジャー
2着 ダノンシャーク ディープインパクト
2015年 1着 フラアンジェリコ ネオユニヴァース
2着 エキストラエンド ディープインパクト
2016年 1着 ロードクエスト マツリダゴッホ
3着 ダノンプラチナ ディープインパクト
2017年 2着 ガリバルディ ディープインパクト
2018年 1着 ミッキーグローリー ディープインパクト
2着 ワントゥワン ディープインパクト
3着 ロジクライ ハーツクライ
2019年 1着 トロワゼトワル ロードカナロア
2着 ディメンシオン ディープインパクト
2020年 1着 トロワゼトワル ロードカナロア
2着 スマイルカナ ディープインパクト
3着 ボンセルヴィーソ ダイワメジャー
2021年 1着 カテドラル ハーツクライ
2着 コントラチェック ディープインパクト
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コース実績も要チェック

〔表4〕では種牡馬に着目したコース適性について述べたが、中山開催過去9回の優勝馬9頭中8頭が中山・芝コースでの3着内率が50.0%以上と、自身も中山競馬場への適性を示していた。唯一50.0%を下回っていた2015年のフラアンジェリコも、中山・芝1600メートルで1勝を含む3連対の実績があった。優勝候補を選ぶ際にはコース実績を重視するのが得策と言えそうだ。〔表5〕

(高那実 マヤ)

〔表5〕優勝馬の中山・芝コースでの成績(2012年、2013年および2015年から2021年)
年度 優勝馬 中山・芝コースでの成績 中山・芝コースでの3着内率
2012年 レオアクティブ 1-0-2-1 75.0%
2013年 エクセラントカーヴ 1-0-0-1 50.0%
2015年 フラアンジェリコ 1-2-0-7 30.0%
2016年 ロードクエスト 0-1-1-1 66.7%
2017年 グランシルク 2-3-3-2 80.0%
2018年 ミッキーグローリー 2-1-1-1 80.0%
2019年 トロワゼトワル 0-1-0-1 50.0%
2020年 トロワゼトワル 1-1-0-2 50.0%
2021年 カテドラル 0-1-0-1 50.0%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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