本競走は、新潟競馬場で行われる重賞競走の中で最も歴史が古く、1965年に3歳以上・ハンデキャップの重賞「新潟記念」として創設され、第1回は新潟競馬場の芝2000メートル(内回り)で行われた。その後、1974年から1999年まで外回りコースで行われたが、2001年に左回りの新コースが完成してからは、左回りの芝2000メートル(外回り)で行われている。
2006年から夏季競馬をさらに盛り上げるため設けられた「サマー2000シリーズ」の最終戦に指定されており、シリーズチャンピオンを決する重要な一戦となった。
コーナーを2つ回る芝2000メートルで、JRAで他に例がない独特のコース。バックストレッチを2コーナー奥に延長したポケット地点からスタートして、外回りの3コーナーまでの距離は約950メートル。バックストレッチ中盤過ぎから3コーナー途中まで緩やかな上り勾配で、そこから4コーナーに向けて緩やかに下っていく。ゴール前の直線は658.7メートルとJRAで最長を誇る(芝直線1000メートルコースを除く)。コーナーが少ないため、馬群が大きくバラけずに一団のまま進む展開になりやすい。直線はほぼ平坦で完全に脚が止まる馬は少なく、ゴール前で各馬が横に広がっての接戦になることもしばしば。位置取りや仕掛けどころなど、騎手の手腕が試されるコースである。
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