今週の注目レース

札幌記念(GⅡ)

札幌競馬場 2000メートル(芝)定量 3歳以上オープン

データ分析

強豪馬がそろう夏のビッグレース

1着賞金7000万円のGⅡ最高額賞金であることに加えて、負担重量が定量で行われるために、GⅠ実績のある強豪馬の出走が多い。秋の中距離GⅠを目指す古馬、海外遠征を視野に入れる馬、古馬に挑む3歳馬など、様々な路線を目指す馬が夏の札幌で交錯する。今回は過去10年のデータを中心に傾向を探ってみた。

1番人気が10連敗中

札幌記念には実力馬が集い、GⅠで活躍している実績十分の馬が1番人気に推されることが多いのだが、1番人気馬が2012年から10連敗中である。ただし、4着以下に負けるケースも少なく、連対率は50%、3着内率は80%となっている。過去の傾向からいけば、2番人気から5番人気の馬を1着に固定して、2着・3着に1番人気馬を置くような作戦はどうだろうか。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 0-5-3-2 0% 50.0% 80.0%
2番人気 5-0-1-4 50.0% 50.0% 60.0%
3番人気 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
4番人気 1-1-3-5 10.0% 20.0% 50.0%
5番人気 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
6番人気以下 1-4-3-85 1.1% 5.4% 8.6%

内枠優勢の傾向あり

函館競馬場で行われた2013年を除く過去9回の枠番別成績からは、内枠優勢の傾向が見てとれる。特に近年は1枠が強く、2017年から2020年にかけて1枠が4連勝を果たしている。内ラチ沿いを距離ロスなく立ち回れる内枠が優勢なようである。〔表2〕

〔表2〕枠番別成績(2012年、2014年から2021年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 4-0-1-6 36.4% 36.4% 45.5%
2枠 0-2-0-10 0% 16.7% 16.7%
3枠 0-3-3-9 0% 20.0% 40.0%
4枠 1-2-0-14 5.9% 17.6% 17.6%
5枠 1-0-2-15 5.6% 5.6% 16.7%
6枠 1-1-2-14 5.6% 11.1% 22.2%
7枠 1-0-0-17 5.6% 5.6% 5.6%
8枠 1-1-1-15 5.6% 11.1% 16.7%

ディープインパクト産駒vsハービンジャー産駒

函館開催を除く過去9回の種牡馬別成績で、好成績を残しているのはディープインパクトとハービンジャー。2021年はディープインパクト産駒のラヴズオンリーユーが2着でハービンジャー産駒のペルシアンナイトが3着、2020年はハービンジャー産駒のノームコアとペルシアンナイトがワンツーフィニッシュ、2019年には1着から6着までを両種牡馬の産駒が独占するということもあった。両種牡馬の産駒は要チェックだ。〔表3〕

〔表3〕主な種牡馬別成績(2012年、2014年から2021年)
種牡馬 成績 勝率 連対率 3着内率
ディープインパクト 3-3-1-10 17.6% 35.3% 41.2%
ハービンジャー 2-1-2-5 20.0% 30.0% 50.0%
キングカメハメハ 1-2-1-12 6.3% 18.8% 25.0%
マンハッタンカフェ 1-0-1-2 25.0% 25.0% 50.0%
クロフネ 1-0-1-0 50.0% 50.0% 100%
ネオユニヴァース 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
ステイゴールド 0-1-1-11 0% 7.7% 15.4%
スクリーンヒーロー 0-1-0-1 0% 50.0% 50.0%
ダンスインザダーク 0-1-0-1 0% 50.0% 50.0%
ジャングルポケット 0-0-1-2 0% 0% 33.3%
オルフェーヴル 0-0-1-2 0% 0% 33.3%

GⅠからの転戦馬が中心

好走率が高いのは前走がGⅠだった馬。特にそこで5着以内に入っていた馬は〔3・4・2・8〕と、3着内率は50%を超えており有力な軸馬候補になる。逆に、前走が条件クラスやオープン特別だった馬はかなり厳しく、過去10年で馬券に絡んだ馬は1頭もいない。前走GⅢ組も過去10年で5勝を挙げているが、2018年以降で馬券に絡んだ馬は昨年3着のペルシアンナイトだけだ。〔表4〕

〔表4〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 4-5-6-24 10.3% 23.1% 38.5%
GⅡ 1-1-0-10 8.3% 16.7% 16.7%
GⅢ 5-2-3-51 8.2% 11.5% 16.4%
オープン特別 0-0-0-12 0% 0% 0%
2勝クラス・3勝クラス 0-0-0-9 0% 0% 0%
海外のレース 0-2-1-7 0% 20.0% 30.0%
  • 注記:リステッドはオープン特別に含む
ウインファイブ対象レース
勝ち馬を探せ! FOR THE WIN

過去1年以内にマイル以上の重賞勝ちがほしい

過去10年の優勝馬のうち8頭は、過去1年以内に1600メートル以上の距離の重賞を勝った実績があった。また、ここ3年はGⅠホースが3連勝中。過去1年の重賞実績や、GⅠ実績をチェックしながら勝ち馬を予想していきたい。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表5〕優勝馬とその過去1年以内の重賞優勝実績(過去10年)
年度 優勝馬 過去1年以内の重賞優勝実績
2012年 フミノイマージン 愛知杯
2013年 トウケイヘイロー 函館記念など
2014年 ハープスター 桜花賞など
2015年 ディサイファ 中日新聞杯
2016年 ネオリアリズム なし
2017年 サクラアンプルール なし
2018年 サングレーザー 読売マイラーズCなど
2019年 ブラストワンピース 有馬記念など
2020年 ノームコア 富士S
2021年 ソダシ 桜花賞など

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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