今週の注目レース

エルムステークス(GⅢ)

札幌競馬場 1700メートル(ダート)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

スワーヴアラミス

牡7歳

調教師:須貝尚介(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:ベイトゥベイ
  • 母の父:Sligo Bay
ここに注目!

2020年のマーチSで重賞初制覇を飾り、昨年のエルムSを優勝。7歳を迎えた今年は1月の東海Sで重賞3勝目を挙げている。今回は58キログラムの斤量を背負うが、このメンバーでは実績が抜けており、主役の座は譲れない。

今年初戦となった東海Sは、出脚が鈍く、中団やや後方の10番手を追走。3コーナー手前から徐々に押し上げ、直線で外に進路を確保すると、メンバー中最速タイとなる上がり3ハロン37秒2(推定)の末脚で鮮やかに差し切って通算9勝目をマークした。続くフェブラリーSはGⅠ挑戦で13着に終わったが、前々走の平安Sは58キログラムの斤量を背負いながらも、中団追走からしぶとく脚を伸ばして5着に入った。前走の帝王賞(JpnⅠ・大井・ダート2000メートル)は大きく離された7着に敗れたが、メンバーがそろっていただけに、悲観するレース内容ではない。年齢的な衰えは見られず、エルムS連覇を狙う。

アイオライト

牡5歳

調教師:武藤善則(美浦)

  • 父:ローレルゲレイロ
  • 母:ステラアクトレス
  • 母の父:オペラハウス
ここに注目!

今年に入って3戦連続で2桁着順に敗れていたが、エルムSの前哨戦と言える前走の大沼S(リステッド・函館・ダート1700メートル)を快勝して再び上昇ムード。念願の重賞制覇に向けて機は熟した。

昨年12月のベテルギウスS(リステッド・阪神・ダート1800メートル)は、好スタートを決めて先手を主張。マイペースの逃げに持ち込むと、直線は後続を突き放して2馬身1/2差で完勝した。その後は東海S13着、マーチS13着、栗東S(リステッド・中京・ダート1400メートル)14着と成績が振るわなかったが、前走の大沼S(リステッド)は、出脚が速く3番手のインを追走。直線は逃げるロードエクレール(3着)を並ぶ間もなく捕らえ、ロッシュローブ(2着)の追い上げを寄せつけずにリステッド2勝目をマークした。この中間も引き続き好調をキープしており、有力候補の1頭に挙げられる。

ロードレガリス

牡7歳

調教師:野中賢二(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:レディマーメイド
  • 母の父:Fusaichi Pegasus
ここに注目!

地方競馬から再転入後は破竹の4連勝を飾り、昨年のオープン特別・アルデバランS(中京・ダート1900メートル)でJRA5勝目をマーク。約1年ぶりの前走・プロキオンS(4着)を使って、状態面の上積みは大きい。

眼の外傷により約1年の長期休養を余儀なくされたが、前走のプロキオンSは中団やや後方を追走。ハイペースが向いた面はあったものの、3コーナー手前から馬群をさばきながら徐々に押し上げ、メンバー中最速となる上がり3ハロン37秒4(推定)の末脚で勝ち馬から0秒2差の4着に健闘した。騎乗した富田暁騎手は「久々の競馬でしたが、調教でいい雰囲気を感じていました。それでも、まだ本調子とは言えない段階でしっかり走ってくれました。次の上積みを考えると、これからが楽しみな馬ですね」と高評価を与えており、1度使った今回は本領発揮が期待できそうだ。

オメガレインボー

牡6歳

調教師:安田翔伍(栗東)

  • 父:アイルハヴアナザー
  • 母:ワイキューブ
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

昨年はオープン特別・マリーンS(函館・ダート1700メートル)2着をステップに、エルムSでスワーヴアラミスと0秒1差の2着に好走した。今年も昨年と同様のローテーション。好調をキープしており、上位争いが濃厚だ。

前々走の栗東S(リステッド・中京・ダート1400メートル)は、スッと控えて後方待機策。4コーナー15番手から直線で懸命に差を詰めて勝ち馬と0秒1差の3着に入った。上位2頭とはハンデ差があったことを踏まえれば、“負けてなお強し”を印象づけている。1番人気に支持された前走のオープン特別・マリーンS(函館・ダート1700メートル)はスタートでつまずいたが、すぐに立て直して中団やや後方を追走。前が残る展開で上位馬とは位置取りの差が出たものの、直線はジワジワ脚を伸ばして勝ち馬から0秒3差の4着なら、レース内容は悪くない。堅実な末脚を誇り、昨年2着の雪辱を果たしたい。

ブラッティーキッド

牡4歳

調教師:中尾秀正(栗東)

  • 父:シニスターミニスター
  • 母:デザートレジーナ
  • 母の父:タヤスツヨシ
ここに注目!

JRA再転入後は3連勝でオープンクラス入り。3走前の1勝クラスの勝ち時計(函館・ダート1700メートル・1分44秒0・良)は、次週のリステッド・大沼S(稍重・1分43秒7)と0秒3差の好タイムで、重賞でも引けを取らない。

前々走の2勝クラス・竜飛崎特別(函館・ダート1700メートル)は、スッと前に取りついて好位集団を追走。マイペースで直線に入って逃げ込みを図るラヴィータエベラ(2着)を、ゴール寸前できっちり捕らえて快勝した。前走の3勝クラス・報知杯大雪H(札幌・ダート1700メートル)は、脚をためて中団を追走。3、4コーナーの勝負どころでズブさを出したが、直線でエンジンがかかると最後は豪快に突き抜けて2馬身1/2差で快勝した。今年の北海道シリーズ4戦目になるが、前走後は札幌に滞在してすこぶる順調。近況の充実ぶりは目を見張るものがあり、重賞でどこまで通用するのか、注目の一戦になりそうだ。

フルデプスリーダー

牡5歳

調教師:斎藤誠(美浦)

  • 父:ヘニーヒューズ
  • 母:ファーストチェア
  • 母の父:ジャングルポケット
ここに注目!

キャリアを重ねるごとにコツコツと地力をつけて、前走のオープン特別・マリーンS(函館・ダート1700メートル)で5勝目をマーク。今回は重賞初挑戦になるが、勝った勢いに乗って、遜色のない競馬ができそうだ。

3走前のオープン特別・欅S(東京・ダート1400メートル)は、出負け気味のスタートが響いて10着に敗退。前々走の大沼S(リステッド・函館・ダート1700メートル)も発馬で後手を踏み、展開も不向きで8着に敗れた。前走のオープン特別・マリーンSは、好スタートを決めて3番手のインを追走。前に行った組が残る展開だったが、直線の入り口でウェルドーン(2着)の外へ出すと一完歩ごとに差を詰め、ゴール寸前できっちり捕らえて接戦を制した。中間は札幌競馬場に移動して、引き続き好調をキープ。札幌コースは2着、1着と相性が良く、侮れない存在だ

ヒストリーメイカー

牡8歳

調教師:新谷功一(栗東)

  • 父:エンパイアメーカー
  • 母:チヨノドラゴン
  • 母の父:バブルガムフェロー
ここに注目!

8歳夏を迎えたが、3月のマーチSで3着(同着)、前走のプロキオンSでは14番人気の低評価を覆して2着に入っており、年齢的な衰えは皆無だ。これまで培った豊富な経験を生かして、念願の重賞タイトル獲得を目指す。

前々走の平安Sは左回りコースも今ひとつで15着と大敗を喫したが、前走のプロキオンSは脚をためて後方を追走。ハイペースで展開が向いた面はあったものの、3コーナー手前から進出を開始すると、直線もジワジワ脚を使ってゲンパチルシファーに詰め寄り、0秒1差の2着に好走した。騎乗した小沢大仁騎手はレース後に「ワンペースですが、長く脚を使える馬だと思ったので、早めに動いていく形を取りました。外を回りながらも、最後までよく頑張ってくれました」と振り返った。今回も立ち回りひとつでチャンスはありそうだ。

ロードエクレール

牡4歳

調教師:斎藤誠(美浦)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:タッチアス
  • 母の父:Mineshaft
ここに注目!

もまれ弱さがあり、全4勝中3勝を逃げ切りで挙げている徹底先行型。重賞でメンバーはそろったが、オープンクラスに昇級後は2着、3着、3着と地力強化は明白。展開の鍵を握る本馬の動向から目が離せない。

2か月半の休養を挟み、前々走の大沼S(リステッド・函館・ダート1700メートル)は、好スタートを決めてすんなり先手を奪うとマイペースの逃げ。上位2頭の決め手に屈したが、最後まで懸命に粘って3着を確保した。前走のオープン特別・マリーンS(函館・ダート1700メートル)は、アオり気味のスタートでも、二の脚を利かせてハナを主張。ウェルドーン(2着)にピッタリと来られて息の入らない展開だったが、直線は3頭の激しい追い比べを演じて見せ場十分の3着に入った。今回も同型馬の出方次第だが、状態面は高いレベルで安定しており、スムーズな競馬ができれば上位進出が可能だろう。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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