今週の注目レース

プロキオンステークス(GⅢ)

小倉競馬場 1700メートル(ダート)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

サンライズノヴァ

牡8歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:ブライトサファイヤ
  • 母の父:サンダーガルチ
ここに注目!

阪神・ダート1400メートル戦だった2020年の本レースを含む重賞5勝の実力馬。2020年チャンピオンズC(12着)以降はGⅠかJpnⅠの大舞台でしか走っておらず、久々のGⅢなら地力は上位のはずだ。

3歳から6歳にかけてダート重賞で5勝を挙げた。以降は約1年8か月勝ち星がないが、昨年のJBCスプリント(JpnⅠ・金沢・ダート1400メートル)は後方から2着まで追い上げており、自慢の末脚は健在だ。別定戦の今回は58キログラムの斤量を背負うが、これまで58キログラムと59キログラムのレースは〔2・2・0・1〕と安定感が光る。馬体重530キログラム前後の大型馬でもあり、斤量を背負ってもパフォーマンスに影響しないタイプだ。本レースへの出走は、中京開催の2019年(4着)、阪神開催の2020年(1着)に続き3度目。2020年の武蔵野S(1着)以来となるGⅢで、久々の勝利を目指す。

メイショウウズマサ

牡6歳

調教師:安田隆行(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:ホーマンフリップ
  • 母の父:フジキセキ
ここに注目!

とにかく逃げてマイペースで運ぶことができればしぶといタイプ。先手を奪って4コーナーを先頭で迎えたレースは〔5・1・5・4〕と安定感が光る。ここも好走パターンに持ち込めるかがポイントだ。

条件クラスを使いながら力をつけ、5歳でオープンクラス入り。重賞初挑戦だった昨年の本レースは逃げ馬がそろったなか、積極的に先手を奪って3着に粘り、マイペースで運べれば通用することを証明した。今年2月のオープン特別・バレンタインS(東京・ダート1400メートル)でオープンクラス初勝利。前走のオープン特別・アハルテケS(東京・ダート1600メートル)は3着に敗れたが、59キログラムの斤量を背負いながら見せ場を作った。昨年と同じアハルテケS(昨年は4着)から臨む1戦。1年を経てさらにたくましくなった走りを見せられそうだ。

ラーゴム

牡4歳

調教師:斉藤崇史(栗東)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:シュガーショック
  • 母の父:Candy Ride
ここに注目!

2021年のきさらぎ賞で芝の重賞を勝ち、春のクラシックにも出走した(皐月賞13着、日本ダービー12着)。今年2月からダートに転向すると、2戦目だった前走でV。その勢いで芝・ダートのダブル重賞制覇を狙う。

2歳夏のデビュー戦を勝ち上がり、芝路線のオープンクラスで活躍。きさらぎ賞で重賞初制覇を飾ると、春はクラシック二冠にも出走した。他世代との重賞では苦戦が続き、今年初戦の京都記念(9着)後に陣営はダートへの転向を決めた。その初戦となった仁川S(リステッド・阪神・ダート2000メートル)は6着だったが、2戦目のオープン特別・吾妻小富士S(福島・ダート1700メートル)では58キログラムの斤量を背負ってV。早めに動いて来る馬がいて先行勢には厳しい展開も、好位から押し切った。小倉競馬場は初めてだが、前走と同じ距離の小回りコースなら重賞でもチャンスがありそうだ。

サンライズウルス

牡4歳

調教師:安田翔伍(栗東)

  • 父:ヘニーヒューズ
  • 母:アルーシュ
  • 母の父:チチカステナンゴ
ここに注目!

3走前からブリンカーを着用してからは1着、3着、1着と安定感が光る。重賞挑戦は昨年のユニコーンS(6着)以来となるが、成長著しい4歳馬の勢いは侮れない。小回りコースに対応できればチャンスもありそうだ。

デビュー当初は短い距離を使って2勝を挙げ、初めてのマイル戦だった昨年のユニコーンSは6着に敗れた。休養を挟んで秋初戦の2勝クラス(東京・ダート1600メートル)も9着に敗れたが、次走からブリンカーを着用するとレースぶりが一変。それまでの後方一気から、前めの位置で流れに乗れるようになった。前走の3勝クラス・立夏S(東京・ダート1600メートル)も、好位から抜け出して3馬身差の快勝。4歳馬でまだキャリア8戦だが、そのうちの7戦でメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムをマークしている。他世代相手の重賞は初めてでも、末脚は通用するはずだ。

ヴェルテックス

牡5歳

調教師:吉岡辰弥(栗東)

  • 父:ジャスタウェイ
  • 母:シーイズトウショウ
  • 母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!

昨年12月の名古屋グランプリ(JpnⅡ・名古屋・ダート2500メートル)で重賞初制覇を飾り、今年初戦の川崎記念(JpnⅠ・川崎・ダート2100メートル)でも3着に好走。ここに入っても力は上位だが、初めて背負う58キログラムの斤量を克服できるかが鍵になる。

JRAでは未勝利を勝ち上がれなかったが、地方競馬に移籍して園田競馬場で2連勝。その後はJRAに戻り、4戦3勝の成績で一気にオープンクラス入りを決め、昨年12月の名古屋グランプリ(JpnⅡ)では重賞初制覇を果たした。前走のダイオライト記念(JpnⅡ・船橋・ダート2400メートル)は不良馬場の影響もあってか、追走に苦労して不完全燃焼の6着に敗れたが、そこから立て直され、夏競馬に照準を合わせて調整を進めてきた。今回の小倉・ダート1700メートルでは〔1・3・2・0〕と3着以内を外していない。良馬場でレースができれば、より力を発揮できるだろう。

エアアルマス

牡7歳

調教師:池添学(栗東)

  • 父:Majestic Warrior
  • 母:Nokaze
  • 母の父:Empire Maker
ここに注目!

2020年東海Sで重賞初制覇を飾り、2021年のフェブラリーSは2番手追走から5着に粘って見せ場を作った。以前から砂を被ると走るのをやめてしまう面があり、スムーズに運べるかがポイントだ。

デビューから芝路線を歩んで3勝を挙げたが、2019年の3勝クラス・安芸S(阪神・ダート1400メートル)でダートに転向。そこから3連勝して適性を証明した。2020年の東海Sでは重賞初制覇を飾ったが、その後は勝ち星から遠ざかっている。もともと砂を被ると嫌気が差すタイプで、枠順や道中の位置取りが鍵になる。これまでの7勝は1400メートルから1800メートルの距離で挙げており、初めての1700メートルはピッタリかもしれない。6月29日の栗東CWコースでの1週前追い切りは、ラスト2ハロンが11秒5、11秒2の好時計。約5か月半ぶりの実戦でも態勢は整っていそうだ。

アルドーレ

牡7歳

調教師:西村真幸(栗東)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ティックルピンク
  • 母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!

58キログラムを背負った前走は1番人気で6着に敗れた。全6勝を53キログラムから56キログラムの斤量で挙げており、前走から2キログラム減となるのは歓迎。2020年には今回と同舞台のオープン特別・阿蘇Sも制している。ここは好走条件がそろった。

3歳春から6戦4勝でオープンクラス入りを決めた。半兄アキトクレッセント(父ウォーエンブレム)、半姉アンジュデジール(父ディープインパクト)もダートのオープンクラスで活躍したが、本馬もオープン特別・阿蘇Sでオープンクラス初勝利。その後はあと一歩のレースが続いたが、今年に入ってブリンカーを着用してレースぶりが安定した。連勝を狙った前走のオープン特別・スレイプニルS(東京・ダート2100メートル、6着)はいつもの伸びがなかったが、58キログラムの斤量がこたえたのかもしれない。走り慣れた56キログラムで反撃なるか、注目だ。

ユニコーンライオン

牡6歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:No Nay Never
  • 母:Muravka
  • 母の父:High Chaparral
ここに注目!

昨年の宝塚記念2着後、爪の不安により約1年間の長期休養に入った。芝路線の実力馬だが、ダート戦は2020年8月以来。過去2回のダート戦は15着、11着に敗れており、その対応が鍵になる。

3歳の芝重賞でも掲示板(5着以内)に入る活躍を見せていたが、本格化したのは5歳の春から。鳴尾記念を逃げ切って重賞初制覇を飾ると、宝塚記念でも2着に逃げ粘った。その後は長期休養を余儀なくされたが、復帰戦に向けて意欲的な調教を消化。6月29日の1週前追い切りは栗東坂路で4ハロン50秒7の自己ベストをマークしており、態勢は整いそうだ。ダート戦は過去2戦して2桁着順に敗れているものの、管理する矢作芳人調教師は「以前に使った時は体調も伴っていなかったですからね」と振り返った。大型馬でパワータイプだけに、本格化した今なら対応可能だろう。

(寺下 厚司)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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