今週の注目レース

京王杯スプリングカップ(GⅡ)

東京競馬場 1400メートル(芝)別定 4歳以上オープン

出走馬情報

メイケイエール

牝4歳

調教師:武英智(栗東)

  • 父:ミッキーアイル
  • 母:シロインジャー
  • 母の父:ハービンジャー
ここに注目!

前々走・シルクロードSなど既に重賞4勝。今回は久々の1400メートルとなるが、この距離でも2020年ファンタジーSで2歳JRAレコード勝ちを飾っている。折り合い面に進境が見られる今なら、距離延長でも主役候補だ。

前走・高松宮記念は収穫ある一戦だった。前進気勢あふれる走りが身上だったが、中団をリズム良く追走。最後は勝ち馬の切れ味に屈して5着に敗れたものの、タイム差はわずかに0秒1だった。騎乗した池添謙一騎手は「返し馬でも落ち着いていました。馬のスピードに乗せて行けたし、折り合いも我慢できました。レースとしては進歩がありました」と納得の口ぶり。過去には制御が利かなくなる場面もあったが、陣営の努力で少しずつ改善されている。ファンタジーSやチューリップ賞での勝利など、ポテンシャルは本物。前走のような競馬ができれば1400メートル戦でも十分に期待できるだろう。馬名の由来は「冠名+応援」。

ギルデッドミラー

牝5歳

調教師:松永幹夫(栗東)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:タイタンクイーン
  • 母の父:Tiznow
ここに注目!

半兄ストロングタイタン(父Regal Ransom)が2018年鳴尾記念を勝利し、半兄ミラアイトーン(父Lonhro)もオープンクラスで活躍。本馬も2020年NHKマイルC3着など素質の高さは確かだ。待望の重賞初勝利に挑む。

前走・ダービー卿チャレンジT(5着)は中団からの競馬。直線でじわじわと加速したが、上位馬の伸びには及ばなかった。騎乗した石橋脩騎手は「力むところがあると聞いていましたが、すぐに落ち着いてくれました。今日は外が伸びる馬場が向きませんでした」と敗因を分析した。2020年3月の1勝クラス(阪神・芝1400メートル)以来勝利から遠ざかってはいるが、2020年アーリントンC、2021年京都牝馬Sはともに2着と好走。NHKマイルCでは2着馬レシステンシアから0秒1差の3着と、重賞で存在感を示している。良績ある東京コースと1400メートル戦で、重賞初勝利を目指す。馬名の由来は「金色の鏡。本馬の血統より連想」。

ラウダシオン

牡5歳

調教師:斉藤崇史(栗東)

  • 父:リアルインパクト
  • 母:アンティフォナ
  • 母の父:Songandaprayer
ここに注目!

2020年NHKマイルC、2021年京王杯スプリングC優勝など実績面は今回のメンバーでも屈指。好位から押し切れるスピードが最大の武器だ。舞台適性には何の不安もなく、ここは海外遠征後の状態面がポイントとなりそうだ。

昨年の京王杯スプリングCは好スタートから2番手へ。逃げ馬から離れた位置でリズム良く追走すると、残り200メートル付近で先頭に立ち、後続の追撃を抑え込んだ。騎乗したM.デムーロ騎手は「早めに抜け出すと物見をするので追い出しを少し待ちました。手応えが抜群で最後も余裕がありました」と完勝を喜んだ。近2戦は中東に遠征し、前々走の1351ターフスプリント(G3・サウジアラビア・芝1351メートル)ではヴィクトリアマイルに出走するソングライン(1着)から0秒6差の4着。今回と近い距離で世界の強豪を相手に奮闘した。実績十分の舞台で2年連続の優勝を狙う。馬名の由来は「グレゴリオ聖歌の続唱の一つ。母名より連想」。

スカイグルーヴ

牝5歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:エピファネイア
  • 母:アドマイヤセプター
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

半弟は3連勝で今年の若葉S(リステッド)を制したデシエルト(父ドレフォン)。本馬も1400メートルの前走・京都牝馬Sで勝ち馬と0秒1差の2着に好走しており、重賞タイトル奪取は目前だ。

1番人気に支持された前走・京都牝馬S(2着)は4番手を追走。勝ち馬ロータスランドとは位置取りの差が出たものの、メンバー中最速の上がり3ハロン33秒7(推定)をマークした。騎乗したC.ルメール騎手は「すごくいい競馬をしてくれました。勝ち馬の後ろのポジションを取れたし、いつも通りちょっとずつ伸びてくれました。距離もぴったりで、重賞レベルの馬です」と高く評価した。近走は距離を短くして成績が安定。特に1400メートル戦では3戦オール連対と崩れていない。前々走では3勝クラス・白秋S(東京・芝1400メートル)を快勝しており、今回の舞台設定に問題はない。馬名の由来は「空に響かせる。母母名、母母母名より連想」。

タイムトゥヘヴン

牡4歳

調教師:戸田博文(美浦)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:キストゥヘヴン
  • 母の父:アドマイヤベガ
ここに注目!

2006年桜花賞など重賞4勝を挙げたキストゥヘヴンを母に持つ良血馬だ。11番人気だった前走・ダービー卿チャレンジTを豪快に差し切り、ついにその素質が開花の予感。勢いのままに重賞連勝を目指す。

前走のダービー卿チャレンジTは、内枠(2枠3番)からスッとポジションを下げて脚をため、大外に持ち出した直線で一気に弾けた。記録した上がり3ハロンタイムはメンバー中最速の33秒7(推定)。2020年12月以来の2勝目がうれしい重賞Vとなった。騎乗した大野拓弥騎手は「外が伸びると思っていたので内から1回下げてと思っていました」と振り返った。1400メートル戦は初挑戦となるが、母キストゥヘヴンが2008年の本レースで2着に好走しているのは心強い点だろう。先週のNHKマイルC(ダノンスコーピオン)と、新潟大賞典(レッドガラン)を制したロードカナロア産駒の勢いにも注目だ。馬名の由来は「天国への時間。母名より連想」。

ワールドバローズ

牡4歳

調教師:石坂公一(栗東)

  • 父:ディスクリートキャット
  • 母:ポーシア
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

キャリア11戦目だった前走・東京新聞杯(7着)で初めて掲示板(5着以内)を外したが、その安定感は本物。馬場状態を問わない点も強みになる。デビュー2戦目以来の1400メートルに対応できれば面白い存在になる。

前走の東京新聞杯は、スタート後に窮屈になるシーンがあってポジションを下げ、直線もなかなかスペースが見つけられなかった。1度は伸びかけたものの、スムーズに加速した馬たちに差されて7着。騎乗した和田竜二騎手は「道中で押し込まれ、厳しい競馬になってしまいました」と肩を落とした。それでも、昨春のアーリントンC(5着)以来の重賞2戦目だったことを考慮すれば、悲観するような結果ではないだろう。重賞以外の9戦全て連対というポテンシャルと、1400メートル戦は2戦して2着2回の実績がある。約3か月半ぶりも久々は苦にしないタイプで、重賞の流れに慣れたここは前進がありそうだ。馬名の由来は「世界+冠名」。

ミッキーブリランテ

牡6歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープブリランテ
  • 母:エピックラヴ
  • 母の父:Dansili
ここに注目!

半弟は2020年ホープフルS1着、2021年マイルチャンピオンシップ3着のダノンザキッド(父ジャスタウェイ)。本馬は2021年阪急杯2着、昨年の京王杯スプリングC4着の実績があり、得意の1400メートルに戻る今回は反撃がありそうだ。

7枠13番スタートで8着だった前走のダービー卿チャレンジT。中団後方の外から徐々にポジションを押し上げて勝負に出たが、内めの枠からスムーズに運んだ上位勢の切れに屈した。騎乗した内田博幸騎手は「内枠が欲しかったですね。外枠でもこれだけ走れているけど、内からどんどん馬が出てきて難しい競馬になりました」と敗因を口にした。昨年の本レースは鋭く伸びて4着に健闘。前残りの展開を中団から迫り、勝ち馬ラウダシオンから0秒2差に頑張った。前々走の東風S(リステッド・中山・芝1600メートル)は、かなりの好メンバーが集ったなかで2着に好走。ここでも侮れない。馬名の由来は「冠名+父名の一部」。

シャインガーネット

牝5歳

調教師:栗田徹(美浦)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ベルベットローブ
  • 母の父:Gone West
ここに注目!

半兄アドマイヤサガス(父フジキセキ)は2010年デイリー杯2歳Sで2着に入り、古馬となってからはダートのオープンクラスでも活躍した。本馬は2020年ファルコンSを優勝しており、今回の距離への適性は十分。距離延長で変わり身を見せたい。

2020年NHKマイルC(6着)以来のGⅠ挑戦となった前走の高松宮記念。後方からしぶとく伸びた直線は見どころがあり、勝ち馬から0秒3差なら収穫十分の1戦だっただろう。騎乗した田辺裕信騎手は「インが残っていたし、取りたいところを取って行けました。さらにもう一つ内を通りたかったですね」とレースを振り返った。成績が振るわない時期もあったが、3走前のオーロC(リステッド・東京・芝1400メートル)で3着、前々走のシルクロードSは2着と、復活の兆しを見せている。オーロCでは舞台適性も示しており、走りに安定感が出た今なら6着だった昨年以上の走りを期待できそうだ。馬名の由来は「輝くガーネット」。

(高木 翔平)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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