今週の注目レース

フジテレビ賞スプリングステークス(GⅡ)

中山競馬場 1800メートル(芝)馬齢 牡・牝 3歳オープン

データ分析

歴史ある皐月賞のトライアルレース

70回の歴史を誇る皐月賞のトライアルレース。2週前に皐月賞と同舞台のトライアル・弥生賞ディープインパクト記念があり、最近は3月に前哨戦を使わず皐月賞へ直行する有力馬も増えたため、やや様相が変わりつつある。今年のレースの行方や如何に。過去10年のデータを参考に傾向を探ってみた。

前走5着以下は不振

過去10年の3着以内馬30頭は全て前走で4着以内に入っていた。前走で5着以下に敗れていた馬の中には、2013年2番人気5着のマンボネフュー(前走:共同通信杯5着)、2018年2番人気9着のルーカス(前走:ホープフルS6着)といった上位人気馬もいたが、いずれも4着以下に敗れている。前走で5着以下に敗れていた馬は大幅に割り引きたい。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
4着以内 10-10-10-71 9.9% 19.8% 29.7%
5着以下 0-0-0-32 0% 0% 0%

キャリアは5戦以下で

過去10年のスプリングSでは、キャリア6戦以上で連対したのは朝日杯フューチュリティS優勝の実績があった2013年の優勝馬ロゴタイプだけ。それ以外の連対馬は全てキャリア5戦以下だった。軸馬はキャリア5戦以下の馬から探したい。〔表2〕

〔表2〕通算出走回数別成績(過去10年)
通算出走回数 成績 勝率 連対率 3着内率
5戦以内 9-10-8-75 8.8% 18.6% 26.5%
6戦以上 1-0-2-28 3.2% 3.2% 9.7%

前走GⅠ組がいれば主力に

過去10年の前走別成績を調べると、好走率が高いのは前走でGⅠを使われていた馬。3着以内の回数が多いのは1勝クラス組で、1着の回数ではダントツだ。逆に、前走で新馬・未勝利戦を勝ち上がっていた馬の好走はかなりのレアケースで、唯一馬券に絡んだ2021年のボーデンも、単勝では1番人気の支持を得ていたが、結果は3着だった。前走が新馬・未勝利戦だった馬は厳しそうだ。〔表3〕

〔表3〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 2-3-1-6 16.7% 41.7% 50.0%
GⅡ・GⅢ 2-3-2-36 4.7% 11.6% 16.3%
オープン特別 0-0-3-8 0% 0% 27.3%
1勝クラス 6-4-3-39 11.5% 19.2% 25.0%
新馬・未勝利 0-0-1-11 0% 0% 8.3%
地方競馬のレース 0-0-0-3 0% 0% 0%
  • 注記:オープン特別にはリステッドを含む

3勝馬が意外と勝ち切れていない

JRAでの勝利数別に成績をまとめると、3勝馬は3着内率が63.6%と高いのだが優勝は1回だけと、上位人気に支持されることが多い割に意外と勝ち切れないところがある。3連複の軸には最適でも、連単系の1着固定で狙うにはやや不安がある。また、1勝馬は昨年3着以内を独占し、一昨年も優勝しているが、それ以前はかなり不振だった。ここ2年は好走が目立つものの、やや減点対象といえる。〔表4〕

〔表4〕JRAでの勝利数別成績(過去10年)
勝利数 成績 勝率 連対率 3着内率
3勝 1-3-3-4 9.1% 36.4% 63.6%
2勝 7-6-3-48 10.9% 20.3% 25.0%
1勝以下 2-1-4-51 3.4% 5.2% 12.1%

1番人気の3着内率が高いが

単勝人気別の成績では、1番人気の3着内率は90.0%と、数ある重賞の中でもかなり高いレベルの数値となっているのだが、勝率が20.0%とやや勝ち切れていない印象がある。2番人気は優勝がなく2着が1回だけとかなり不振。1番人気馬が敗れた際に優勝することが多いのは、3番人気から6番人気だ。〔表5〕

〔表5〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-5-2-1 20.0% 70.0% 90.0%
2番人気 0-1-2-7 0% 10.0% 30.0%
3番人気 3-2-0-5 30.0% 50.0% 50.0%
4番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
5番人気 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
6番人気 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
7番人気以下 1-1-3-68 1.4% 2.7% 6.8%
ウインファイブ対象レース
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前走2着以内で騎手が乗り替わった馬に注目

過去10年の優勝馬のうち、2012年のグランデッツァと2020年のガロアクリークを除いた8頭は、前走で2着以内に入っていた。また、2015年のキタサンブラックと2017年のウインブライトを除く8頭は騎手が乗り替わっており、そのうち6頭は外国人騎手が騎乗していた。ここまでに紹介した傾向も踏まえながら、勝ち馬探しに役立ててほしい。〔表6〕

(姫園 淀仁)

〔表6〕優勝馬の前走の着順、騎手、乗り替わりの有無(過去10年)
年度 優勝馬 前走の着順 騎手 乗り替わり
2012年 グランデッツァ 3着 M.デムーロ
2013年 ロゴタイプ 1着 C.デムーロ
2014年 ロサギガンティア 1着 M.デムーロ
2015年 キタサンブラック 1着 北村宏司
2016年 マウントロブソン 1着 A.シュタルケ
2017年 ウインブライト 1着 松岡正海
2018年 ステルヴィオ 2着 C.ルメール
2019年 エメラルファイト 1着 石川裕紀人
2020年 ガロアクリーク 4着 L.ヒューイットソン
2021年 ヴィクティファルス 2着 池添謙一

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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