今週の注目レース

3歳重賞馬連 きさらぎ賞(GⅢ)

中京競馬場 2000メートル(芝)別定 3歳オープン

出走馬情報

ダンテスヴュー

牡3歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:クロウキャニオン
  • 母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!

1月の日経新春杯を制した半兄ヨーホーレイク(父ディープインパクト)は、1年前の本レースで2着。血統的に年明けの中京競馬場は合う印象がある。本馬も前々走に当舞台で勝ち上がっており、舞台適性は魅力だ。

きょうだい12頭は全てJRAで勝利し、うち7頭が古馬オープンクラスまで出世している。本馬は、昨夏のメイクデビュー新潟(芝1800メートル)では惜しくも差し届かず2着。メンバー中最速の上がり3ハロン33秒1(推定)をマークし、非凡な素質を見せた。今回と同舞台だった2戦目の未勝利は好位から抜け出して快勝。重賞に挑戦した東京スポーツ杯2歳S(4着)ではハイレベルな相手に上位争いを演じた。今年初戦に向けて乗り込みは十分。1月19日、26日と、今回もコンビを組む川田将雅騎手を背に栗東CWコースでしっかり追われている。万全の状態で3歳始動戦を迎えられそうだ。

フォースクエア

牡3歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:エピファネイア
  • 母:テネイシャス
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

昨年度の年度代表馬エフフォーリアと同じエピファネイア産駒。昨年10月のデビュー戦は出遅れながら好位に取りつき、内から鋭く伸びて差し切った。センス光る勝ちっぷりから、重賞でも通用しそうだ。

昨年10月のメイクデビュー阪神(芝1800メートル、1着)は、負かした2、3着馬がその後に勝ち上がっており、レベルの高い一戦だった。その後は成長を促すために放牧へ。帰厩後は栗東坂路でしっかり追われ、3週連続で4ハロン52秒台の好時計をマーク。好仕上がりで3歳初戦を迎えられそうだ。管理する池江泰寿厩舎は、2012年ワールドエース、2014年トーセンスターダム、2016年サトノダイヤモンド、2019年ダノンチェイサーで本レース4勝の好相性。父エピファネイアと母の父キングカメハメハの配合は2020年の三冠牝馬デアリングタクトと同じで、伸びしろ十分の血統も魅力だ。

マテンロウレオ

牡3歳

調教師:昆貢(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:サラトガヴィーナス
  • 母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!

今回登録している前走ホープフルS組では最先着の6着。上がり3ハロンタイムはメンバー中3位の35秒6(推定)をマークし、3着馬に0秒1差まで迫った。初めての左回りを克服できれば、ここでもチャンスはあるだろう。

JRAで3勝を挙げた全兄インスピレーションは3歳春まで1800メートルや2000メートル戦を使われたが、徐々に短距離路線へシフトしていった。弟の本馬は気性的に距離が延びて良さそうなタイプ。デビュー2戦は2000メートル戦でしっかり伸びていた。キャリア1戦でGⅠに挑んだ前走のホープフルSでも、6着ながら強烈な末脚を発揮。管理する昆貢調教師も「先が見えたレースでした」と振り返っており、経験を積んでさらにパフォーマンスを上げてきそうだ。横山典弘騎手と昆厩舎は先月のシンザン記念をマテンロウオリオンで勝っており、ここも強力タッグに注目だ。

アスクワイルドモア

牡3歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:キズナ
  • 母:ラセレシオン
  • 母の父:ゼンノロブロイ
ここに注目!

札幌2歳S2着以来だった前走のホープフルSは伸び切れず10着に敗れたが、初勝利が3戦目だったように、もともと使いつつ調子を上げていくタイプ。約4か月の休み明けを使われ、前進必至だろう。

父は2013年のダービー馬キズナ、伯父に2010年の青葉賞勝ち馬ペルーサがおり、血統的にもクラシック戦線での活躍が期待できる。昨夏の函館で未勝利(芝1800メートル)を勝ち、続く札幌2歳Sは後方から力強い伸びを見せて2着に食い込んだ。前走のホープフルSは伸びを欠いて10着。騎乗した武豊騎手は「反応が悪かったです」と振り返った。そこから1か月余りでの参戦となるが、1月26日の1週前追い切りでは栗東CWコースで6ハロン79秒0の好時計をマークしており、使って上昇ムードが漂う。これまでの成績から時計がかかったほうがいいタイプで、開催最終週の馬場コンディションも歓迎だろう。

ストロングウィル

牡3歳

調教師:橋口慎介(栗東)

  • 父:シルバーステート
  • 母:カワイコチャン
  • 母の父:ゴールドヘイロー
ここに注目!

デビュー2戦ではともに単勝オッズ1倍台の断然人気を集めた期待馬。スタートが速く、スッと好位に取りつき、いいポジションをキープできる。左回りは初めてだが、器用な立ち回りから苦にすることはなさそうだ。

良血馬がそろったメイクデビュー阪神(芝1800メートル)は、直線で外から先頭に立つかと思われたところを、最内から伸びた勝ち馬にかわされて2着。抜け出して集中力を欠いたようだ。2000メートルに距離を延ばした前走の未勝利は、抜群の手応えのまま快勝。デビュー前から調教の動きは目立っていたが、1月26日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りでは、6ハロン79秒2と自己ベストを更新しており、さらにパワーアップした姿を見せられそうだ。父シルバーステートは現3歳世代が初年度産駒。ファンタジーSを勝利したウォーターナビレラに続く重賞制覇に挑む。

エアアネモイ

牡3歳

調教師:池添学(栗東)

  • 父:Point of Entry
  • 母:Nokaze
  • 母の父:Empire Maker
ここに注目!

アメリカの芝G1を5勝した父ポイントオブエントリーの産駒は、JRAでデビューした7頭全てが勝ち上がっている。本馬の全兄エアサージュは昨秋の菊花賞(8着)にも出走。兄に続くクラシック参戦を目指す。

昨年12月のメイクデビュー阪神(芝2000メートル)は、前半1000メートル通過タイム1分05秒9のスローペースで逃げ、後続に3馬身差の快勝だった。展開が向いた面もあるが、メンバー中最速タイの上がり3ハロン34秒8をマーク。センスの光るレース運びだった。騎乗したC.デムーロ騎手は「直線は馬場のいいところを通ってしっかり伸びました。いい素材ですね」と評価した。ポイントオブエントリー産駒は昨年、ロータスランドが関屋記念を制したのをはじめJRAの芝で14戦8勝の好成績。日本の馬場への適性を証明している。

セルケト

牝3歳

調教師:斉藤崇史(栗東)

  • 父:ディープブリランテ
  • 母:セルキス
  • 母の父:Monsun
ここに注目!

今回と同じ中京・芝2000メートルの未勝利では、2番手追走から逃げ馬をしっかりと捕らえてV。2分00秒8の勝ち時計も優秀だった。2015年ルージュバック以来、史上4頭目の牝馬による本レース制覇を狙う。

半兄ヴェロックス(父ジャスタウェイ)は、2019年の皐月賞2着、日本ダービー3着、菊花賞3着とクラシック三冠で活躍。その3つ下の本馬は兄とほぼ同じ480キログラム台の馬体重で走っており、牝馬ながら迫力のある馬体の持ち主だ。芝1600メートルの初戦は3着に敗れたが、距離を400メートル延ばした前走は2番手で流れに乗り、メンバー中2位となる上がり3ハロン34秒8(推定)の末脚で差し切った。キャリアの浅い3歳馬同士の一戦なら、同じコースを経験している点はアドバンテージになるはず。管理する斉藤崇史厩舎は、昨年のラーゴムに続く本レース連覇に挑む。

シェルビーズアイ

牡3歳

調教師:武英智(栗東)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:ポントマイコ
  • 母の父:ゼンノロブロイ
ここに注目!

ハービンジャー産駒は今年の中京・芝2000メートル戦で4勝と活躍(1月30日終了時点)。若駒S(リステッド)もリューベックが制している。本馬も昨年12月に同舞台のデビュー戦を勝ち上がっており、舞台適性は証明済みだ。

今回と同じ舞台で行われたメイクデビュー中京は、4番手から鋭く伸びてV。クビ差で負かした2着馬が次走で勝ち上がっており、6頭立ての少頭数でもレベルは低くなかった。キャリア1戦で挑んだ前走のホープフルSは、最内枠で動きづらい場面がありながら、最後まで懸命に伸びて8着。長く脚を使えるタイプだけに、スムーズならもう少し上位に食い込めていただろう。初コンビだった松田大作騎手は「レースセンスが良くて乗りやすい馬。これからもっと良くなりそうです」と、伸びしろに期待している。初戦と同じ舞台に戻るのは好材料。GⅢで持ち味を生かせれば、巻き返し可能だ。

(寺下 厚司)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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