今週の注目レース

フェアリーステークス(GⅢ)

中山競馬場 1600メートル(芝・外)別定 (牝) 3歳オープン

出走馬情報

スターズオンアース

牝3歳

調教師:高柳瑞樹(美浦)

  • 父:ドゥラメンテ
  • 母:サザンスターズ
  • 母の父:Smart Strike
ここに注目!

祖母スタセリタはフランスなどでG1を6勝した名牝で、叔母にはソウルスターリング(オークス、阪神ジュベナイルフィリーズ優勝)と、母系は優秀。本馬も将来性は相当で、1勝馬同士の牝馬重賞なら主役の座は譲れない。

メイクデビュー新潟(芝1800メートル)で、メンバー中最速となる上がり3ハロン32秒6(推定)の末脚で2着に追い上げて能力の片りんを示すと、続く未勝利(東京・芝1800メートル)では、4コーナー7番手から直線は豪快に突き抜け、最後は後続を2馬身差引き離して1分47秒3の好タイムで快勝した。1番人気に支持された前走の1勝クラス・赤松賞(東京・芝1600メートル)は、3番手追走からしぶとく脚を伸ばして3着。優勝馬がナミュール(阪神ジュベナイルフィリーズ4着)なら、レース内容は合格点と言えるだろう。初の右回り、中山コースに少し不安はあるが、今後に向けて収得賞金加算をしておきたいところだ。

ライラック

牝3歳

調教師:相沢郁(美浦)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ヴィーヴァブーケ
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

キャリア2戦目での重賞挑戦となった前走の京都2歳S(8着)は、関西遠征で10キログラム馬体が減り、本来のパフォーマンスを発揮できなかっただけに、度外視可能だろう。輸送の短い中山で巻き返しを期待したい。

メイクデビュー東京(芝1800メートル)は、好スタートを決め、スローペースを好位集団で折り合いに専念。ラスト1ハロンで満を持して抜け出すと、手綱を持ったままエピファニーの追い上げを振り切って勝利した。前走の京都2歳Sは中団の5番手を追走。直線で伸びを欠いて8着に敗れたが、4コーナーでジワッと押し上げて見せ場は作っており、牡馬相手だったことも踏まえれば、悲観する内容ではない。札幌2歳Sを制したブラックホール(父ゴールドシップ)の半妹で、デビュー戦の内容からも潜在能力は高い。レースセンスに優れており、条件替わりにもすんなり対応できそうだ。

エリカヴィータ

牝3歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:マルシアーノ
  • 母の父:フジキセキ
ここに注目!

母マルシアーノはキンシャサノキセキ(2010年JRA賞最優秀短距離馬)の全妹。父にキングカメハメハを配した本馬は、2020年セレクトセールにおいて1億8700万円(消費税込み)で取引された良血馬だ。先々まで目が離せない。

メイクデビュー東京(芝1600メートル)は、スローペースのなかでピタリと折り合って中団の8番手を追走。直線に入ってから馬群の外へ出すと、レースのラスト3ハロンが11秒6、11秒5、11秒4の加速ラップを、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒0(推定)の末脚で鮮やかに抜け出して1馬身1/2差で快勝した。騎乗したC.ルメール騎手は「すごく真面目な馬です。いいポジションが取れて、リラックスしながら走り、直線では2度加速してくれました」と能力の高さに太鼓判を押しており、将来性は十分。レースセンスの良さからコース替わりは問題なく、重賞でどこまで通用するのか、注目の一戦だ。

スクルトゥーラ

牝3歳

調教師:鹿戸雄一(美浦)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:カービングパス
  • 母の父:ハービンジャー
ここに注目!

曽祖母ハッピートレイルズにさかのぼる母系からは、シンコウラブリイを筆頭に数々の活躍馬が誕生。母カービングパスは2015年の本レースで1番人気に応えられなかったが、本馬は飛躍の足掛かりにしたい。

メイクデビュー東京(芝1400メートル)は、外枠からスタートを決め、好位集団を追走。スローペースで逃げ・先行馬も残る展開だったが、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒3(推定)の末脚で鮮やかに差し切って快勝した。騎乗したC.ルメール騎手は「スタートが良くて、いいポジションにつけられましたし、直線に向いてからのフットワークも良かったです。マイル戦になっても良さそうですよ」と称賛を送っている。デビュー時の馬体重が424キログラムと、やや細身で成長の余地は残しているが、仕上がりが早く、休み明けも苦にしないだろう。操縦性が高く、条件替わりも問題なさそうだ。

スプリットザシー

牝3歳

調教師:西村真幸(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ランドオーバーシー
  • 母の父:Bellamy Road
ここに注目!

母ランドオーバーシーはアメリカの重賞勝ち馬で、ケンタッキーオークス(G1・アメリカ)では2着に好走。父にディープインパクトを配した血統背景は一級品だ。本馬は馬体重390キログラム台と小柄で、長距離輸送のある今回は当日の気配が鍵になりそうだ。

メイクデビュー阪神(芝1600メートル)は、脚をためて中団の7番手を追走。4コーナーで外に切り替えて進路を確保すると、ラスト100メートルで一気に先頭を捕らえ、最後は突き離して1分34秒7の好タイムで優勝した。前走の朝日杯フューチュリティSは直線で伸びを欠いて10着に敗れたが、牡馬相手だったことを踏まえれば悲観する内容ではない。390キログラム台と小柄だが、均整の取れた馬体で、柔軟性に富んだフットワークからもポテンシャルは高い。父ディープインパクト譲りの瞬発力を受け継いでおり、強敵にもまれた前走の経験を糧に今年の飛躍を期待したい。

エバーシャドネー

牝3歳

調教師:藤岡健一(栗東)

  • 父:ルーラーシップ
  • 母:エバーシャルマン
  • 母の父:ハーツクライ
ここに注目!

祖母ラシャルマンテはアルゼンチンの重賞ウイナーで、母エバーシャルマンは現役時代に2勝を挙げ、フローラSで5着に入った活躍馬。本馬は筋の通った母系の出身で、重賞でもポテンシャルは引けを取らない。

メイクデビュー阪神(芝1600メートル)は、スタートを決めて好位集団を追走。抜群の手応えで直線を向くと、馬場の中ほどから鋭い末脚を発揮して先頭を捕らえて快勝した。騎乗した藤岡佑介騎手は「返し馬からリズム良く走れました。2着馬も力があるので抵抗されて手こずりましたが、いいパフォーマンスを見せてくれました」と高く評価。2着に退けたマテンロウオリオンがその後に格上挑戦で1勝クラスを勝ったように、レースレベルも上質だった。レース後の回復が早く、実戦を1度使った上積みは十分。初の関東遠征は鍵になるが、有力候補の1頭に挙げられる。

ビジュノワール

牝3歳

調教師:中舘英二(美浦)

  • 父:キタサンブラック
  • 母:クーデグレイス
  • 母の父:ホワイトマズル
ここに注目!

断然の1番人気に応えてメイクデビュー中山(芝1600メートル)を快勝。2年連続でJRA賞年度代表馬に輝いた父キタサンブラックは、現3歳世代が初年度産駒。すでに重賞ウイナー(イクイノックス)を送り出しており、本馬の走りにも注目が集まる。

メイクデビュー中山はスタート、二の脚ともに速く、スッと2番手を追走。速めの流れだったが、抑え切れない手応えで早めに先頭へ立つと、直線は後続を寄せつけずに1分35秒4のタイムで初陣を飾った。騎乗したC.ルメール騎手は「スピードを発揮して2番手で運びましたが、落ち着いて走れていましたし、乗りやすかったです。ラストの場面でもしっかりと脚を使って、まだ余力を残していました」と高評価を与えている。母クーデグレイスは秋華賞4着、ローズS3着の活躍馬で、重賞のメンバーに入っても素質は互角以上だ。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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