今週の注目レース

日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

中京競馬場 1600メートル(芝)別定 3歳オープン

出走馬情報

ラスール

牝3歳

調教師:藤沢和雄(美浦)

  • 父:キタサンブラック
  • 母:サマーハ
  • 母の父:Singspiel
ここに注目!

半兄シャケトラ(父マンハッタンカフェ)は、日経賞など重賞3勝をマークした活躍馬。伯父MamoolはドイツのG1を2勝しており、母系が備える底力は相当なものがある。本馬も重賞で期待が持てるだけの器と言えるだろう。

良血馬ということもあって、単勝オッズ2.1倍の1番人気に支持されたメイクデビュー東京(芝1600メートル)。その勝ちっぷりは、ファンの期待にたがわぬものだった。やや出負け気味のスタートも、鞍上がうながすと、すぐに二の脚がついて好位を確保。直線入り口からスパートを開始し、前が開いてからはグングンと加速した。残り100メートル手前で先頭に立つと、きれいなストライドで後続を離し、2着に3馬身1/2差をつけて完勝。今回は舞台が替わるが、初戦と同じ左回りの芝1600メートル戦なら、重賞でも同様のパフォーマンスが期待できそうだ。

ビーアストニッシド

牡3歳

調教師:飯田雄三(栗東)

  • 父:アメリカンペイトリオット
  • 母:マオリオ
  • 母の父:ネオユニヴァース
ここに注目!

先行力があり、キャリアの浅い馬同士の1戦ならポジション取りに苦労しない点は大きなアドバンテージとなりそうだ。中京・芝1600メートルはデビュー戦(3着)で経験済み。持っている能力をしっかり出せるだろう。

父アメリカンペイトリオットは現役時代にアメリカの芝マイルG1勝ち。母系の出身にはダート重賞10勝のブルーコンコルドがいるが、本馬のここまでの活躍を見ると父の影響が大きいのだろう。前走の京都2歳Sは、好スタートからハナを奪うと、自らレースのペースを作った。直線もゴール直前まで粘りを見せて2着を確保。未勝利(阪神・芝1600メートル)勝ち直後だったが、重賞でも通用するだけの能力をいきなり示した。今回は、メイクデビュー中京(3着)、前々走の未勝利で経験したマイル戦。父の血統を考えれば、距離短縮もプラスに働きそうだ。

レッドベルアーム

牡3歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:レッドファンタジア
  • 母の父:Unbridled's Song
ここに注目!

半姉レッドベルディエスはオープンクラスまで出世。半兄のレッドベルジュールとレッドベルオーブ(いずれも父ディープインパクト)はデイリー杯2歳Sを制した。母はきっちりと能力の高さを産駒に伝えており、本馬も素質は重賞クラスだろう。

初陣を白星で飾ったメイクデビュー阪神(芝1800メートル)では、1番人気の支持にこたえる見事な走りを見せた。2着アランヴェリテ、5着キラーアビリティなど複数の馬がその後に勝ち上がっており、メンバーレベルも高かった。前走の東京スポーツ杯2歳Sは5着に敗れたものの、道中で多少行きたがるそぶりを見せており、決してスムーズではないレースぶりだった。今回は200メートルの距離短縮となるので、そのぶん道中の追走も力むことなくできそうだ。12月23日には栗東CWコースで岩田望来騎手を背にラスト1ハロン11秒4をマーク。順調な調整ぶりも目につく。

ソリタリオ

牡3歳

調教師:西村真幸(栗東)

  • 父:モーリス
  • 母:サブトゥエンティ
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

近親には昨年の有馬記念で引退したGⅠ4勝馬クロノジェネシスがいる。祖母ライラプスは3歳2月にクイーンCを勝っており、能力の高さ、仕上がりの早さともに兼ね備えた母系と言えるだろう。

初勝利となった前々走の未勝利(新潟・芝1600メートル)は、前半から積極的なレース運びで2、3番手につけると、ラスト200メートル手前で先頭に立ち、2着に2馬身1/2差をつける危なげない勝利だった。前走の1勝クラス・こうやまき賞(中京・芝1600メートル)でも、レースセンスを感じさせる運びで2勝目をゲット。中団からスッと動いて早めに抜け出し、メンバー中3位の推定上がり3ハロンタイムをマーク。レース運びに安定感があり、初めての重賞挑戦となる今回もしっかりと能力を出し切れそうだ。展開に左右されない面も武器となるだろう。

カワキタレブリー

牡3歳

調教師:杉山佳明(栗東)

  • 父:ドレフォン
  • 母:カフジビーナス
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

昨夏の北海道でデビューし、ここまでキャリア5戦を経験。そのすべてで5着以内を確保しており、安定感が光る。重賞実績もしっかりと積んでおり、初タイトル奪取は目の前と言えるだろう。

デビュー以来全てのレースでメンバー中3位以内の推定上がり3ハロンタイムをマークしており、末脚が生きる流れであればきっちりと上位争いを繰り広げている。前走のデイリー杯2歳Sでも、メンバー中2位タイの上がり3ハロン33秒5(推定)を記録して3着に好走。勝ち馬セリフォスは次走の朝日杯フューチュリティSでも2着に入っており、相手関係を比較すれば、GⅢなら上位の存在と言える。また、初めてのマイル戦を克服した点も大きかった。引き続き1600メートル戦なら、再び直線で差し脚を伸ばしてくるだろう。直線距離が十分にある中京コースも合いそうだ。

マテンロウオリオン

牡3歳

調教師:昆貢(栗東)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:パルテノン
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

母は現役時代に未勝利だったが、祖母がオークス馬のレディパステル。本馬は初めての重賞挑戦となるが、血統的な素質は決して見劣りしないだろう。末脚を生かせるぶん、距離延長も歓迎材料となりそうだ。

未勝利の身ながら挑んだ前走の1勝クラス・万両賞(阪神・芝1400メートル)は、道中で最後方を追走しながら、直線だけで各馬をかわし去り、鮮やかな差し切り勝ち。マークした上がり3ハロン33秒4(推定)のタイムはメンバー中最速で、2021年の阪神・芝1400メートルで行われた全てのレースにおいても最速というインパクトのある初勝利だった。詰まった間隔での重賞挑戦と今回の条件は簡単ではないが、前走で見せたパフォーマンスを再び発揮できれば通用してもいいだろう。メイクデビュー阪神(2着)で芝1600メートルも経験しており、距離延長も問題なさそうだ。

ウナギノボリ

牡3歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:ドレフォン
  • 母:ノンキ
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

中京・芝コースでは、これまで2戦を経験し1勝、2着1回と好相性を誇っている。これまで2度重賞に挑戦し、壁に跳ね返されているが、このコースなら変わり身があってもいいだろう。適性の高さを見せる。

半兄ビックリシタナモー(父タートルボウル)は5勝を挙げてオープンクラスまで出世。兄はダートで活躍したが、本馬は父がドレフォンに変わった。ドレフォンは現役時代にアメリカのダートG1を3勝したが、産駒はジオグリフが札幌2歳Sを制するなど芝でも活躍を見せている。本馬は、前走の1勝クラス・こうやまき賞(中京・芝1600メートル)ではスタートで出遅れながらも、メンバー中最速の上がり3ハロン34秒6(推定)をマークして2着まで追い上げた。キャリア4戦のうち2戦でメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムを記録しており、末脚の破壊力が武器と言えるだろう。

デルマグレムリン

牡3歳

調教師:五十嵐忠男(栗東)

  • 父:ディーマジェスティ
  • 母:レディクローリス
  • 母の父:フォーティナイナー
ここに注目!

祖母シンコウラブリイは現役時代にマイルチャンピオンシップをはじめ重賞6勝を挙げた。近親にはロードマイウェイやムイトオブリガードなどの重賞勝ち馬がおり、優秀な母系を築いている。本馬も重賞でも通用するだけの素質の持ち主だ。

メイクデビュー阪神(芝1600メートル)は6着だったが、勝ち馬とは0秒4差。メンバー中3位タイの上がり3ハロン34秒9(以下推定)をマークしており、十分に力を示した内容だったと言えるだろう。前走の未勝利(阪神・芝1600メートル)では13番人気と評価こそ低かったが、メンバー中最速の上がり3ハロン35秒2を記録して直線で豪快な末脚を披露。きっちりと初勝利をつかんだ。管理する五十嵐忠男調教師は「こっちが思うよりも調教やレースで動いてくれる。跳びが大きく、全身を使って走るので、終いはいい脚を使ってくれますね」と語り、重賞初挑戦の今回も期待を寄せている。

(山口 大輝)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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