今週の注目レース

スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

中京競馬場 1600メートル(芝)ハンデ 4歳以上オープン

出走馬情報

エアロロノア

牡5歳

調教師:笹田和秀(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:エアワンピース
  • 母の父:ロックオブジブラルタル
ここに注目!

実戦を使いながら良化するタイプ。前走時の馬体重はキャリア最高の506キログラムで、競馬を使いながらの体重増は、疲労の蓄積がないことの証明と言えるだろう。中京でも勝ち鞍があり、コース替わりも気にならない。

祖母に2005年の秋華賞を勝ったエアメサイア。重賞勝ち馬のエアスピネル、エアウィンザーは叔父にあたる。この血統は基本的に晩成タイプで、4歳の暮れにオープンクラスでの初勝利をあげたエアロロノアも、時間の経過とともに力をつけてきた馬。最大の魅力は直線で見せる瞬発力だが、それも年齢とともに切れを増している印象だ。前走のリゲルS(リステッド。阪神・芝1600メートル、1着)でマークした上がり3ハロンタイムは、出走馬中最速タイの32秒6(推定)。この決め手を発揮できれば、エアスピネルも果たした京都金杯制覇が期待できそうだ。

ザダル

牡6歳

調教師:大竹正博(美浦)

  • 父:トーセンラー
  • 母:シーザシー
  • 母の父:Lemon Drop Kid
ここに注目!

前走は外を回った馬が上位を独占したレース。追い出しを待ったロスも含め、内枠に泣いた印象だった。左回りコースに対する適性は高く、開幕週の馬場コンディションも歓迎だろう。

明け6歳とベテランの域に入る年齢になったが、そのキャリアは12戦で、成長しきったと思えない雰囲気がある。また、それなりのレース間隔を必要とし、遠征競馬に不安を残す面もあった。今回のポイントもその部分だろう。前々走の新潟記念は、57.5キログラムのトップハンデと最終週の時計のかかる馬場コンディションがこたえて13着と大敗したが、昨年のエプソムCで重賞制覇を果たし、デビュー戦以来のマイル戦に挑んだ前走の富士Sは7着でも内容は悪くなかった。ここで巻き返す可能性は小さくないはずだ。

カイザーミノル

牡6歳

調教師:北出成人(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:ストライクルート
  • 母の父:Smart Strike
ここに注目!

中京での勝ち星がなく、このコースとの相性は良くない可能性もあるが、過去3戦は全て本格化前の条件クラスでのもの。同じ左回りの東京、新潟では好走実績があり、左回りへの苦手意識はない。

オープンクラス入りを果たした昨年は、8月に朱鷺S(リステッド。新潟・芝1400メートル)を1番人気で勝利したが、重賞タイトルには手が届かなかった。しかしながら、力が足りないわけではなく、春の読売マイラーズCと京王杯スプリングCで2度の3着がある。相手が強かっただけでなく、適性距離よりも長かった印象がある前走の天皇賞・秋(14着)を除けば、そのタイム差はいずれも勝ち馬から0秒3差以内と、きわどいレースを続けている。年明け初日の1戦で初の重賞タイトル獲得なるか、注目したい。

シュリ

牡6歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:エーゲリア
  • 母の父:Giant's Causeway
ここに注目!

前走のエプソムC(14着)はキャリア初の大敗。スタートでつまずいたことも響いただろうが、道中で力むような面もあった。得意とするマイル戦で、スムーズな競馬ができるかどうかがポイントになりそうだ。

明けて6歳のハーツクライ産駒だが、キャリアはまだ11戦で、1シーズンの出走は2走までがこれまでのパターンだった。そのような状況でもキャリアの半数以上にあたる6勝をマークするなど、資質の高さは疑いようがなく、また休み明けがハードルになることもない。2020年のリゲルS(阪神・芝1600メートル)は3か月弱の休養明け、昨年の谷川岳S(ともにリステッド。新潟・芝1600メートル)も約4か月ぶりでの勝利だった。むしろ、フレッシュな休み明けのほうが結果を出せるタイプなのかもしれない。1番人気で5着に敗れた昨年の本レースは直線で伸び切れなかったが、ハンデGⅢなら主役が務まる一頭だ。

トーラスジェミニ

牡6歳

調教師:小桧山悟(美浦)

  • 父:キングズベスト
  • 母:エリモエトワール
  • 母の父:マンハッタンカフェ
ここに注目!

2021年秋は中距離路線を選択したが、強敵相手の安田記念でも好走しており、マイルの距離に対する適性は高い。58キログラムで勝ち切った実績があるように、斤量を苦にしないことも強調材料になる。

昨年の七夕賞で重賞初制覇を達成。オープンクラスでの勝利も4つ目となったことで、それ以降はワンランク上のメンバーが相手のレースに出走している。前々走の札幌記念では勝ったソダシから1秒3差の10着。前走の毎日王冠では勝ったシュネルマイスターから1秒1差の11着と結果を出すことはできなかったが、どちらも積極的にレースを運んだことで、後続の目標となった印象だ。前述した七夕賞、5着に健闘した安田記念のようなリズム重視の競馬ができれば、巻き返しても不思議はない。

ステルヴィオ

牡7歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:ラルケット
  • 母の父:ファルブラヴ
ここに注目!

3歳でGⅠを勝ったため、常に重い斤量を背負って走ってきた。他馬とのハンデ差を考える必要はあるものの、この馬自身は斤量を苦にするタイプではない。初めての中京マイル戦も合いそうだ。

2018年のマイルチャンピオンシップを制したGⅠ馬だが、その1戦を最後に3年以上も勝利がなく、昨年は3着以内に入ることもかなわなかった。しかしながら、約7か月半という短くない休養期間を設け、ノドの手術をしたこともあって、昨年の出走数は「3」。順調に出走することができれば、巻き返しは可能なはずだ。前走のスワンSは、勝ったダノンファンタジーから0秒3差の5着。外枠スタートで距離ロスが響いたレースの内容を考慮すれば、悲観するような結果ではないだろう。手術明け3戦目で、さらなる前進を期待したい。

(松浪 大樹)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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