今週の注目レース

日刊スポーツ賞中山金杯(GⅢ)

中山競馬場 2000メートル(芝)ハンデ 4歳以上オープン

データ分析

人気薄の台頭も想定しておきたい2022年最初のJRA重賞

2021年の中山金杯は、単勝オッズ3.1倍(1番人気)のヒシイグアスが優勝を果たした一方で、3着には単勝オッズ30.7倍(11番人気)のウインイクシードが食い込んだ。2015年から2018年に4年連続で3連単の配当が2万円を下回るなど、堅めの決着となった年も少なくないが、ハンデキャップ競走だけに伏兵の台頭も想定しておくべきだろう。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

7枠、8枠に入った馬は不振

過去10年の3着以内馬延べ30頭中28頭は、枠番が1枠から6枠だった。一方、7枠と8枠の馬は3着内率4.5%と苦戦している。外寄りの枠に入った馬は評価を下げた方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕枠番別成績(過去10年)
枠番 着度数 勝率 連対率 3着内率
1〜6枠 10-9-9-86 8.8% 16.7% 24.6%
7、8枠 0-1-1-42 0% 2.3% 4.5%

キャリア23戦以下の馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中25頭は、通算出走数が23戦以下だった。一方、24戦以上の馬は3着内率6.7%と苦戦している。キャリアが比較的浅い馬を重視したい。〔表2〕

〔表2〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 着度数 勝率 連対率 3着内率
23戦以下 8-9-8-58 9.6% 20.5% 30.1%
24戦以上 2-1-2-70 2.7% 4.0% 6.7%

なお、通算出走数が24戦以上で3着以内に入った5頭のうち4頭は、“前年以降に出走頭数が16頭以上だったJRAの重賞”において3着以内に入った経験のある馬だった。キャリアが豊富な馬を比較する際は、2021年に16頭以上出走した重賞で好走していた馬を高く評価すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕通算出走数が「24戦以上」だった馬の、“前年以降に出走頭数が16頭以上だったJRAの重賞”において3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 2-0-2-14 11.1% 11.1% 22.2%
なし 0-1-0-56 0% 1.8% 1.8%

前走好走馬に注目

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、前走の着順が5着以内だった。一方、6着以下だった馬は3着内率6.7%と苦戦している。前走好走馬が強いレースといえそうだ。〔表4〕

〔表4〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
5着以内 8-8-8-45 11.6% 23.2% 34.8%
6着以下 2-2-2-83 2.2% 4.5% 6.7%

なお、前走の着順が6着以下だった馬のうち、“JRAの2200メートル未満のGⅠ・GⅡ”において1着となった経験がなかった馬は3着内率3.8%とより苦戦しているうえ、2014年以降の過去8年に限ると〔0・0・1・64〕(3着内率1.5%)で、連対できていない。前走6着以下、かつ2200メートル未満のGⅠ・GⅡを勝ったことがない馬は、過信禁物とみておきたい。〔表5〕

〔表5〕前走の着順が「6着以下」だった馬の、“JRAの2200メートル未満のGⅠ・GⅡ”において1着となった経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 2-1-0-8 18.2% 27.3% 27.3%
なし 0-1-2-75 0% 1.3% 3.8%

近年は前走の4コーナーの通過順も重要なポイント

過去4年の3着以内馬延べ12頭は、いずれも前走の4コーナーの通過順が6番手以内だった。2017年以前は前走の4コーナーを7番手以下で通過していた馬の好走例も少なくなかったが、近年の傾向を重くみるならば、前走の4コーナーの通過順はチェックしておくべきだろう。〔表6〕

〔表6〕前走の4コーナーの通過順別成績(過去4年)
前走の4コーナーの通過順 着度数 勝率 連対率 3着内率
6番手以内 4-4-4-26 10.5% 21.1% 31.6%
7番手以下 0-0-0-29 0% 0% 0%
ウインファイブ対象レース
勝ち馬を探せ! FOR THE WIN

前走から中3週以内で臨んだ馬は勝てていない

過去4年の優勝馬4頭は、いずれも前走との間隔が中4週以上だった。中3週以下の間隔で臨む馬は割り引きが必要だ。また、この4頭は枠番が7、8枠でなかった点、通算出走数が17戦以下だった点、前走の4コーナーの通過順が5番手以内だった点も共通している。〔表1〕〔表2〕〔表6〕で挙げた傾向も重視したい。〔表7〕

(伊吹 雅也)

〔表7〕優勝馬の、前走との間隔、枠番、通算出走数、前走の4コーナーの通過順(過去4年)
年次 優勝馬 前走との間隔 枠番 通算出走数 前走の4コーナーの通過順
2018年 セダブリランテス 中8週 3枠 4戦 4番手
2019年 ウインブライト 中6週 6枠 15戦 5番手
2020年 トリオンフ 中4週 4枠 17戦 1番手
2021年 ヒシイグアス 中4週 5枠 9戦 5番手

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: