今週の注目レース

日刊スポーツ賞中山金杯(GⅢ)

中山競馬場 2000メートル(芝)ハンデ 4歳以上オープン

出走馬情報

ヒートオンビート

牡5歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:マルセリーナ
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

オープンクラス入りを果たした2021年は、目黒記念2着、チャレンジC2着と重賞戦線でも存在感を示した。母は2011年桜花賞馬のマルセリーナ。5歳を迎える良血馬が、2022年最初の重賞タイトルを狙う。

前走・チャレンジCは5、6番手を追走。阪神内回りコースを器用に立ち回り、直線でしぶとく脚を伸ばした。突き抜けたソーヴァリアントは強かったが、GⅠ馬ペルシアンナイト(3着)などに先着の2着と、地力強化をアピール。騎乗した川田将雅騎手は「いい走りができましたね。勝った馬が強かったですけど、この馬も心身面の成長が伴ってくれば、より良い走りができるようになると思います」と振り返った。昨年の目黒記念(2着)で本馬に0秒3差をつけたウインキートスが、その後に好メンバーのオールカマーでも2着に好走。本馬もいつ重賞初勝利を飾っても不思議はない。馬名の意味は「リズムに乗って」。

ヴィクティファルス

牡4歳

調教師:池添学(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:ヴィルジニア
  • 母の父:Galileo
ここに注目!

2020年メイクデビュー阪神(芝1800メートル)を勝利し、2021年共同通信杯2着、スプリングS1着と早くから頭角を現した素質馬。クラシックでは結果を残せなかったが、強力現4歳世代の1頭として他世代撃破を目指す。

セントライト記念5着から挑んだ菊花賞。中団で脚をためて直線勝負に出たが、好走時に見せる切れ味は鳴りを潜めたまま。上位争いに加わることはできず10着に敗れた。重賞2戦を含むデビュー3戦3連対が全て1800メートル戦。アサマノイタズラなどを下した重馬場のスプリングS(1着)ではタフな中山コースもクリアしており、今回の条件はフィットしそうだ。叔父には高い素質を備え、種牡馬としても成功しているシルバーステートがおり、母系の秘めるポテンシャルにも期待したい。馬名の意味は「ガリレオ衛星に付けられた名前。母父名より連想」。

トーセンスーリヤ

牡7歳

調教師:小野次郎(美浦)

  • 父:ローエングリン
  • 母:トーセンガラシャ
  • 母の父:デュランダル
ここに注目!

2021年夏は函館記念1着、新潟記念2着とGⅢで能力を証明。果敢に挑戦した前走の天皇賞(秋)は15着と大敗したが、ここなら見直しが必要だ。中山コースに対応する器用さも持ち合わせている。

強敵が集った前走の天皇賞(秋)。豪華メンバーにも臆することなく、果敢に好位で勝負に出た。さすがに最後は苦しくなった(15着)が、騎乗した横山和生騎手は「具合はすごく良かったです。しっかり頑張ってくれて、いい競馬でした」と相棒のファイトを称えた。昨年夏は函館記念を制すると、新潟記念(2着)では脚質の幅を増やすために差す競馬に挑戦。サマー2000シリーズの王者にも輝いた。前走の東京コースは経験が少なかったが、中山は2020年の3勝クラス・美浦S(芝1800メートル)でオープンクラス入りを決めた舞台で、適性は高そうだ。馬名の意味は「冠名+インド神話の太陽神」。

シャムロックヒル

牝5歳

調教師:佐々木晶三(栗東)

  • 父:キズナ
  • 母:ララア
  • 母の父:Tapit
ここに注目!

共に父オルフェーヴルの半姉サラスが2019年マーメイドSを勝利し、セラピアがオープンクラス入りを果たした骨っぽい母系。本馬も2021年マーメイドSで逃げ切り勝ちを決めた。前走のエリザベス女王杯(15着)からの反撃がありそうだ。

GⅠ初挑戦だった前走のエリザベス女王杯は、先行勢には苦しい展開に。前半1000メートル通過タイム59秒0と速いラップの逃げになり、上位5頭は4コーナー7番手以下の馬が独占。先行勢は着外に敗れた。騎乗した団野大成騎手は「まだ成長過程で相手も強かったけど、自分の競馬ができて収穫はありました」と振り返った。対照的に、3走前のマーメイドS(1着)は最内枠から絶妙なペースでの逃げ。50キログラムのハンデも生かし、見事に勝利を飾った。展開、枠順などで大きく結果が変わる逃げ馬だけに、ここでも軽視はできない。馬名の意味は「クローバーの丘(母名はアイルランドの村でクローバーは国花)」。

ウインイクシード

牡8歳

調教師:鈴木伸尋(美浦)

  • 父:マンハッタンカフェ
  • 母:イクスキューズ
  • 母の父:ボストンハーバー
ここに注目!

半妹が2021年目黒記念Vのウインキートス(父ゴールドシップ)という良血馬。本馬は中山金杯で2020年2着、2021年3着と好相性を誇る。好位で器用に立ち回れるレースセンスが、この舞台で最大限に生きるようだ。明け8歳となるベテランの味に期待したい。

中山金杯でこの馬を無視することはできない。2020年に6番人気で2着、2021年が11番人気で3着に好走した。昨年は好位2番手から正攻法の競馬。次戦で中山記念を優勝し、年末の香港C(G1・香港)でも2着に入った優勝馬ヒシイグアスから0秒3差なら価値は高かった。騎乗した戸崎圭太騎手は「すごく乗りやすい馬ですね。昨年の2着馬で走り頃だと思っていました。終始いい感じで最後までよく頑張ってくれました」と話していた。過去2年とも前走オープンクラス敗戦からの本レース参戦だっただけに、今年も前走の敗戦はあまり気にする必要がないだろう。馬名の意味は「冠名+限界を超える」。

スカーフェイス

牡6歳

調教師:橋田満(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:スプリングサンダー
  • 母の父:クロフネ
ここに注目!

母スプリングサンダーは2012年阪急杯、CBC賞で2着と重賞で連対を果たした実力馬。本馬も、前走のチャレンジCで5着に入り、重賞通用のめどを立てたと言えるだろう。長期休養もあり出走数は多くなく、明け6歳でもフレッシュだ。

前走・チャレンジC(5着)は見どころのある内容。後方でじっと脚をため、出走メンバー中最速タイの上がり3ハロン33秒9(推定)の末脚で追い上げた。勝ち馬ソーヴァリアントは一枚上の力を示したが、ここで再戦する2着ヒートオンビートには0秒2差。騎乗した団野大成騎手も「力をつけていますね。終いもしっかり反応してくれました」と成長を実感していた。中山は初参戦となるが、全4勝を右回りで挙げており(京都1勝、阪神3勝)、隠れたコース適性に期待したい。今年最初のハンデ重賞。各馬が色気を持って乱ペースになれば、後方から武器の末脚で迫ってきそうな雰囲気だ。馬名の意味は「顔に傷のある」。

(高木 翔平)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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