今週の注目レース

JRAスーパープレミアム 秋の2歳単勝馬連 ホープフルステークス(GⅠ)

中山競馬場 2000メートル(芝)馬齢 牡・牝 2歳オープン

出走馬情報

コマンドライン

牡2歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:コンドコマンド
  • 母の父:Tiz Wonderful
ここに注目!

母はアメリカのG1ウイナーで、父にリーディングサイヤーのディープインパクトを配した良血馬。評判に違わぬ走りで無傷の2連勝を飾り、前走のサウジアラビアロイヤルCでは重賞タイトルを獲得した。来年のクラシックに向け、負けられない一戦だ。

断然の1番人気に支持されたメイクデビュー東京(芝1600メートル)は、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒3(推定)の末脚で豪快に突き抜け、3馬身差で快勝した。夏場を休養に充て、約4か月の休み明けとなった前走のサウジアラビアロイヤルCは、スローペースと見るや3コーナー手前でスッと動いて2番手を追走。直線で先頭に躍り出ると、後続を最後まで寄せつけずに勝利した。全兄アルジャンナ(重賞2着3回)をしのぐ器で、将来性は相当。500キログラムを超える大型馬で、フットワークも大きく、中山へのコース替わりは鍵になるが、距離延長は好材料だろう。皐月賞と同じ舞台で、どのようなパフォーマンスを発揮できるのか、来春のクラシックを占う意味でも重要な一戦になりそうだ。

キラーアビリティ

牡2歳

調教師:斉藤崇史(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:キラーグレイシス
  • 母の父:Congaree
ここに注目!

デビュー2戦目の未勝利(小倉・芝2000メートル)で勝ち上がり。1分59秒5のタイムは2歳コースレコードで、ラスト1ハロン10秒8は出色の数字だった。これまでのレースぶりから折り合いは鍵になるが、父譲りの瞬発力は非凡で、主役候補の1頭に挙げられる。

メイクデビュー阪神(芝1800メートル)は初めての実戦で能力を発揮できず5着に敗れたが、続く未勝利では、スッと控えて後方で折り合い直線で先頭に躍り出ると、後続を離す一方の独走で7馬身差の圧勝劇を演じた。断然の1番人気に推された前走の萩S(リステッド。阪神・芝1800メートル)は、なだめながら4番手を追走。ペースの緩んだ3コーナー付近からジワッと動き出し、直線はダノンスコーピオンとの激しい追い比べ。ゴール寸前でわずかに競り負けて2着に敗れたが、3着以下を5馬身離しており、“負けてなお強し”を印象づけている。精神面の幼さがあって、初めての中山コースに少し不安は残すが、折り合い面を踏まえれば、GⅠの厳しい流れは好都合だろう。

サトノヘリオス

牡2歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:エピファネイア
  • 母:エアマグダラ
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

前々走の未勝利(中京・芝2000メートル)、前走の1勝クラス・エリカ賞(阪神・芝2000メートル)を、ともに2歳コースレコードで連勝。今回は中1週のレース間隔で、当日の気配はポイントだが、一戦ごとにパフォーマンスを上げており、GⅠでも遜色のない競馬ができそうだ。

メイクデビュー新潟(芝1800メートル)は出遅れも響いて4着に敗れたが、優勝馬はイクイノックス(その後東京スポーツ杯2歳S優勝)で、3着馬サークルオブライフ(その後阪神ジュベナイルフィリーズ優勝)に0秒3差なら、内容は悪くない。続く未勝利は直線で鮮やかに抜け出して快勝。2か月半の休み明けだった前走の1勝クラス・エリカ賞は、脚をためて中団を追走。直線は馬群のインを狙い、狭いスペースをスパッと抜け出すと、最後は追い比べをクビ差制して2勝目をマークした。近親にずらりと活躍馬の名が並び、血統背景は一級品。エピファネイア産駒らしく気性の激しさがあり、間隔が詰まって折り合い面は鍵になるが、このメンバーに入っても素質は互角以上だ。

ジャスティンパレス

牡2歳

調教師:杉山晴紀(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:パレスルーマー
  • 母の父:Royal Anthem
ここに注目!

アメリカでG1を2勝したパレスマリス(父Curlin)の半弟にあたり、2020年のセレクトセールにおいて2億900万円(消費税込み)で取引された良血馬。デビューから無傷の2連勝を飾ったが、ともに少頭数のスローペースだった。今回が真価を問われる一戦になりそうだ。

メイクデビュー中京(芝2000メートル)は、スッと2番手に取りつき、直線は軽く促した程度で先頭に立つと、ラスト2ハロンを11秒3、11秒7のラップでまとめ、後続を寄せ付けず1馬身1/2差で完勝した。続く1勝クラス・黄菊賞(阪神・芝2000メートル)は、かなりのスローペースでもピタリと折り合って2番手を追走。直線は逃げ粘るメイショウゲキリンをゴール寸前できっちり捕らえて快勝した。今回がキャリア3戦目で、状態面の上積みは十分。父ディープインパクト譲りの瞬発力を秘めており、レースセンスの良さもセールスポイントだ。ここは一気のメンバー強化になるが、あっさり勝っても不思議はない。

オニャンコポン

牡2歳

調教師:小島茂之(美浦)

  • 父:エイシンフラッシュ
  • 母:シャリオドール
  • 母の父:ヴィクトワールピサ
ここに注目!

祖母サプレザはイギリスの同一G1を3連覇。マイルチャンピオンシップには3年連続で参戦し、3着、4着、3着の好成績を収めた日本でもなじみの深い一流馬だ。父エイシンフラッシュ×母の父ヴィクトワールピサでスタミナを補い、本馬も先々まで目が離せない存在だ。

メイクデビュー中山(芝2000メートル)は6番人気だったものの、好スタートを決めて2番手を追走。スローペースでもスムーズに折り合い、直線で後続を引き離して快勝した。前走の1勝クラス・百日草特別(東京・芝2000メートル)もスタートが速く、スッと2番手に取りついて道中の手応えは十分。直線で先頭に躍り出ると、最後までスピードが緩まず、後続の追い上げをクビ差振り切って無傷の2連勝を飾った。中間は本レースを目標に入念な乗り込みを消化。テンションも上がらず、調教の動きがさらに良くなっており、状態面の上積みは確かだ。ここまで負け知らずで、まだ能力の底を見せておらず、操縦性の高さもセールスポイント。エイシンフラッシュ産駒初となるGⅠ制覇を目指す。

アスクワイルドモア

牡2歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:キズナ
  • 母:ラセレシオン
  • 母の父:ゼンノロブロイ
ここに注目!

キャリア4戦で1勝、2着3回と勝ち味の遅さはあるものの、前走の札幌2歳Sで2着に入り、能力の高さは証明済み。ここは約4か月の休み明けになるが、11月下旬から時計を出し始めて熱心な乗り込みを消化しており、仕上げに抜かりはない。

デビュー戦、2戦目とともに2着の後、前々走の未勝利(函館・芝1800メートル)は、好スタートを決めて4番手のインを追走。直線で他馬と接触するシーンはあったが、ゴール寸前で先頭を捕らえて初勝利を挙げた。前走の札幌2歳Sは、スッと控えて後方待機策。勝ったジオクリフには離されたものの、4コーナー7番手から直線でしぶとく脚を伸ばして2着に好走した。今回は関東圏への輸送が初めてになり、当日の気配はポイントなるが、小回りの函館、札幌で良績を挙げていることから、中山のコース形態は合いそうだ。実戦を経験するごとにレース運びが上達しており、堅実な末脚を兼備。GⅠでも大崩れは考えづらい。

フィデル

牡2歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:ラッキートゥビーミー
  • 母の父:Bernstein
ここに注目!

半姉にアメリカのG1勝ち馬シャンパンルーム(父Broken Vow)。父にハーツクライを配し、2020年のセレクトセールにおいて2億900万円(消費税込み)で取引された期待馬だ。キャリア2戦目の京都2歳Sは僅差の3着。今回はさらにパフォーマンスを上げてきそうだ。

断然の1番人気に支持されたメイクデビュー小倉(芝1800メートル)は、スッと前に取りついて好位で折り合いに専念。3コーナー付近から動き出して直線の入り口で先頭に躍り出ると、ムチを入れられることなく後続を振り切って完勝した。5か月弱の休養を挟み、重賞挑戦となった前走の京都2歳Sは、12キログラム増で馬体がひと回り成長。レースは正攻法のレース運びから4コーナーで先頭に並びかけるも、直線は3頭の追い比べにわずかに競り負けて勝ち馬から0秒1差の3着に敗れた。レース後の回復が早く、中間は順調に乗り込んでおり、休み明けを1度使った上積みは十分。操縦性の高さから初めての中山コースも問題なく、相手強化の一戦でも素質は引けを取らない。

ボーンディスウェイ

牡2歳

調教師:牧光二(美浦)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:ウィンドハック
  • 母の父:Platini
ここに注目!

前走の1勝クラス・葉牡丹賞(中山・芝2000メートル)では、12キログラム増で馬体がひと回り成長。優れた成長力は父ハーツクライ譲りだ。母ウィンドハックはイタリアの重賞ウイナーと血統は筋が通っており、GⅠのメンバーに入っても侮れない。

メイクデビュー福島で2着に入り、続く未勝利(ともに福島・芝1800メートル)は勝ち馬から0秒2差の3着に好走。前々走の未勝利(中山・芝2000メートル)では、メンバー中最速となる上がり3ハロン35秒2(推定)の末脚を繰り出し、最後はディープレイヤーとの追い比べを制して初勝利をマークした。2か月半の休み明けとなった前走の1勝クラス・葉牡丹賞は、内枠(2枠3番)から好スタートを決めて先手を主張。マイペースの逃げに持ち込み、直線ではしぶとい二枚腰を発揮して鮮やかな逃げ切り勝ちを収めた。ホープフルSと同舞台で2連勝を飾ったようにコース適性は高く、展開に左右されない自在性も兼備。勢いに乗ってビッグタイトル獲得を狙う。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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