今週の注目レース

有馬記念ウィーク馬連 有馬記念(GⅠ)

中山競馬場 2500メートル(芝)定量 3歳以上オープン

データ分析

スターホースが一堂に会する国民的行事

昨年の有馬記念は、同年の宝塚記念を制していたクロノジェネシスが優勝。グレード制が導入された1984年以降の優勝馬延べ37頭中30頭は、前年以降にJRAのGⅠを勝っている馬だった。今年も現役屈指の実力馬がしのぎを削る一戦となりそうだ。日本中の注目が集まる年末の大一番を制し、2021年を最高の形で締め括るのはどの馬だろうか。過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

年齢やキャリアに注目

年齢別成績を見ると3歳馬が3着内率36.4%と比較的優秀な成績を収めている。一方、7歳以上の馬が3着以内に入った例はなく、6歳馬も3着内率が5.9%にとどまっている。比較的若い馬を高く評価した方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕年齢別成績(過去10年)
年齢 着度数 勝率 連対率 3着内率
3歳 4-2-2-14 18.2% 27.3% 36.4%
4歳 2-5-2-36 4.4% 15.6% 20.0%
5歳 4-3-5-44 7.1% 12.5% 21.4%
6歳 0-0-1-16 0% 0% 5.9%
7歳以上 0-0-0-17 0% 0% 0%

また、過去10年の3着以内馬延べ30頭中29頭は、通算出走数が22戦以下だった。キャリア23戦以上の馬は評価を下げるべきだろう。〔表2〕

〔表2〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 着度数 勝率 連対率 3着内率
22戦以下 10-10-9-86 8.7% 17.4% 25.2%
23戦以上 0-0-1-41 0% 0% 2.4%

GⅠ実績がポイント

過去10年の3着以内馬延べ30頭中29頭は、“前年以降のJRAのGⅠ”において5着以内となった経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率2.3%と苦戦している。まだGⅠで上位に入ったことのない馬は過信禁物とみておきたい。〔表3〕

〔表3〕“前年以降のJRAのGⅠ”において5着以内となった経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 10-9-10-84 8.8% 16.8% 25.7%
なし 0-1-0-43 0% 2.3% 2.3%

なお、過去5年の3着以内馬延べ15頭中13頭は、“前年以降のJRAのGⅠ”において1着となった経験のある馬だった。該当馬は3着内率が46.4%と優秀な水準に達している。近年の傾向を重視するならば、前年以降にGⅠを勝っている馬を中心に考えたい。〔表4〕

〔表4〕“前年以降のJRAのGⅠ”において1着となった経験の有無別成績(過去5年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 4-4-5-15 14.3% 28.6% 46.4%
なし 1-1-0-50 1.9% 3.8% 3.8%

前走好走馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中22頭は、前走の着順が4着以内だった。一方、5着以下だった馬は3着内率10.1%とやや苦戦しており、2016年以降の過去5年に限ると〔0・2・0・38〕(3着内率5.0%)とより苦戦している。前走の着順を重視すべきだろう。〔表5〕

〔表5〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
4着以内 10-5-7-56 12.8% 19.2% 28.2%
5着以下 0-5-3-71 0% 6.3% 10.1%

前走で上位人気に推されていた馬が中心

過去7年の3着以内馬延べ21頭中18頭は、前走が国内のレース、かつ単勝人気が5番人気以内だった。一方、6番人気以下だった馬は3着内率2.2%と苦戦している。2013年以前は前走で6番人気以下だった馬の好走も少なくなかったが、近年の傾向を重視するならば、前走で上位人気に推されていた馬を高く評価したい。ちなみに、前走が海外のレースだった馬は〔1・0・1・3〕という成績になっている。〔表6〕

〔表6〕前走が国内のレースだった馬の、前走の単勝人気別成績(過去7年)
前走の単勝人気 着度数 勝率 連対率 3着内率
5番人気以内 6-6-6-44 9.7% 19.4% 29.0%
6番人気以下 0-1-0-44 0% 2.2% 2.2%

末脚が明暗を分けそう

過去5年の3着以内馬延べ15頭中11頭は、“同年の2000メートルから3200メートルのJRA重賞”において上がり3ハロンタイム(推定)順位が1位となった経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率8.2%と苦戦している。この経験がない馬は過信禁物とみておいた方がよさそうだ。〔表7〕

〔表7〕“同年の2000メートルから3200メートルのJRA重賞”において上がり3ハロンタイム(推定)順位が1位となった経験の有無別成績(過去5年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 5-3-3-20 16.1% 25.8% 35.5%
なし 0-2-2-45 0% 4.1% 8.2%

なお、過去5年において“同年の2000メートルから3200メートルのJRA重賞”で出走馬中1位の上がり3ハロンタイム(推定)をマークした経験がなかった馬で3着以内に入った延べ4頭は、いずれも“前年以降の2200メートル以上のJRAのGⅠ”において出走馬中2位以内の上がり3ハロンタイム(推定)をマークした経験があった。末脚の鋭いタイプに注目すべきだろう。〔表8〕

〔表8〕“同年の2000メートルから3200メートルのJRA重賞”において上がり3ハロンタイム(推定)順位が1位となった経験がなかった馬の、“前年以降の2200メートル以上のJRAのGⅠ”において上がり3ハロンタイム(推定)順位が2位以内となった経験の有無別成績(過去5年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 0-2-2-13 0% 11.8% 23.5%
なし 0-0-0-32 0% 0% 0%
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枠番、年齢、キャリアなどを比較したい

過去10年の優勝馬延べ10頭は、いずれも枠番が1枠から7枠だった。8枠の馬は2011年以降〔0・0・1・19〕(3着内率5.0%)と苦戦している。8枠に入った馬は評価を下げたい。また、この10頭は年齢が5歳以下だった点、通算出走数が21戦以下だった点、“前年以降のJRAのGⅠ”で4着以内に入った経験があった点、前走の着順が4着以内だった点も共通している。〔表1〕〔表2〕〔表3〕〔表5〕で挙げた傾向も重視したいところだ。〔表9〕

(伊吹 雅也)

〔表9〕優勝馬の、枠番、年齢、通算出走数、“前年以降のJRAのGⅠ”における最高着順、前走の着順(過去10年)
年次 優勝馬 枠番 年齢 通算出走数 “前年以降のJRAのGⅠ”における最高着順 前走の着順
2011年 オルフェーヴル 6枠 3歳 10戦 1着(2011年菊花賞ほか) 1着
2012年 ゴールドシップ 7枠 3歳 9戦 1着(2012年菊花賞ほか) 1着
2013年 オルフェーヴル 3枠 5歳 20戦 1着(2012年宝塚記念) 2着
2014年 ジェンティルドンナ 2枠 5歳 18戦 1着(2013年ジャパンカップ) 4着
2015年 ゴールドアクター 4枠 4歳 12戦 3着(2014年菊花賞) 1着
2016年 サトノダイヤモンド 6枠 3歳 7戦 1着(2016年菊花賞) 1着
2017年 キタサンブラック 1枠 5歳 19戦 1着(2017年天皇賞(秋)ほか) 3着
2018年 ブラストワンピース 4枠 3歳 6戦 4着(2018年菊花賞) 4着
2019年 リスグラシュー 3枠 5歳 21戦 1着(2019年宝塚記念ほか) 1着
2020年 クロノジェネシス 5枠 4歳 12戦 1着(2020年宝塚記念ほか) 3着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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