今週の注目レース

カペラステークス(GⅢ)

中山競馬場 1200メートル(ダート)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

モズスーパーフレア

牝6歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:Speightstown
  • 母:Christies Treasure
  • 母の父:Belong to Me
ここに注目!

2020年の高松宮記念優勝など芝のスプリント路線で一線級の活躍を続けているが、前走のJBCスプリント(JpnⅠ。金沢・ダート1400メートル)で3着に入り、ダート適性の高さも示した。徹底先行型で同型馬の出方は鍵だが、卓越したスピードを武器に押し切りを狙う。

8月の北九州記念は、スピードの削がれる稍重馬場だったが、同型を制して逃げに持ち込むと、ゴール寸前まで先頭を死守して見せ場十分の3着。続くスプリンターズSは好スタート、好ダッシュで先手を奪取し、前半600メートル通過タイム33秒3の速い流れ。直線半ばでピクシーナイトにかわされた後もしぶとく粘って5着に入った。前走のJBCスプリント(JpnⅠ)は、1年ぶりのダート戦で、コーナー通過4回のコース形態も初めてだったが、果敢にハナを主張し、最後まで懸命に食い下がって3着なら内容は悪くない。今回はJRA唯一のダート1200メートル重賞で快速馬がそろったが、スピードの絶対値は一枚上。56キログラムの斤量は鍵でも、GⅠ馬の威信にかけて恥ずかしい競馬はできない。

リュウノユキナ

牡6歳

調教師:小野次郎(美浦)

  • 父:ヴァーミリアン
  • 母:ネオカラー
  • 母の父:クロフネ
ここに注目!

6歳を迎えて本格化を遂げ、4月の東京スプリント(JpnⅢ。大井)と8月のクラスターC(JpnⅢ。盛岡)でダート1200メートルの重賞を2勝。前走のJBCスプリント(JpnⅠ。金沢・ダート1400メートル)は5着に敗れたが、距離短縮は好材料で、充実の1年を締めくくる。

3走前のクラスターC(JpnⅢ。盛岡・ダート1200メートル)は、4コーナーでインを狙い、直線は内ラチ沿いから豪快に抜け出して3馬身差で快勝。前々走の東京盃(JpnⅡ。大井・ダート1200メートル)は、直線で馬群に包まれて仕掛けをワンテンポ待ったことで、勝ち馬サクセスエナジーとはコース取りの差が出たものの、最後までしぶとく脚を伸ばし、レッドルゼル(3着)の追い上げを振り切って2着に好走した。前走のJBCスプリント(JpnⅠ)は、金沢のコース形態も合わず直線の追い比べで後れを取ったが、コースレコード決着の5着なら悲観する内容ではない。今年は7戦して重賞2勝を含む4勝、2着2回の好成績を収めており、JRA重賞でも主役候補の1頭に挙げられる。

ダンシングプリンス

牡5歳

調教師:宮田敬介(美浦)

  • 父:パドトロワ
  • 母:リトルブレッシング
  • 母の父:バブルガムフェロー
ここに注目!

JRA再転入後は破竹の3連勝でオープンクラス入りを果たし、昨年のカペラSでは勝ち馬から0秒1差の3着。今年4月の京葉S(リステッド。中山・ダート1200メートル)を快勝後、約8か月の休み明けになるが、美浦坂路の調教で好時計を出しており、仕上がりに抜かりはない。

昨年のカペラSは、好スタートを決めてハイペースを2番手で追走。直線はジャスティン(1着)との追い比べに持ち込み、ゴール前でレッドルゼル(2着)の強襲を受けたもののクビ+クビ差の3着に入り、“負けてなお強し”を印象づけた。続くオープン特別・大和S(阪神・ダート1200メートル)は、長距離輸送の初コースで馬体重が減り、直線で粘りを欠いて6着に敗退。前走の京葉S(リステッド)は、二の脚を利かせて先手を主張。速い流れで飛ばしたが最後までスピードは衰えず、後続を2馬身1/2突き放して完勝した。地方在籍時を含め、ダートでは9戦7勝、3着1回と底を見せておらず、スピード能力は相当。約8か月ぶりで当日の気配は鍵だが、勝気な気性で休み明けは苦にしない。

デュアリスト

牡3歳

調教師:安田隆行(栗東)

  • 父:ミッキーアイル
  • 母:デュアルストーリー
  • 母の父:End Sweep
ここに注目!

デビューから無傷の3連勝で兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ。園田・ダート1400メートル)を優勝。前走のオープン特別・室町S(阪神・ダート1200メートル)を快勝して、成長力もアピールした。両親から卓越したスピードを受け継いでおり、今後も目が離せない存在だ。

3歳初戦のオープン特別・昇竜S(中京・ダート1400メートル)は、脚抜きのいい不良馬場で勝ち馬の逃げ切りを許したが、0秒1差の2着に好走。続くオープン特別・端午S(阪神・ダート1400メートル)は、ハナを奪ったもののハイペースがこたえて6着。前々走のオープン特別・NST賞(新潟・ダート1200メートル)もハナを巡って2頭で競り合い12着に敗れた。約2か月半の休養で立て直した前走のオープン特別・室町S(阪神・ダート1200メートル)は、好スタートを決めて3番手を追走。抜群の手応えで直線を向くと、残り200メートル付近で先頭を捕らえて他世代相手に4勝目をマークした。休み明けを1度使って状態面の上積みがあり、勝った勢いに乗ってJRA重賞制覇を狙う。

ミスズグランドオー

牡3歳

調教師:伊藤圭三(美浦)

  • 父:サウスヴィグラス
  • 母:スズカシャンティー
  • 母の父:Giant's Causeway
ここに注目!

キャリアの浅さを見せた2歳12月の1勝クラス・寒椿賞(中京・ダート1400メートル、10着)を除けば3着以内を外さない安定感を誇り、前走の3勝クラス・安芸S(阪神・ダート1200メートル)を勝ってオープンクラス入りを決めた。重賞でも素質は引けを取らない。

約4か月の休養で馬体がひと回り大きくなり、7月の2勝クラス(函館・ダート1000メートル)で3勝目をマーク。続く3勝クラス・浜松S(中京・ダート1200メートル)は、最内枠から果敢に先手を奪って2着に入った。前々走の3勝クラス・外房S(中山・ダート1200メートル)は、スタートで後手を踏むも二の脚で先行集団に取りつき、直線はディサーニング(1着)との追い比べに持ち込んでクビ差の2着。前走の3勝クラス・安芸S(阪神・ダート1200メートル)は、2番手追走から直線入り口で先頭に躍り出ると、後続を突き放して完勝した。同開催のオープン特別(室町S、1着デュアリスト)の勝ちタイムを0秒6上回る、1分11秒0の時計も優秀。重賞で通用の下地はあり、注目の一戦になりそうだ。

オメガレインボー

牡5歳

調教師:安田翔伍(栗東)

  • 父:アイルハヴアナザー
  • 母:ワイキューブ
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

今春から脚質転換を図り、6月のオープン特別・アハルテケS(東京・ダート1600メートル)で5勝目をマーク。近2戦は重賞で2着、3着に好走と、目下の充実ぶりは著しい。初の1200メートルになるが、ペースの違いに戸惑わなければ上位争いが濃厚だ。

今春のマーチSで、メンバー最速の推定上がり3ハロンタイムで4着に追い上げると、続くオープン特別・アハルテケSは、4コーナー10番手から直線で鮮やかに抜け出して快勝。オープン特別・マリーンS(函館・ダート1700メートル)2着を経て、前々走のエルムSは中団追走から3コーナー過ぎで外を回って徐々に押し上げ、直線はスワーヴアラミス(1着)との追い比べに持ち込んで惜しい2着に敗れた。約3か月の休み明けだった前走の武蔵野Sは、メンバー最速となる上がり3ハロン35秒7(推定)の末脚で勝ち馬から0秒3差の3着に好走。差す競馬が板についてきたことで、グンと安定感が増して、地力強化も明らかだ。初の1200メートルに対応できるスピードはありそうで、軽視はできない。

アポロビビ

牡5歳

調教師:中舘英二(美浦)

  • 父:アポロキングダム
  • 母:ウインドクラスト
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

中山・ダート1200メートルで全5勝を挙げるコース巧者。前走のオープン特別・ながつきS(中山・ダート1200メートル)9着後は本レースに照準を合わせ、2日の追い切りでは美浦坂路の一番時計を計時。強靭な末脚が持ち味で、前が止まる展開になれば、あっさり勝っても不思議はない。

1月の3勝クラス・初春S(中山・ダート1200メートル)を快勝。続くオープン特別・千葉S(中山・ダート1200メートル)は、3、4コーナーで馬群をさばきながら徐々にポジションを上げると、直線は弾けるように突き抜けて2馬身1/2差で快勝した。前々走の京葉S(中山・ダート1200メートル)は、前が残る展開のなか、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒8(推定)の末脚で5着まで追い上げた。約5か月の休み明けとなった前走のオープン特別・ながつきS(中山・ダート1200メートル)は9着に敗れたが、勝ち馬から0秒3差まで詰めており、レース内容は悪くない。JRA唯一となるダート1200メートル重賞に快速馬がズラリとそろったが、瞬発力は互角以上だ。

ゲンパチフォルツァ

牡3歳

調教師:堀井雅広(美浦)

  • 父:ヘニーヒューズ
  • 母:アイラブリリ
  • 母の父:ストラヴィンスキー
ここに注目!

3歳ダート路線の出世レースと言えるオープン特別・青竜S(東京・ダート1600メートル)を優勝。前走のオープン特別・霜月S(東京・ダート1400メートル)で5着に入り、再び上昇ムードにある。母は1200メートルで5勝を挙げており、距離短縮もプラスに働きそうだ。

5月のオープン特別・青竜Sは、ポンと好スタートを決めて2番手を追走。正攻法の競馬から残り300メートル付近で先頭に躍り出ると、後続の追い上げをクビ差振り切って3勝目をマークした。重賞初挑戦となったユニコーンSは先行馬に厳しい展開で11着。約4か月の休み明けとなった前々走のオープン特別・大阪スポーツ杯(阪神・ダート1200メートル)は直線で粘りを欠いて12着だったが、前走のオープン特別・霜月S(東京・ダート1400メートル)では、先行策からしぶとく食い下がって見せ場十分の5着に入った。条件クラスとはいえ、中山・ダート1200メートルで2戦2勝と条件替わりは好材料。秋3戦目で状態面はさらに上向いており、3歳の成長力も加味すれば、侮れない存在だ。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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