今週の注目レース

中日新聞杯(GⅢ)

中京競馬場 2000メートル(芝)ハンデ 3歳以上オープン

出走馬情報

ラーゴム

牡3歳

調教師:斉藤崇史(栗東)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:シュガーショック
  • 母の父:Candy Ride
ここに注目!

以前は前進気勢が旺盛だったが、後方で折り合いに専念する競馬を続けて脚質転換に成功した。ただ、上がりのかかる馬場コンディションが合うタイプ。開幕2週目で速い上がりを求められる展開だと厳しくなるかもしれない。

2歳時からオープンクラスで活躍し、今年2月のきさらぎ賞で重賞初制覇。春のクラシック二冠(皐月賞13着、日本ダービー12着)にも出走した。他世代との初対戦だった3走前の新潟記念(12着)からは新たな面を引き出そうと差す競馬にシフトチェンジ。前走のアンドロメダS(リステッド。阪神・芝2000メートル)は鮮やかに差し切り、学習能力の高さを見せつけた。前走後も順調に乗り込まれ、好調をキープ。同じ舞台で行われたきさらぎ賞を勝っており、中京コースにも不安はない。ハイレベルな3歳世代の素質馬が勢いに乗って連勝を飾るのか、楽しみだ。

ボッケリーニ

牡5歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:ポップコーンジャズ
  • 母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!

昨年の中日新聞杯は55キログラムのハンデでV。今年は4戦全てハンデ戦に出走したが、2着2回と勝ち切れていない。いずれも57キログラムを背負った影響があったか。今回もハンデ(57.5キログラム)克服が鍵になる。

GⅠを2勝したラブリーデイの全弟としてデビューから注目された良血馬。兄は5歳時の中山金杯で重賞初制覇を飾り、その年の宝塚記念でGⅠタイトルも手にしたように、成長力のある血統。本馬も着々と力をつけ、昨年の中日新聞杯で重賞初Vを挙げた。寒い時季も得意にしており、11月から2月の成績は〔3・3・0・1〕で、連対を外したのは新馬戦(6着)だけ。前走のアンドロメダS(リステッド。阪神・芝2000メートル、2着)もハナ差の惜敗だった。当時は勝ち馬ラーゴムより3キログラム重いハンデを背負っていたが、1.5キログラム差となる今回は逆転も可能。連覇に挑む。

キングオブコージ

牡5歳

調教師:安田翔伍(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:ファイノメナ
  • 母の父:Galileo
ここに注目!

昨年の目黒記念勝ち馬。骨折明けで約11か月半ぶりだった前走のオールカマー(9着)はさすがに伸び切れなかったが、使った上積みは見込める。久々の2000メートル戦に対応できれば、一変も可能だろう。

昨年は条件クラスから4連勝で目黒記念を制した。横山典弘騎手とコンビを組み、一気に素質が開花。昨秋の京都大賞典もGⅠ馬2頭に続く3着に好走したが、その後に骨折が判明し、戦線離脱を余儀なくされた。11か月半ぶりの復帰戦だった前走のオールカマー(9着)は、中団追走から手応え良く直線を迎えたが、伸び切れず。ブランクを感じさせる走りだったぶん、長期休養明けを使った上積みは十分に見込めるだろう。11月26日の2週前追い切りでは、栗東坂路で4ハロン50秒8の好時計をマーク。昨年2月に出した自己ベストとは0秒1差で、一変を期待できる気配が漂う。

アドマイヤビルゴ

牡4歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:イルーシヴウェーヴ
  • 母の父:Elusive City
ここに注目!

過去10戦のうち、重賞だった4戦は全て4着以下に敗れている。リステッド2勝の実績から通用していいはずだが、重賞になると不思議と結果が出ていない。重賞の格を突破できるかがポイントになる。

2017年セレクトセール当歳馬セッションにおいて6億円を超える高額で取引された逸材。デビュー2連勝でトライアルの若葉S(リステッド。阪神・芝2000メートル)を勝ち、皐月賞への優先出走権を獲得したが、本番は出走見送り。じっくり育てる友道康夫厩舎らしく、成長を促しながらレースを選択してきた。3歳時は5戦4勝で終え、今年の活躍が期待されたが、年明けから3連敗。夏場は休養して立て直された。秋2戦はオープン特別・ケフェウスS(中京・芝2000メートル)2着、カシオペアS(リステッド。阪神・芝1800メートル)3着と上位争い。充実ムードの今なら、重賞タイトルを狙えるはずだ。

ディアマンミノル

牡4歳

調教師:本田優(栗東)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:イソノスワロー
  • 母の父:デヒア
ここに注目!

秋2戦のGⅡでともに掲示板(5着以内)を確保。惜しくも差し届かなかったが、推定上がり3ハロンタイムはどちらもメンバー中最速だった。ただ、距離短縮は課題。芝2000メートルではデビュー戦V以来勝てていない。

今年3月の3勝クラス・御堂筋S(阪神・芝2400メートル)を勝ち、オープンクラスに昇級した。差し馬だけに展開に左右されやすいが、ここ6戦のオープンクラスで掲示板(5着以内)に載れなかったのは2戦のみ。前走のアルゼンチン共和国杯は3番手から抜け出した勝ち馬オーソリティ(次走のジャパンカップで2着)には離されたが、2着馬に0秒2差の5着まで詰め寄った。騎乗した荻野極騎手は「流れは向かなかったですが、ラストは脚を使ってくれました」と評価。堅実な末脚は重賞でも十分に通用する。成長力があるオルフェーヴルの産駒で、伸びしろも十分だ。

ヒンドゥタイムズ

牡5歳

調教師:斉藤崇史(栗東)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:マハーバーラタ
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

デビューから13戦連続で4着以内と堅実に走っていたが、前走の鳴尾記念(11着)で初めて大敗を喫した。暑さの影響もあり、本調子ではなかった印象だ。約6か月ぶりとなるが、順調に乗り込まれて復調気配が漂う。

昨年春にオープンクラスへ昇級後は、2か月以上の間隔を空けながら大事に使われてきた。同年の七夕賞4着、チャレンジC3着と、重賞でも力は上位だ。今年初戦の大阪城S(リステッド。阪神・芝1800メートル)は鋭い末脚で鮮やかに差し切ったが、前走の鳴尾記念は伸びを欠いて11着。騎乗した福永祐一騎手は「返し馬で元気がなかったですし、追ってからもいつもの伸びがありませんでした。暑さがこたえるタイプなのでしょう」と、悔しそうに振り返った。夏場はじっくり休養し、立て直しに成功。これまで12月のレースで2勝を挙げており、重賞初Vを狙う。

ショウナンバルディ

牡5歳

調教師:松下武士(栗東)

  • 父:キングズベスト
  • 母:バノヴィナ
  • 母の父:Redoute's Choice
ここに注目!

フレッシュな方が走るタイプ。これまで2か月以上の間隔で出走したレースは〔1・2・2・1〕と安定感が光る。唯一3着以内を外した昨年の中日新聞杯も4着。今回、約3か月の間隔が空いているのは好材料だろう。

これまで重賞で掲示板(5着以内)に4回載った。中でも、同じ中京・芝2000メートルで行われた今年の鳴尾記念は2着、昨年の中日新聞杯でも4着に健闘している。この舞台は〔2・1・1・2〕の成績で、掲示板に載らなかったのは重馬場だった前走のオープン特別・ケフェウスSの8着のみ。以前も、力の要る馬場コンディションでは力を発揮できないことがあった馬で、また、春からコンスタントに使われてきた影響もあったのかもしれない。今回と同じ2か月以上の間隔なら〔1・2・2・1〕と安定した成績。フレッシュな状態で良馬場なら、巻き返しの可能性は十分にある。

レイエンダ

せん6歳

調教師:藤沢和雄(美浦)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:ラドラーダ
  • 母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!

2019年エプソムCで重賞初制覇を飾ったが、その後は勝ち切れないレースが続く。去勢手術明けだった前走の京成杯オータムH(6着)で復調の兆し。再び集中して走ることができれば、能力は通用するはずだ。

2017年日本ダービー、2018年天皇賞(秋)を制したレイデオロの全弟。本馬もデビューから3連勝を飾り、重賞初挑戦のセントライト記念でも2着に好走した。2019年エプソムCで重賞初Vを飾るも、その後はレースで集中力を欠き、力を発揮できないことが続いた。ブリンカーを着用したり、ダートに挑んだりと試行錯誤したが、なかなかきっかけをつかめず。今春のダービー卿チャレンジTで最下位の15着に敗れた後、陣営は去勢に踏み切った。秋初戦の京成杯オータムH(6着)はその効果を感じさせる走り。今回はC.ルメール騎手とのコンビ復活で、久々のVを狙う。

(寺下 厚司)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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