今週の注目レース

エリザベス女王杯(GⅠ)

阪神競馬場 2200メートル(芝)定量 (牝) 3歳以上オープン

データ分析

世代を超えた秋の女王決定戦

牝馬三冠を戦ってきた3歳馬と、歴戦の4歳以上牝馬が対決する一戦。過去10年で4歳馬が6勝、3歳馬と5歳馬が共に2勝となっている。昨年に続き今年も阪神競馬場が舞台となるが、ここでは過去10年の結果からレース傾向を探っていく。

10番人気以下は苦戦が続く

過去10年の単勝人気別成績では、勝ち馬はいずれも1番人気から7番人気で、その中で3番人気が4勝を挙げている。3着内率で見ても上位人気馬がまずまずの数値となっている。その一方で、10番人気以下の馬は延べ84頭中、3着以内に入ったのが1頭だけ。極端な下位人気馬が好走する可能性はかなり低いとみてよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-3-2-3 20.0% 50.0% 70.0%
2番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
3番人気 4-0-2-4 40.0% 40.0% 60.0%
4番人気 0-0-2-8 0% 0% 20.0%
5番人気 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
6〜9番人気 2-4-1-33 5.0% 15.0% 17.5%
10番人気以下 0-1-0-83 0% 1.2% 1.2%

夏以降の出走回数が少ない馬が優勢

同年7月以降の出走回数別に成績を調べると、出走回数が少ない方が3着内率は高くなっている。2011年に同年7月以降の出走が5回だった外国馬スノーフェアリー、2012年に同3回のレインボーダリア、2013年に同2回のメイショウマンボが優勝しているが、2014年以降の7回中6回で、同年7月以降の出走回数が1回だった馬が優勝している。また、同年7月以降の出走が0回だった馬も過去5年で延べ3頭が3着に入っているなど、近年は7月以降の出走回数が少ない馬が優勢の傾向にある。〔表2〕

〔表2〕同年7月以降の出走回数別成績(過去10年)
出走回数 成績 勝率 連対率 3着内率
4回以上 1-0-0-10 9.1% 9.1% 9.1%
3回 1-2-2-28 3.0% 9.1% 15.2%
2回 2-6-2-62 2.8% 11.1% 13.9%
1回 6-2-3-39 12.0% 16.0% 22.0%
0回 0-0-3-5 0% 0% 37.5%

近走のGⅠ出走歴にも注目

過去10年の出走馬について、過去3走におけるGⅠへの出走回数別に成績をまとめると、出走経験のなかった馬は9頭が3着以内に入っているが、その3着内率は10%に届かない。一方で、過去3走でGⅠに出走経験があった馬は延べ21頭が3着以内に入っており、3着内率では出走回数が多いほど数値が高くなっている。このデータから、近走でGⅠ出走歴の多い馬を重視すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕過去3走におけるGⅠへの出走回数別成績(過去10年)
出走回数 成績 勝率 連対率 3着内率
3回 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
2回 4-3-3-22 12.5% 21.9% 31.3%
1回 3-3-4-37 6.4% 12.8% 21.3%
0回 2-4-3-84 2.2% 6.5% 9.7%

近走のGⅠ・GⅡでの単勝人気は要チェック

過去3走におけるJRAのGⅠかGⅡでの最高単勝人気別に成績をまとめると、1番人気に支持されたことのある馬が3着内率で50.0%という高い数値を記録している。また、2番人気と3番人気が4番人気以下の3着内率を上回っている。近走でGⅠやGⅡに出走し、そこで3番人気以内に支持されていた馬は高く評価すべきだろう。〔表4〕

〔表4〕過去3走におけるJRAのGⅠ・GⅡでの最高単勝人気別成績(過去10年)
最高単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-2-6-11 13.6% 22.7% 50.0%
2番人気 1-2-2-14 5.3% 15.8% 26.3%
3番人気 2-1-0-11 14.3% 21.4% 21.4%
4番人気 1-0-1-9 9.1% 9.1% 18.2%
5番人気 0-1-0-11 0% 8.3% 8.3%
6〜9番人気 2-3-0-25 6.7% 16.7% 16.7%
10番人気以下 0-1-0-20 0% 4.8% 4.8%
過去3走でGⅠ・GⅡ不出走 0-0-1-42 0% 0% 2.3%
過去3走が海外のレース 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
ウインファイブ対象レース
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優勝馬の前走と着順、タイム差に注目

2016年以降の優勝馬延べ5頭の前走はGⅠかGⅡ、かつそのレースで3着以内に入っており、2着と3着に敗れていた馬の勝ち馬とのタイム差はいずれも0秒4以内だった。優勝馬を予想する際は、前走の格と、着順、タイム差に注目したい。〔表5〕

(河野 道夫)

〔表5〕優勝馬の前走と着順(過去5年)
年度 優勝馬 前走とその着順(勝ち馬とのタイム差)
2016年 クイーンズリング GⅡ府中牝馬S(芝1800m) 1着
2017年 モズカッチャン GⅠ秋華賞(芝2000m) 3着(0秒2)
2018年 リスグラシュー GⅡ府中牝馬S(芝1800m) 2着(タイム差なし)
2019年 ラッキーライラック GⅡ府中牝馬S(芝1800m) 3着(0秒3)
2020年 ラッキーライラック GⅡ札幌記念(芝2000m) 3着(0秒4)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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