今週の注目レース

みやこステークス(GⅢ)

阪神競馬場 1800メートル(ダート)別定 3歳以上オープン

データ分析

更なる高みを目指しダート巧者が集結

2020年のみやこSでダート重賞初制覇を果たしたクリンチャーは、翌2021年に佐賀記念と名古屋大賞典を連勝し、JpnⅠの帝王賞でも3着に食い込んだ。約1か月後に迫ったチャンピオンズCはもちろん、その後のダート重賞戦線を展望するうえでも見逃せない重賞だ。今回は休止された2018年を除く過去9回のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走好走馬が中心

過去9回の3着以内馬延べ27頭中22頭は、前走の着順が4着以内だった。一方、5着以下だった馬は3着内率9.4%と苦戦している。基本的には前走好走馬を重視すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去9回)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
4着以内 8-6-8-56 10.3% 17.9% 28.2%
5着以下 1-3-1-48 1.9% 7.5% 9.4%

なお、前走の着順が5着以下だった馬のうち、前走の1着馬とのタイム差が1.0秒以上だった馬は、3着内率4.4%とより苦戦している。これに該当する馬は、思い切って評価を下げた方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕前走の着順が5着以下だった馬の、前走の1着馬とのタイム差別成績(過去9回)
前走の1着馬とのタイム差 着度数 勝率 連対率 3着内率
0.9秒以内 0-3-0-5 0% 37.5% 37.5%
1.0秒以上 1-0-1-43 2.2% 2.2% 4.4%

前走での人気も重要

過去9回の3着以内馬延べ27頭中18頭は、前走の単勝人気が2番人気以内だった。一方、3番人気以下だった馬は3着内率11.1%とやや苦戦している。前走の人気もチェックしておきたい。〔表3〕

〔表3〕前走の単勝人気別成績(過去9回)
前走の単勝人気 着度数 勝率 連対率 3着内率
2番人気以内 8-5-5-32 16.0% 26.0% 36.0%
3番人気以下 1-4-4-72 1.2% 6.2% 11.1%

同年4月以降の実績がポイント

過去9回の3着以内馬延べ27頭中24頭は、“同年4月以降にJRAのオープンクラスのレースで4着以内”となった経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率5.2%と苦戦している。さらに、2014年以降の過去6回に限ると、この経験がなかった馬は〔0・1・0・37〕(3着内率2.6%)と、1頭しか3着以内に入っていない。ここ半年あまりの間にJRAの重賞やオープン特別で上位に入っていない馬は、過信禁物とみるべきだろう。〔表4〕

〔表4〕“同年4月以降にJRAのオープンクラスのレースで4着以内”となった経験の有無別成績(過去9回)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 9-7-8-49 12.3% 21.9% 32.9%
なし 0-2-1-55 0% 3.4% 5.2%

大型馬はやや不振

過去9回の3着以内馬延べ27頭中18頭は、前走の馬体重が500キログラム未満だった。一方、500キログラム以上だった馬は3着内率14.3%とやや苦戦している。なお、2014年以降の過去6回に限ると500キログラム以上だった馬は〔1・1・2・33〕(3着内率10.8%)と、3着内率がさらに低くなる。大型馬は割り引きが必要だ。〔表5〕

〔表5〕前走の馬体重別成績(過去9回)
前走の馬体重 着度数 勝率 連対率 3着内率
500kg未満 6-7-5-50 8.8% 19.1% 26.5%
500kg以上 3-2-4-54 4.8% 7.9% 14.3%
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前走の4コーナー通過順などが明暗を分けそう

過去9回の優勝馬9頭は、いずれも前走の4コーナーの通過順が6番手以内、前走の単勝人気が3番人気以内、かつ“同年5月以降のJRAのオープンクラスのレース”において4着以内に入った経験のある馬だった。ちなみに、創設初年度(2010年)の優勝馬トランセンドも、これらの条件を全て満たしていた。〔表3〕〔表4〕で挙げた傾向や前走の4コーナーの通過順などを参考に有力候補を絞り込みたい。〔表6〕

(伊吹 雅也)

〔表6〕優勝馬の、前走の4コーナーの通過順、前走の単勝人気、“同年5月以降のJRAのオープンクラスのレース”における最高着順(過去9回)
年次 優勝馬 前走の4コーナーの通過順 前走の単勝人気 “同年5月以降のJRAのオープンクラスのレース”における最高着順
2011年 エスポワールシチー 1番手 2番人気 4着(マイルCS南部杯)
2012年 ローマンレジェンド 2番手 1番人気 1着(エルムSほか)
2013年 ブライトライン 3番手 1番人気 1着(マリーンS)
2014年 インカンテーション 2番手 1番人気 1着(ラジオ日本賞ほか)
2015年 ロワジャルダン 3番手 1番人気 4着(ブラジルC)
2016年 アポロケンタッキー 4番手 1番人気 1着(ブリリアントS)
2017年 テイエムジンソク 2番手 1番人気 1着(マリーンSほか)
2019年 ヴェンジェンス 5番手 3番人気 1着(天保山S)
2020年 クリンチャー 6番手 1番人気 2着(ジュライSほか)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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