今週の注目レース

アルゼンチン共和国杯(GⅡ)

東京競馬場 2500メートル(芝)ハンデ 3歳以上オープン

データ分析

大一番を目指す馬が集うハンデキャップ重賞

アルゼンチン共和国杯には2400メートル以上の距離で飛躍を期す馬が多く参戦し、2015年の優勝馬ゴールドアクターは続く有馬記念でGⅠ初制覇を飾っている。2016年優勝のシュヴァルグランや2017年優勝のスワーヴリチャードが翌年以降にジャパンカップを制した例もあり、優勝馬は後々まで目が離せない存在となりそうだ。ここでは過去10年の結果を参考に、レースの傾向を探っていく。

若い世代に注目

過去10年の年齢別成績を調べると、3歳馬は出走数こそ4頭と少ないものの全馬が3着以内に入っており、3着内率は3歳馬を頂点に年齢が上がるにつれて低くなっていく。3着以内馬の頭数では4歳馬が最も多く、7歳以上の馬は4歳馬とさほど変わらない出走数がありながら3着以内がない。〔表1〕

〔表1〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 2-0-2-0 50.0% 50.0% 100%
4歳 5-4-4-25 13.2% 23.7% 34.2%
5歳 1-4-4-41 2.0% 10.0% 18.0%
6歳 2-2-0-29 6.1% 12.1% 12.1%
7歳以上 0-0-0-36 0% 0% 0%

重めのハンデとなった馬が中心

次に負担重量別成績を調べてみると、過去10年の優勝馬10頭中8頭がハンデ56キログラム以上だった。昨年は54キログラムの3歳馬オーソリティが優勝するなど、比較的ハンデが軽めの馬も軽視はできないが、4歳以上で54キログラム以下だった馬は〔0・1・2・53〕(3着内率5.4%)と苦戦傾向が強い。古馬についてはハンデが重めの馬を重視した方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕負担重量別成績(過去10年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
54kg以下 1-1-3-53 1.7% 3.4% 8.6%
55kg 1-4-6-26 2.7% 13.5% 29.7%
56kg 6-2-0-19 22.2% 29.6% 29.6%
56.5kg以上 2-3-1-33 5.1% 12.8% 15.4%

近年はGⅠまたはGⅡから臨んだ馬が活躍

過去10年の前走別成績を見ていくと、該当馬が10頭以上いる中ではGⅠおよび3勝クラスからの臨戦馬が30%を超える3着内率をマークしている。特に近年はGⅠ組の活躍が顕著で、2016年以降の過去5年に限れば〔3・1・0・4〕と半数が連対を果たしている。一方、3勝クラス組は過去5年に限ると〔0・2・3・4〕で、優勝こそないものの3着内率(55.6%)はGⅠ組を上回っている。〔表3〕

〔表3〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 3-1-1-10 20.0% 26.7% 33.3%
GⅡ 4-4-2-53 6.3% 12.7% 15.9%
GⅢ 0-0-1-15 0% 0% 6.3%
オープン特別 1-2-2-35 2.5% 7.5% 12.5%
3勝クラス 2-3-3-17 8.0% 20.0% 32.0%
2勝クラス 0-0-1-1 0% 0% 50.0%
  • 注記:リステッドはオープン特別に含む

なお、直近の2年はGⅡから臨んだ馬が優勝しているが、この2頭はともに同年5月以来の出走と、前走から間隔があいていた。それを踏まえてGⅡ組を前走との間隔別に分けてみると、3着以内に入った10頭中8頭が中5週以上だった。中4週以下は大半を占める京都大賞典からの臨戦馬が〔0・2・0・24〕と精彩を欠いており、このローテーションで臨む馬は割り引きが必要だろう。〔表4〕

〔表4〕前走がGⅡだった馬の、前走との間隔別成績(過去10年)
前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中4週以下 0-2-0-27 0% 6.9% 6.9%
中5週以上 4-2-2-26 11.8% 17.6% 23.5%
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上位人気馬が強さを発揮

過去10年の勝ち馬を見ると、2013年のアスカクリチャンを除く9頭が単勝3番人気以内と、上位人気馬が勝ち切るケースが目立つ。また、前項で述べたように、近年は前走がGⅠもしくは同年5月のGⅡだった馬が活躍していることも考慮すれば、上位人気馬のなかでも夏場を休養に充てていた馬が狙い目といえそうだ。〔表5〕

(高那実 マヤ)

〔表5〕優勝馬の単勝人気と前走(過去5年)
年度 優勝馬 単勝人気 前走の日付 前走
2016年 シュヴァルグラン 2番人気 6月26日 宝塚記念(GⅠ)
2017年 スワーヴリチャード 1番人気 5月28日 日本ダービー(GⅠ)
2018年 パフォーマプロミス 3番人気 6月24日 宝塚記念(GⅠ)
2019年 ムイトオブリガード 2番人気 5月26日 目黒記念(GⅡ)
2020年 オーソリティ 3番人気 5月2日 青葉賞(GⅡ)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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