今週の注目レース

京王杯2歳ステークス(GⅡ)

東京競馬場 1400メートル(芝)馬齢 2歳オープン

出走馬情報

ラブリイユアアイズ

牝2歳

調教師:黒岩陽一(美浦)

  • 父:ロゴタイプ
  • 母:オープンユアアイズ
  • 母の父:ヴィクトワールピサ
ここに注目!

メイクデビュー札幌(芝1200メートル)、オープン特別・クローバー賞(札幌・芝1500メートル)を2連勝。父ロゴタイプが3着に敗れたクローバー賞を制し、勢いのままに産駒のJRA重賞初勝利を目指す。

前走のオープン特別・クローバー賞は、3コーナー手前で早めに先頭。直後でマークされていたブッシュガーデン(2着)を突き放し、2馬身1/2差の快勝を決めた。前から押し切って記録した、メンバー中2位の上がり3ハロン35秒1(推定)のタイムも優秀。騎乗した団野大成騎手は「スタートが良くてレースも上手です。抜け出してからもフワッとするところがなかったです」と喜んだ。父ロゴタイプも北海道で新馬戦を勝利すると、クローバー賞3着を経て秋に急成長を果たし、2012年朝日杯フューチュリティS、2013年スプリングS、皐月賞を制した。北の大地から追い続ける父の背中。3連勝で出世街道を突き進みたい。馬名の意味は「愛らしい貴方の眼」。

ヴィアドロローサ

牡2歳

調教師:加藤征弘(美浦)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:ロイヤルストリート
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

メイクデビュー函館(芝1200メートル)、オープン特別・すずらん賞(札幌・芝1200メートル)を連勝。中京・芝1200メートルでコースレコードV(当時)がある母ロイヤルストリートのスピードを豊かに受け継いでいる。

2番人気だった前走のオープン特別・すずらん賞は、中団から鋭く伸びて勝利。先に仕掛けた1番人気ポメランチェをきっちりと捕らえた。上がり3ハロンタイムはメンバー中最速タイの35秒8(推定)だった。騎乗したC.ルメール騎手は「1番人気馬の後ろでいいポジションを取れました。道中は忙しかったけど、3、4コーナーからだんだんと加速して、最後はいい脚を使ってくれました。この先まだまだ良くなります」と、納得の表情で振り返った。しぶとく粘り込んだ新馬戦とは違い、道中で我慢を利かせて後続を引き離したレースぶりも評価できる。この内容なら、距離延長も克服できそうだ。馬名の意味は「苦難への道(ラテン語)」。

コラリン

牝2歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:モルジアナ
  • 母の父:Dubawi
ここに注目!

前走のオープン特別・カンナS(中山・芝1200メートル)は後方から鋭く差し切って2連勝を決めた。母がダート短距離で4勝を挙げたモルジアナで、叔父に2019年阪神大賞典など重賞3勝を挙げたシャケトラがいる筋の通った母系にも注目だ。

2連勝が非凡な内容。未勝利(函館・芝1200メートル)を好位から押し切ると、前走のオープン特別・カンナSは後方から鋭い末脚で勝利。2勝をそれぞれ違った戦法で挙げた。振り返れば、4着に敗れたメイクデビュー札幌(芝1000メートル)も、勝ち馬カイカノキセキが続く函館2歳Sで2着に好走し、ポテンシャルの高さを印象付けている。カンナS後にC.ルメール騎手は「となりの馬がうるさくてゲートは遅れたけど、後ろですぐ流れに乗れました。4コーナーで外に出した時はシュッと反応してくれました。1400メートルまでの短い距離が合うタイプです」と評価した。全3戦が右回りだが、陣営は調教の走りから左回りもOKとジャッジしている。馬名の意味は「珊瑚。母名より連想」。

ベルウッドブラボー

牡2歳

調教師:和田雄二(美浦)

  • 父:シルバーステート
  • 母:マチャプチャレ
  • 母の父:ヨハネスブルグ
ここに注目!

未勝利(福島・芝1200メートル)、オープン特別・ダリア賞(新潟・芝1400メートル)を2連勝中。京王杯2歳Sと同舞台の新馬戦でも3着に好走しており、今回のメンバーでも東京・芝1400メートルへの不安は少なそうだ。

前走のオープン特別・ダリア賞は、先行した人気3頭の三つ巴に。本馬は3番手からメンバー中最速の上がり3ハロン33秒5(推定)の末脚で抜け出し、同じシルバーステート産駒のコムストックロード(2着)をクビ差かわし切った。騎乗したM.デムーロ騎手は「真面目な馬だけど、まだ子供っぽいです。馬混みが好きじゃないみたいで気にしていたけど、外に出したらいい脚を使ってくれました。スピードがあって乗りやすい馬です」と高く評価した。デビュー3戦が東京、福島、新潟と違う競馬場ながら、全て3着以内に好走。ペースが違う中でも安定した走りができるのは、地力を備える証拠だろう。馬名の意味は「冠名+賞賛」。

トウシンマカオ

牡2歳

調教師:高柳瑞樹(美浦)

  • 父:ビッグアーサー
  • 母:ユキノマーメイド
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

2016年高松宮記念を制したビッグアーサーの初年度産駒。メイクデビュー新潟(芝1600メートル)を父譲りのスピードで制した。半兄は7勝を挙げているオープン馬ベステンダンク(父タイキシャトル)と、母系の血統も骨っぽい。2戦目の上積みにも期待できそうだ。

前走のメイクデビュー新潟は、好位2番手でリズム良く追走。直線ではメンバー中2位の上がり3ハロン34秒8(推定)ときっちり脚を使い、2着馬を2馬身1/2振り切った。騎乗した戸崎圭太騎手は「追い切りでの動きが良く、その通りの走りをしてくれました。少し前向きすぎるので、今後はそこがポイントですかね」と説明。目標にしていた前週の1200メートル戦への出走がかなわず、1600メートル戦へ向かった経緯があっただけに、距離短縮でさらにパフォーマンスを上げてきそうな雰囲気だ。デビューから抜きん出た速力で破竹の5連勝を決めた父ビッグアーサー。譲り受けたのはそのスピードと前向きさ。偉大な背中を追いかけ、産駒のJRA重賞初勝利を目指す。馬名の意味は「冠名+地名」。

シゲルファンノユメ

牡2歳

調教師:伊藤圭三(美浦)

  • 父:ディーマジェスティ
  • 母:ノーザンスター
  • 母の父:カーネギー
ここに注目!

ここは新種牡馬の産駒がそろったが、本馬もディーマジェスティ産駒の1期生。前走のオープン特別・カンナS(中山・芝1200メートル、2着)では、最後方から鋭い末脚を発揮して勝ち馬コラリンを追い詰めた。母ノーザンスターに当舞台で2度の3着がある点も心強い。

メイクデビュー福島(2着、芝1200メートル)、未勝利(1着、福島・芝1200メートル)、オープン特別・カンナS(2着)の全3戦でメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムを計時した末脚自慢。未勝利戦は1200メートルでは決定的と言える3馬身差Vを決め、カンナSでは最後方10番手から上がり3ハロン34秒0(推定)の末脚で勝ち馬コラリンに0秒1差まで迫った。父のディーマジェスティもデビューから4戦連続でメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムを計時し、2016年共同通信杯を勝利。続く皐月賞も優勝し、日本ダービーでは3着に入った。東京コースを得意とした父のように、その末脚が長い直線で生きてきそうだ。馬名の意味は「冠名+ファンの夢」。

セルバーグ

牡2歳

調教師:鈴木孝志(栗東)

  • 父:エピファネイア
  • 母:エナチャン
  • 母の父:キンシャサノキセキ
ここに注目!

メイクデビュー阪神(芝1600メートル)は、好位でセンス良く立ち回ってV。マイル戦で確かなスピードを見せており、200メートルの距離短縮も無難にこなしそうだ。中2週とレース間隔が詰まっていることから、小柄な馬体をキープできているかはチェックしたい。

荒削りな内容でポテンシャルを示した前走のメイクデビュー阪神。スタート直後は外の馬に反応したのか、鞍上の和田竜二騎手が必死に折り合いをつけようとしていた。何とか4番手に収まって直線で最内に進路を取ると、グンと加速して快勝。同騎手は「イレ込んでいたけど、ゲートが良かったです。思ったより行きっぷりが良く、折り合いもつかなかったですが、よく伸びてくれました」と能力を評価。鈴木孝志調教師も「実戦で良さが出ました。掛かり気味だから距離はどうかな。2000メートルくらいまでは持ってほしいですけどね」と話している。母の父が短距離王キンシャサノキセキという血統からも、200メートルの距離短縮でさらに良さが出そうだ。馬名の意味は「人名より」。

ジャスパークローネ

牡2歳

調教師:森秀行(栗東)

  • 父:Frosted
  • 母:Fancy Kitten
  • 母の父:Kitten's Joy
ここに注目!

メイクデビュー新潟(芝1200メートル)を鮮やかに逃げ切った後、カンナS(中山・芝1200メートル)、もみじS(阪神・芝1400メートル)とオープン特別で連続3着に好走。父フロステッドはタピットの仔で、母系もアメリカのスピード血統。ここでも速力は上位だろう。

1番人気で快勝したメイクデビュー新潟は、好スタートからハナを奪うと、最後まで余裕を持って後続を寄せつけなかった。騎乗したM.デムーロ騎手は「いいスピードがありますね。自分のペースで行けたので、最後まで反応してくれました」と評価していた。続くオープン特別・カンナS(3着)でもハナを奪い、前走のオープン特別・もみじS(3着)も2番手で果敢に先行。どちらも人気より上の着順に来ており、今回も前で流れに乗ることができれば侮れない存在と言えるはずだ。父のフロステッドは3歳時の2015年ウッドメモリアルSなどアメリカのG1を3勝。本馬には産駒のJRA重賞初勝利がかかる。馬名の意味は「冠名+王冠(独)」。

(高木 翔平)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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