今週の注目レース

秋の2歳単勝馬連 アルテミスステークス(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(芝)馬齢 (牝) 2歳オープン

データ分析

大舞台へと夢が広がる牝馬限定の2歳重賞

アルテミスSは2012年に創設され今年で10回目を迎えるが、昨年の優勝馬ソダシが阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞を制したように、年末の2歳GⅠや翌春のクラシックにつながる重要な一戦となっている。世代最初の牝馬限定重賞について、過去9年の結果を分析していく。

上位人気は堅実も波乱含み

過去9年の単勝人気別成績を見ると、1番人気馬は2019年のリアアメリア、2020年のソダシと連勝中で、計4勝を挙げており3着内率も66.7%とまずまずの数値をマークしている。2番人気馬は2016年から5年連続で3着以内に入っており、1番人気馬と2番人気馬がそろって4着以下に敗れたことは創設以来一度もない。ただ、6番人気以下の馬が3勝と波乱の決着も見られるだけに、伏兵の台頭も念頭に置いておくべきだろう。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去9年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4-2-0-3 44.4% 66.7% 66.7%
2番人気 2-3-1-3 22.2% 55.6% 66.7%
3番人気 0-0-1-8 0% 0% 11.1%
4番人気 0-1-1-7 0% 11.1% 22.2%
5番人気 0-1-3-5 0% 11.1% 44.4%
6〜9番人気 2-1-2-31 5.6% 8.3% 13.9%
10番人気以下 1-1-1-57 1.7% 3.3% 5.0%

通算出走回数に注目

過去9年の通算出走数別成績を調べると、3着以内馬27頭中15頭がキャリア2戦だった。3着以内馬の数でこれに続くのがキャリア1戦の馬で、新馬戦を勝ったばかりで単勝5番人気以内に支持された馬は〔2・3・1・8〕(3着内率42.9%)と高確率で好走している。〔表2〕

〔表2〕通算出走数別成績(過去9年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
1戦 2-3-1-33 5.1% 12.8% 15.4%
2戦 6-4-5-43 10.3% 17.2% 25.9%
3戦 1-1-0-23 4.0% 8.0% 8.0%
4戦以上 0-1-3-15 0% 5.3% 21.1%

なお、通算出走数が2戦だった馬の前走別成績を見ると、未勝利戦を勝って臨んだ馬が3着内率45.0%となっている。これら未勝利組のうち単勝2番人気以内に推された馬が〔1・2・1・0〕と安定感が高い一方で、2015年のデンコウアンジュ(12番人気)など3頭が6番人気以下の低評価を覆して勝利を収めている。デビュー2戦目で初勝利を挙げての参戦となる馬は人気にかかわらず要注目の存在といえそうだ。〔表3〕

〔表3〕通算出走数が2戦だった馬の前走別成績(過去9年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
JRA重賞 2-1-0-11 14.3% 21.4% 21.4%
オープン特別 0-0-0-7 0% 0% 0%
1勝クラス 0-1-2-13 0% 6.3% 18.8%
未勝利 4-2-3-11 20.0% 30.0% 45.0%
地方のレース 0-0-0-1 0% 0% 0%

距離実績をチェック

前走で新馬戦と未勝利戦を勝っていた馬が活躍していることから、オープンクラスでの実績は不問とみてよさそう。そこで注目したいのが距離実績で、過去9年の3着以内馬27頭中24頭は芝1600メートル以上のレースで優勝経験があった。この経験がなかった馬の優勝例はなく、好走率も低くなっている。芝1600メートル以上のレースで勝利した経験があるかどうかが重要なポイントになりそうだ。〔表4〕

(高那実 マヤ)

〔表4〕芝1600メートル以上のレースでの優勝経験の有無別成績(過去9年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 9-7-8-67 9.9% 17.6% 26.4%
なし 0-2-1-47 0% 4.0% 6.0%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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