今週の注目レース

サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(芝)馬齢 2歳オープン

データ分析

GⅠウイナーを立て続けに輩出してきた注目の2歳重賞

2019年の優勝馬サリオスと2017年の優勝馬ダノンプレミアムは同年の朝日杯フューチュリティS、2018年の優勝馬グランアレグリアは翌年の桜花賞でGⅠ初制覇を果たした。また、2015年の優勝馬ブレイブスマッシュはオーストラリアに移籍して現地でG1を2勝。その他にも、2020年の優勝馬ステラヴェローチェが次走の朝日杯フューチュリティSで2着、翌春の皐月賞と日本ダービーで3着に好走しているように、ビッグレースにつながる重要な一戦となっている。今回は、いちょうSの名称で行われていた2014年以前(2014年は重賞、2013年以前はオープン特別)を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

馬体重に注目

過去10年の3着以内馬30頭は、いずれも前走の馬体重が440キログラム以上だった。馬体重の軽い馬は評価を下げたい。なお、前走の馬体重が480キログラム以上だった馬は3着内率52.0%と優秀な成績を収めている。大型馬は高く評価した方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕前走の馬体重別成績(過去10年)
前走の馬体重 着度数 勝率 連対率 3着内率
480kg以上 4-4-5-12 16.0% 32.0% 52.0%
440kg以上480kg未満 6-6-5-57 8.1% 16.2% 23.0%
440kg未満 0-0-0-14 0% 0% 0%

左回りに実績のある差し馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、JRAの左回りのレースにおいて“2着以内、かつ上がり3ハロンタイム(推定)順位が3位以内”となった経験のある馬だった。この経験のある馬は3着内率が47.9%と優秀な水準に達している。左回りのレースで連対したことのある馬、特に出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイム(推定)をマークした上で連対を果たしていた馬は、有力とみてよいだろう。〔表2〕

〔表2〕JRAの左回りのレースにおいて“2着以内、かつ上がり3ハロンタイム(推定)順位が3位以内”となった経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 7-8-8-25 14.6% 31.3% 47.9%
なし 3-2-2-58 4.6% 7.7% 10.8%

なお、JRAの左回りのレースにおいて“2着以内、かつ上がり3ハロンタイム(推定)順位が3位以内”となった経験がなかったにもかかわらず3着以内に入った7頭のうち3頭は、阪神競馬場で行われた新馬戦において1着となった経験のある馬だった。一方、この経験もなかった馬は3着内率が6.9%にとどまっている。ちなみに、2012年以降の過去9年に限ると〔0・0・1・50〕(3着内率2.0%)である。阪神でデビュー戦を勝った馬は、左回りのレースにこれといった実績がなくてもマークしておきたい。〔表3〕

〔表3〕JRAの左回りのレースにおいて“2着以内、かつ上がり3ハロンタイム(推定)順位が3位以内”となった経験がなかった馬の、阪神競馬場で行われた新馬戦で1着となった経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 2-1-0-4 28.6% 42.9% 42.9%
なし 1-1-2-54 1.7% 3.4% 6.9%

近年は前走を勝っている馬が優勢

サウジアラビアロイヤルCの名称で行われた過去6年の3着以内馬18頭中17頭は、前走の着順が1着だった。前走で1着だった馬は3着内率が41.5%と優秀な水準に達している。近年の傾向を重視するなら、直近のレースで敗れていた馬は割り引きが必要だ。〔表4〕

〔表4〕前走の着順別成績(過去6年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
1着 6-6-5-24 14.6% 29.3% 41.5%
2着以下 0-0-1-24 0% 0% 4.0%

臨戦間隔も重要なポイント

サウジアラビアロイヤルCの名称で行われた過去6年の3着以内馬18頭中17頭は、前走との間隔が中4週以上だった。一方、中3週以内だった馬は3着内率3.7%と苦戦している。臨戦間隔に余裕がない馬は過信禁物とみるべきだろう。〔表5〕

(伊吹 雅也)

〔表5〕前走との間隔別成績(過去6年)
前走との間隔 着度数 勝率 連対率 3着内率
中3週以内 0-1-0-26 0% 3.7% 3.7%
中4週以上 6-5-6-22 15.4% 28.2% 43.6%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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