今週の注目レース

京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ)

中山競馬場 1600メートル(芝・外)ハンデ 3歳以上オープン

出走馬情報

グレナディアガーズ

牡3歳

調教師:中内田充正(栗東)

  • 父:Frankel
  • 母:ウェイヴェルアベニュー
  • 母の父:Harlington
ここに注目!

昨年の朝日杯フューチュリティSを、1分32秒3の2歳コースレコードで優勝。NHKマイルC3着後は夏場を休養に充て、本レースに照準を合わせて順調な乗り込みを消化している。今秋はアメリカ遠征も予定されており、他世代が相手でも主役の座は譲れない。

3歳初戦となった前々走のファルコンSは、逃げたルークズネスト(1着)との激しい追い比べでアタマ差競り負けたものの、同馬より1キログラム重い57キログラムの斤量を背負って3着以下に2馬身1/2差なら、勝ちに等しい2着だろう。1番人気に支持された前走のNHKマイルCは、好スタートを決めて好位集団で折り合いに専念し、抑え切れない手応えから早めに先頭へ。最後は上位2頭の瞬発力に屈したものの、速めのペースで後続にマークされる厳しい展開を3着に踏みとどまり“負けてなお強し”を印象づけた。今回は約4か月の休み明けになるが、2日の1週前の追い切りでは栗東CWコースで自己ベストタイムをマーク。力の出せる態勢は整った。

カラテ

牡5歳

調教師:高橋祥泰(美浦)

  • 父:トゥザグローリー
  • 母:レディーノパンチ
  • 母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!

5歳を迎えて本格化を遂げ、今年2月の東京新聞杯で重賞タイトルを獲得。GⅠ初挑戦となった安田記念は順調さを欠いた影響もあってか13着に敗れたが、前走の関屋記念で2着に入り、あらためて地力の高さをアピールした。今後も目が離せない存在だ。

5歳初戦の3勝クラス・若潮S(中山・芝1600メートル)は、同週のニューイヤーS(リステッド)の勝ちタイムを0秒3上回る1分32秒9の好タイムで3馬身差の快勝。続く東京新聞杯は、直線で馬群に包まれて追い出しを待つシーンもあったが、ラスト200メートルで狭いスペースを抜け出すと、最後はカテドラル(2着)との追い比べを制し重賞制覇を達成した。前走の関屋記念は、軽く促して中団馬群の外を追走。1着馬ロータスランドとは位置取りとコース取りの差が出てしまったが、1番人気ソングライン(3着)との追い比べを制して2着に好走した。前走を使って状態面の上積みは大きく、2戦2勝の中山・芝1600メートルへの条件替わりも好材料だ。

カテドラル

牡5歳

調教師:池添学(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:アビラ
  • 母の父:Rock of Gibraltar
ここに注目!

3歳時のNHKマイルCで3着のほか、これまでにGⅢで4度の2着がある実績馬。前走の中京記念では、コーナー通過4回の競馬に対応して0秒1差の2着に追い上げたように、気性面の成長は確かだ。目下の充実ぶりは顕著で、待望の重賞タイトル獲得を狙う。

5歳初戦の東京新聞杯は12番人気の低評価だったが、4コーナー10番手から直線はシャドウディーヴァ(3着)と併せるように伸びて1度は先頭のシーン。最後はカラテに競り負けたものの、アタマ差の2着に好走した。続くダービー卿チャレンジTは、ハイペースのなか、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒2(以下推定)の末脚で2着。前走の中京記念は、スッと控えて後方待機策。1着馬アンドラステとは位置取りやコース取りの差が出たものの、レースの上がり3ハロンタイムを1秒上回る同33秒7の豪脚で直線大外から2着まで追い込んだ。末脚に磨きがかかる近走だけに、前が競り合う展開になれば、あっさり勝っても不思議はない。

カレンシュトラウス

牡4歳

調教師:平田修(栗東)

  • 父:ルーラーシップ
  • 母:アグネスワルツ
  • 母の父:ゼンノロブロイ
ここに注目!

母アグネスワルツは現役時代にフローラSで2着、オークスでは3着に好走した活躍馬。本馬はこれまで3着以内を外していないように、能力の底を見せておらず、目下3連勝で本格化ムードにある。初の重賞挑戦となるが、どこまで通用するのか注目だ。

4歳初戦となった前々走の2勝クラス・丹波特別(阪神・芝1600メートル)は、3番手で折り合いに専念し、ラスト300メートルで先頭に躍り出ると、楽な手応えのまま後続を突き放して5馬身差で快勝した。前走の3勝クラス・桑名S(中京・芝1600メートル)は、脚をためて中団馬群を追走。スローペースのなか、メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒5(推定)の末脚を発揮してゴール寸前できっちりと前を捕らえ、コースレコードに0秒5差の1分32秒8の好タイムでオープンクラス入りを果たした。今回は3か月の休み明けになるが、本レースを目標に入念な乗り込みを消化。重賞挑戦で試金石の一戦だが、このメンバーに入ってもポテンシャルの高さは互角以上だ。

グランデマーレ

牡4歳

調教師:藤岡健一(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:グランデアモーレ
  • 母の父:ネオユニヴァース
ここに注目!

一昨年の1勝クラス・葉牡丹賞(中山・芝2000メートル)を2歳コースレコードで勝った素質馬。4走前からマイル路線に矛先を向け、今春に2連勝を飾ると、前走の関屋記念では勝ち馬から0秒3差の5着に入った。ここでも遜色のない競馬ができそうだ。

約5か月半の休養で立て直した4歳初戦の2勝クラス・天神橋特別は3馬身差、続く3勝クラス・ストークS(ともに阪神・芝1600メートル)はクビ差ながら追い比べを制して、連勝でオープンクラス入り。約3か月半の休み明けだった前走の関屋記念は、騎乗した藤岡佑介騎手が「スタートは五分に出ましたが、左回りではどうしても向正面から3、4コーナーまで右に張ってしまいますね」と振り返ったように、矯正しながらで後方に下げざるを得なかったようだ。それでも直線はメンバー中最速となる上がり3ハロン33秒8(推定)の末脚で5着に追い上げて、能力の片りんを示した。レースを1度使った上積みが見込める今回、右回りの中山なら前走以上のパフォーマンスが期待できそうだ。

バスラットレオン

牡3歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:キズナ
  • 母:バスラットアマル
  • 母の父:New Approach
ここに注目!

今春のニュージーランドTを鮮やかに逃げ切って重賞タイトルを獲得。今年の3歳世代は、他世代相手の重賞で、ソダシの札幌記念など4勝を挙げており(9月5日終了時点)、世代レベルの高さは証明済みだ。ここは好メンバーがそろったが、ポテンシャルは引けを取らない。

3歳初戦のシンザン記念3着後、1勝クラス(阪神・芝1600メートル)で2勝目をマーク。2番人気に推されたニュージーランドTは、好スタートを決めると同型を制して先手を主張。マイペースに持ち込めたこともあるが、4コーナーあたりから後続を引き離しにかかり、直線は突き放す一方の独走で5馬身差をつけた。1週前のダービー卿チャレンジTの勝ちタイム(1分32秒6)に0秒5差まで迫る1分33秒1の走破時計も優秀だった。前々走のNHKマイルCはスタート直後に落馬して競走中止。前走の日本ダービー(15着)は距離が長かっただけに、度外視可能だろう。約3か月半の休み明けで仕上がりはポイントになるが、適条件に戻る今回は本領発揮が期待される。

コントラチェック

牝5歳

調教師:藤沢和雄(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:リッチダンサー
  • 母の父:Halling
ここに注目!

これまでに重賞3勝を挙げているが、中でも、今回と同じ舞台の2019年ターコイズSでは早めのペースを鮮やかに逃げ切っており、圧巻のパフォーマンスを見せている。約3か月の休み明けになるが、8月中旬から時計を出し始めて調整は順調。仕上げに抜かりはなさそうだ

昨年12月からスプリント路線に矛先を向けると、前々走のオーシャンSは好スタートを決め2番手を追走。直線でカレンモエ(2着)に1度は離されかけたが、ラスト100メートルから一完歩ごとに差を詰め、ゴール寸前でハナ差捕らえて重賞3勝目を挙げた。約3か月の休み明けとなった前走の函館スプリントSは、レースの前半600メートル通過タイム32秒8の速い流れのなか、直線で伸びを欠いて8着に敗れた。ただ、騎乗した丸山元気騎手が「楽に折り合いはつきましたが、今日は脚がたまる感じがなかったです。これだけ折り合いが良ければ、もう少し長い距離でも良さそうです」と振り返っており、今回の条件替わりはプラス材料だろう。重賞勝ちはすべて中山コース。巻き返しに期待したい。

スマイルカナ

牝4歳

調教師:高橋祥泰(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:エーシンクールディ
  • 母の父:Distorted Humor
ここに注目!

中山・芝1600メートルで重賞2勝(フェアリーS、ターコイズS)をマーク。今春はダービー卿チャレンジT14着、ヴィクトリアマイル15着と大敗を喫したが、夏場の休養で心身ともにリフレッシュ。持ち味のスピードを生かして、上位進出を目指す。

昨年12月のターコイズSは離れた3番手を追走。例年より時計のかかるコンディションでのハイペースの流れを、直線半ばで先頭に立ち、アンドラステ(2着)の追い上げをハナ差しのいで重賞2勝目を飾った。今年に入っての2戦は結果が出なかったものの、前走のヴィクトリアマイル(15着)に騎乗した柴田大知騎手は「今までで一番落ち着いていたし、2番手からでも折り合いはしっかりついていました。今日の内容がこれから先につながってくると思います」と前向きにコメントした。今回は約4か月の休み明けになるが、美浦南Wコースの追い切りではラスト1ハロン11秒台のシャープな伸び脚を見せており、立て直した効果は十分に見込めそう。得意の舞台で、捲土重来を期す。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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