今週の注目レース

函館2歳ステークス(GⅢ)

函館競馬場 1200メートル(芝)馬齢 2歳オープン

データ分析

世代最初の重賞ウイナーを目指して

函館2歳Sは2歳馬にとって最初のJRA重賞となる。2011年から2019年は単勝4番人気以内の馬が優勝していたが、昨年はリンゴアメが10番人気の低評価を覆して勝利を収めた。また、2014年以降は毎年のように2桁人気馬が3着以内に入っている。初勝利を挙げたばかりの馬が大半を占める重賞は一筋縄ではいかないようだ。そんな一戦の特徴を探るべく、過去10年の結果を分析していく。

新馬戦を勝った馬が中心

過去10年の前走別成績を調べると、3着以内馬30頭中23頭は前走で新馬戦を勝っていた馬で、該当馬は好走率でも未勝利戦を勝ち上がってきた馬を上回っている。ただし、ここ4年に限ると前走が未勝利戦だった馬は〔2・0・1・9〕(勝率・連対率16.7%、3着内率25.0%)で、好走率だけを見れば新馬戦〔2・4・3・33〕(勝率4.8%、連対率14.3%、3着内率21.4%)だった馬を上回っている。近年の傾向を重視するのであれば、未勝利戦を勝ち上がってきた馬だからといって評価を下げる必要はなさそうだ。なお、過去には地方競馬所属馬の優勝もある一戦だが、近年は全く好走できていない。〔表1〕

〔表1〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
新馬 8-7-8-75 8.2% 15.3% 23.5%
未勝利 2-3-1-28 5.9% 14.7% 17.6%
オープン特別 0-0-1-2 0% 0% 33.3%
地方競馬 0-0-0-19 0% 0% 0%

前走の距離をチェック

過去10年の前走の距離別成績を見ていくと、3着以内馬30頭中24頭は前走も芝1200メートルだった。距離を経験していることは少なからず強みとなりそうだ。また、芝1400メートル以上のレースから臨んだ馬は、出走数こそ少ないものの3着内率が42.9%と高くなっている。距離を短縮してきた馬にも注目しておきたい。一方、前走でダート戦に出走していた馬は2着が1回あるだけ。該当馬は割り引きが必要だろう。〔表2〕

〔表2〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
芝1000m 2-0-0-13 13.3% 13.3% 13.3%
芝1200m 8-7-9-73 8.2% 15.5% 24.7%
芝1400m以上 0-2-1-4 0% 28.6% 42.9%
ダート戦 0-1-0-34 0% 2.9% 2.9%

多頭数のレースを経験している馬に注目

過去10年の函館2歳Sは全て13頭以上で行われ、そのうち6回がフルゲートの16頭だった。それを踏まえ、10頭以上で行われたJRAのレースに出走した経験の有無別成績を調べてみると、経験なしの馬は1勝にとどまり、好走率でも経験のあった馬を下回っている。多頭数のレースを経験しているかどうかも重要なようだ。前走を比較する際は、頭数にも目を向けたいところだ。〔表3〕

(高那実 マヤ)

〔表3〕出走頭数10頭以上のJRAのレースに出走した経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 9-4-7-69 10.1% 14.6% 22.5%
なし 1-6-3-55 1.5% 10.8% 15.4%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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