今週の注目レース

CBC賞(GⅢ)

小倉競馬場 1200メートル(芝)ハンデ 3歳以上オープン

データ分析

夏の中京のスプリント重賞が今年は小倉で開催

2012年からサマースプリントシリーズ第2戦に指定されているハンデ重賞。通常は中京・芝1200メートルで行われるが、京都競馬場整備工事に伴う開催日程の変更により昨年は阪神競馬場で行われ、今年は小倉競馬場での開催になる。今回は、開催週が安田記念の翌週から3週繰り下げられた2012年以降のデータを中心にしながら、レースの傾向を探っていきたい。

重ハンデ馬を信頼したい

3歳馬が古馬のレースに出走できるようになった直後という時期的な影響もあり、CBC賞はハンデ差が大きくなりやすい。軽ハンデと重ハンデのどちらが優勢かというと後者で、過去9年でハンデ55.5キログラムから57キログラムの3着内率は30.6%、57.5キログラム以上になると同54.5%へアップする。昨年は51キログラムのラブカンプーが優勝したが、これはグレード制導入後のCBC賞における最軽量優勝というレアケース。傾向に従うなら重いハンデを課された馬を信頼したい。〔表1〕

〔表1〕負担重量別成績(過去9年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
49kg以下 0-0-0-4 0% 0% 0%
50kg、51kg 1-1-0-10 8.3% 16.7% 16.7%
52kg、53kg 1-1-0-36 2.6% 5.3% 5.3%
54kg、55kg 1-4-1-35 2.4% 12.2% 14.6%
55.5kg〜57kg 4-1-6-25 11.1% 13.9% 30.6%
57.5kg以上 2-2-2-5 18.2% 36.4% 54.5%

歴戦のつわものが実力を発揮する

重ハンデ馬が優勢というデータに通ずる部分もありそうだが、過去9年の年齢別成績をみると、5歳馬の成績がもっとも優秀で、6歳馬がそれに次ぐ成績。逆に、軽ハンデで出走できる3歳馬は不振で、13頭が出走して3着以内はゼロ。4歳馬も昨年まで7年連続で馬券に絡んでいない。〔表2〕

〔表2〕年齢別成績(過去9年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-0-0-13 0% 0% 0%
4歳 0-1-1-13 0% 6.7% 13.3%
5歳 7-5-4-26 16.7% 28.6% 38.1%
6歳 2-2-4-39 4.3% 8.5% 17.0%
7歳以上 0-1-0-24 0% 4.0% 4.0%

馬体重が大幅に増えた馬は不振

夏場の重賞ということもあり、出走馬の半数以上は前走よりも馬体重を減らしての出走だった。成績がいいのは前走から馬体重が減った馬と増減なしだった馬で、馬体重が増加していた馬は集計期間内に優勝がなく、馬券に絡んだ馬も、プラス4キログラム以内の微増だった馬が大半である。馬体重が増えすぎている馬は少し減点したい。〔表3〕

〔表3〕馬体重別成績(過去9年)
馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
前走から減少 6-4-5-60 8.0% 13.3% 20.0%
前走と同じ 3-2-0-16 14.3% 23.8% 23.8%
前走から増加 0-3-3-39 0% 6.7% 13.3%
  • 注記:前走が海外のレースだった馬を除く

3枠から5枠がレースをしやすそう

今年のCBC賞は夏の小倉開催の開幕週に行われる。そこで、2011年以降の夏の小倉開幕週に行われた芝1200メートル戦の枠番別成績をまとめてみた。開幕週なので内枠の馬が人気になりやすいが、後手を踏んだときの巻き返しがきかないため3着内率は意外に低い。3着内率が高いのは3枠から5枠。その中でも特に先行力のある馬は好走する確率が高いので狙いたい。〔表4〕

〔表4〕小倉・芝1200メートルの枠番別成績(2011年から2020年の夏の小倉開催開幕週)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 5-10-8-104 3.9% 11.8% 18.1%
2枠 10-6-10-111 7.3% 11.7% 19.0%
3枠 9-19-9-104 6.4% 19.9% 26.2%
4枠 20-11-10-105 13.7% 21.2% 28.1%
5枠 12-14-18-109 7.8% 17.0% 28.8%
6枠 6-10-14-128 3.8% 10.1% 19.0%
7枠 18-9-7-150 9.8% 14.7% 18.5%
8枠 11-8-13-161 5.7% 9.8% 16.6%
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優勝馬には重賞の連対実績か、芝1200メートルでの高い連対率が

過去9年間の優勝馬は全て年齢が5歳か6歳で、9頭中6頭には重賞2着以内の実績があり、その実績がなかった3頭のうち2頭は芝1200メートル戦での連対率が80.0%以上となっている。残る1頭は2018年のアレスバローズだが、同馬は1勝クラスからオープン入りまでの4勝をいずれも芝1200メートルで挙げたこの距離のスペシャリストだった。勝ち馬を予想する際は、重賞での連対実績や、芝1200メートルでの成績に注目したい。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表5〕優勝馬の年齢、重賞連対実績、芝1200メートルでの連対率(過去9年)
年度 優勝馬 年齢 重賞連対実績 芝1200メートルでの連対率
2012年 マジンプロスパー 5歳 有り 33.3%
2013年 マジンプロスパー 6歳 有り 25.0%
2014年 トーホウアマポーラ 5歳 無し 80.0%
2015年 ウリウリ 5歳 有り 未経験
2016年 レッドファルクス 5歳 無し 100%
2017年 シャイニングレイ 5歳 有り 未経験
2018年 アレスバローズ 6歳 無し 38.9%
2019年 レッドアンシェル 5歳 有り 100%
2020年 ラブカンプー 5歳 有り 36.8%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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