今週の注目レース

ラジオNIKKEI賞(GⅢ)

福島競馬場 1800メートル(芝)ハンデ 3歳オープン

データ分析

3歳限定戦唯一のハンデ重賞

福島競馬場で行われた2012年以降の優勝馬9頭のうち、8頭は春のクラシック不出走だった。2020年の優勝馬バビットは続くセントライト記念を勝って菊花賞に駒を進め、2018年の2着馬フィエールマンは次走で菊花賞を制しており、クラシック最終戦に向けて注目を集める一戦だ。2011年は中山競馬場で行われたため、2012年以降の過去9回の結果から傾向を分析する。

軽ハンデ馬は不振

ラジオNIKKEI賞は、3歳限定のレースとしては唯一のハンデ戦だ。そこで過去9年の負担重量別成績を調べてみると、52キログラム以下だった馬は3着内率4.5%と芳しくないため、まずはハンデが53キログラム以上となった馬を中心に考えたい。ちなみに、53キログラムだった馬は3着以内に入った全8頭が単勝6番人気以下と伏兵の活躍が目立っている。これに該当する馬がいればマークしておきたい。〔表1〕

〔表1〕負担重量別成績(過去9年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
52kg以下 0-0-1-21 0% 0% 4.5%
53kg 1-2-5-29 2.7% 8.1% 21.6%
54kg 5-3-2-31 12.2% 19.5% 24.4%
55kg 1-4-0-8 7.7% 38.5% 38.5%
56kg以上 2-0-1-17 10.0% 10.0% 15.0%

前走のクラスは不問

過去9年の前走別成績を調べると、3着内率は2勝クラスが最も高いものの、ここ3年は該当する馬が出走していない。3着以内馬27頭中24頭は前走がJRAの重賞、オープン特別、1勝クラスのいずれかで、この3組は3着内率にもさほど差がないことから、前走がJRAのレースであればクラスは不問とみてよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕前走別成績(過去9年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
JRA重賞 2-3-2-32 5.1% 12.8% 17.9%
オープン特別 3-2-1-21 11.1% 18.5% 22.2%
2勝クラス 1-0-2-8 9.1% 9.1% 27.3%
1勝クラス 3-4-4-44 5.5% 12.7% 20.0%
地方のレース 0-0-0-1 0% 0% 0%
  • 注記:リステッドはオープン特別に含む

注目すべきは前走のクラスと着順の関係

過去の成績から取捨選択を行う際のポイントとなるのが前走のクラスと着順の関係で、JRA重賞から臨んで3着以内に入った7頭はいずれも6着以下からの巻き返しだった。一方、JRA重賞で5着以内だった6頭は全て4着以下に敗れており、該当馬は過信禁物といえそうだ。〔表3〕

〔表3〕前走がJRA重賞だった馬の、前走の着順別成績(過去9年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
5着以内 0-0-0-6 0% 0% 0%
6着以下 2-3-2-26 6.1% 15.2% 21.2%

次に、前走がオープン特別だった馬を見ていくと、3着以内に入っていた馬が連対率38.5%と優秀な成績を収めている一方で、4着以下だった馬は連対なしと明暗が分かれている。ちなみに、前走が1勝クラスで4着以下だった馬は〔0・0・0・4〕。オープン特別組および1勝クラス組は4着以下からの巻き返しが期待できないことは覚えておきたい。〔表4〕

〔表4〕前走がオープン特別だった馬の、前走の着順別成績(過去9年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 3-2-0-8 23.1% 38.5% 38.5%
4着以下 0-0-1-13 0% 0% 7.1%
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サンデーサイレンス系種牡馬の独壇場

過去9年の優勝馬の血統を見ると、全馬の父がサンデーサイレンス系種牡馬だった。さらに、父が日本ダービーや有馬記念といった芝2200メートルから2500メートルのGⅠで優勝していた点も共通している。芝1800メートルという距離のイメージ以上にスタミナが求められるようで、サンデーサイレンス系種牡馬の中でも中長距離で活躍した馬の産駒に注目するといいだろう。〔表5〕

(高那実 マヤ)

〔表5〕優勝馬の父(過去9年)
年度 優勝馬 父(芝2200mから2500mのGⅠ勝利)
2012年 ファイナルフォーム ディープインパクト(日本ダービーなど)
2013年 ケイアイチョウサン ステイゴールド(香港ヴァーズ)
2014年 ウインマーレライ マツリダゴッホ(有馬記念)
2015年 アンビシャス ディープインパクト(日本ダービーなど)
2016年 ゼーヴィント ディープインパクト(日本ダービーなど)
2017年 セダブリランテス ディープブリランテ(日本ダービー)
2018年 メイショウテッコン マンハッタンカフェ(有馬記念)
2019年 ブレイキングドーン ヴィクトワールピサ(有馬記念)
2020年 バビット ナカヤマフェスタ(宝塚記念)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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