今週の注目レース

宝塚記念(GⅠ)

阪神競馬場 2200メートル(芝)定量 3歳以上オープン

データ分析

上半期のGⅠ戦線を盛り上げた馬が集結するドリームレース

ここ2年の宝塚記念は一昨年のリスグラシューが3馬身差、昨年のクロノジェネシスに至っては6馬身差と、牝馬が圧巻のレースぶりで優勝しており、この2頭は同年末の有馬記念でも勝利を収めている。一年の総決算であるグランプリとの関連も深い一戦を制すのは今年も牝馬か? それとも牡馬が意地を見せるのか? 過去10年の結果を参考に、レースの傾向を探っていく。

近年は特に牝馬の活躍が顕著

冒頭で触れたように2019年のリスグラシュー、2020年のクロノジェネシスと直近2年は牝馬が優勝しており、過去10年で見ても牝馬は3着内率45.0%と好走率も高いレベルにある。ちなみに牝馬の残る1勝は2016年のマリアライトで、牝馬は過去5年に限れば〔3・0・1・4〕と勝率が37.5%にアップする。なお、この3頭はいずれも既にJRA・GⅠを勝っていたことから、GⅠ勝ちのある牝馬が出走してきた場合は要注目の存在といえそうだ。〔表1〕

〔表1〕性別成績(過去10年)
成績 勝率 連対率 3着内率
牡・せん 7-8-6-104 5.6% 12.0% 16.8%
3-2-4-11 15.0% 25.0% 45.0%

GⅠウイナーが強さを見せる

GⅠを勝っている牝馬の活躍が目立つことを踏まえ、過去10年の出走馬についてJRA・GⅠまたは海外G1における優勝経験の有無を調べてみると、3着以内馬延べ30頭中21頭にGⅠ優勝経験があった。ただし、同年のJRA・GⅠ(海外G1)を優勝していた馬は〔0・1・2・8〕と意外にも勝ち切れていない点には注意が必要だ。〔表2〕

〔表2〕GⅠ優勝経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 7-7-7-33 13.0% 25.9% 38.9%
なし 3-3-3-82 3.3% 6.6% 9.9%
  • 注記:海外G1を含む

なお、GⅠ未勝利ながら3着以内に入った9頭中8頭にはGⅡの優勝経験があった。この実績もなかった好走馬は2018年3着のノーブルマーズのみで、GⅡの優勝経験すらない馬は大幅に割り引くべきだろう。〔表3〕

〔表3〕GⅠ未勝利馬の、GⅡ優勝経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 3-3-2-45 5.7% 11.3% 15.1%
なし 0-0-1-37 0% 0% 2.6%

伏兵馬も軽視は禁物

過去10年の単勝人気別成績を見ると、1番人気は3着内率60.0%と半数以上が3着以内に入っている。ただし、2015年以降は〔0・2・0・4〕と期待に応え切れておらず、3着以内馬延べ18頭中10頭が6番人気以下と、近年は伏兵の台頭が顕著となっている。特に、10番人気以下の馬に限れば好走例が全て2015年以降のものとなっている。近年は波乱の傾向がより強くなっていることを念頭に置いて予想を組み立てた方がいいだろう。〔表4〕

〔表4〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-3-1-4 20.0% 50.0% 60.0%
2番人気 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
3番人気 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
4番人気 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
5番人気 0-2-0-8 0% 20.0% 20.0%
6番人気〜9番人気 4-2-3-31 10.0% 15.0% 22.5%
10番人気以下 0-2-3-50 0% 3.6% 9.1%

前走もJRA・GⅠに出走していた馬が中心

過去10年の前走別成績を見ていくと、3着以内馬延べ30頭中17頭は前走がJRA・GⅠで、海外G1だった馬も5頭が3着以内に入っている。一方、JRAのGⅡやGⅢから臨んだ馬の成績はやや見劣るものの、3着以内に入った7頭中6頭は単勝6番人気以下だった。妙味という点ではGⅡやGⅢから臨んできた馬に注目してみるのも面白そうだ。〔表5〕

〔表5〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 6-5-6-53 8.6% 15.7% 24.3%
GⅡ 2-0-1-25 7.1% 7.1% 10.7%
GⅢ 1-2-1-19 4.3% 13.0% 17.4%
海外G1 1-2-2-13 5.6% 16.7% 27.8%
その他のレース 0-1-0-5 0% 16.7% 16.7%
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枠番別成績に特徴あり

過去10年の枠番別成績を調べると、8枠が〔7・0・2・13〕(勝率31.8%)と出色の成績を収めている。しかも良績は2013年以降に集中しており、2018年のミッキーロケットを除けば、2013年以降の優勝馬は全て8枠の馬だった。年によって出走頭数にばらつきがあるものの、8枠の馬は出走頭数にかかわらずマークしておきたい。〔表6〕

(高那実 マヤ)

〔表6〕優勝馬の枠番(過去8年)
年度 優勝馬 枠番 出走頭数
2013年 ゴールドシップ 8枠 11頭
2014年 ゴールドシップ 8枠 12頭
2015年 ラブリーデイ 8枠 16頭
2016年 マリアライト 8枠 17頭
2017年 サトノクラウン 8枠 11頭
2018年 ミッキーロケット 2枠 16頭
2019年 リスグラシュー 8枠 12頭
2020年 クロノジェネシス 8枠 18頭

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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