今週の注目レース

ダービーデー馬連 東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)

東京競馬場 2400メートル(芝)定量 牡・牝 3歳オープン

データ分析

6年連続で父仔制覇となっている“競馬の祭典・日本ダービー”

競走馬にとって最高の栄誉とされる「ダービー馬」の称号。2005年にその栄誉に浴したディープインパクトは父として2012年、2013年、2016年、そして2018年から2020年の日本ダービー馬を輩出した。2004年のダービー馬キングカメハメハも2015年と2017年に父仔制覇を果たしており、過去10回のうち8回でダービー馬の産駒が優勝している。今年も“ダービー馬はダービー馬から”となるのだろうか。それとも、また違ったドラマが生まれるのだろうか。過去10年の結果を参考に、レースの傾向を探ってみよう。

1番人気と3番人気が活躍

過去10年の単勝人気別成績を見ると、1番人気および3番人気が3着内率70.0%と安定した成績を残している。2番人気も同40.0%とまずまずで、1番人気から3番人気がそろって4着以下に敗れたケースは過去10年で2018年の1度しかない。その2018年は3着に16番人気のコズミックフォースが入ったこともあり、3連単が285万6300円の高配当となっている。さらに2019年は12番人気のロジャーバローズが1着、2020年は10番人気のヴェルトライゼンデが3着とここ2年も10番人気以下の馬が好走しており、今年も伏兵の激走には注意が必要だ。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4-1-2-3 40.0% 50.0% 70.0%
2番人気 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
3番人気 3-3-1-3 30.0% 60.0% 70.0%
4番人気 0-1-0-9 0% 10.0% 10.0%
5番人気 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0%
6番人気〜9番人気 0-0-3-37 0% 0% 7.5%
10番人気以下 1-1-3-84 1.1% 2.2% 5.6%

JRA重賞の勝利数に注目

前項で名前を挙げたコズミックフォース、ロジャーバローズ、ヴェルトライゼンデはいずれもJRA重賞を勝っていなかったが、JRA重賞未勝利馬の優勝は過去10年でロジャーバローズだけ、勝率は1.3%と勝ち切るのは容易ではない。昨年はJRA重賞を3勝のコントレイルと同2勝のサリオスがワンツーフィニッシュを決めた。過去10年の日本ダービーではJRA重賞の勝利数が多い馬ほど好走率が高いという順当な結果になっている。〔表2〕

〔表2〕JRA重賞の勝利数別成績(過去10年)
勝利数 成績 勝率 連対率 3着内率
3勝 1-1-0-3 20.0% 40.0% 40.0%
2勝 2-1-2-9 14.3% 21.4% 35.7%
1勝 6-8-3-68 7.1% 16.5% 20.0%
未勝利 1-0-5-69 1.3% 1.3% 8.0%

皐月賞から臨んだ馬が中心

過去10年の前走別成績を見ていくと、3着以内馬30頭中20頭は前走が皐月賞だった。その他では京都新聞杯から臨んだ馬が2勝を挙げている。前走が青葉賞だった馬は2着が最高で、プリンシパルSからの臨戦馬は3着が1回あるのみと、トライアルに出走した馬は1着候補から外した方がよさそうだ。なお、前走がNHKマイルCおよび毎日杯だった馬はいずれも4着以下に敗れており、大幅な距離延長や間隔が空いている馬は軽視してもいいだろう。〔表3〕

〔表3〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
皐月賞 8-7-5-68 9.1% 17.0% 22.7%
京都新聞杯 2-1-1-20 8.3% 12.5% 16.7%
青葉賞 0-2-3-19 0% 8.3% 20.8%
プリンシパルS 0-0-1-8 0% 0% 11.1%
NHKマイルC 0-0-0-22 0% 0% 0%
毎日杯 0-0-0-4 0% 0% 0%
その他のレース 0-0-0-8 0% 0% 0%

芝2400メートルのレースを経験している馬は未勝利

本番と同じ舞台となる青葉賞からの臨戦馬の優勝例がないことは前項で述べた通りだが、青葉賞に限らず過去に芝2400メートル戦に出走していた馬が優勝したケースも過去10年で一度もない。グレード制が導入された1984年までさかのぼっても、芝2400メートルのレースを経験していた馬は勝っておらず、距離の経験は必ずしもアドバンテージになるわけではない、ということを覚えておきたい。〔表4〕

〔表4〕芝2400メートルのレースへの出走経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 0-3-4-27 0% 8.8% 20.6%
なし 10-7-6-122 6.9% 11.7% 15.9%

なお、ここまで芝2400メートル戦の経験がなかった3着以内馬23頭のうち、20頭は芝2000メートルから2200メートルのGⅠまたはGⅡで3着以内に入っていた。この経験もなかった馬は3着内率3.8%と苦戦を強いられており、ある程度の中距離実績は必要不可欠とみるべきだろう。〔表5〕

〔表5〕芝2400メートルのレースに出走したことがなかった馬の、芝2000メートルから2200メートルのGⅠまたはGⅡで3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-6-4-45 15.4% 24.6% 30.8%
なし 0-1-2-77 0% 1.3% 3.8%
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前走を細かくチェック

〔表3〕で触れたように、過去10年の優勝馬はいずれも前走で皐月賞または京都新聞杯に出走していた。まずは前走に注目したい。次に、優勝馬の騎手を見ると、10頭とも前走と同じ騎手だった。騎手が乗り替わっている馬より、同じ騎手が継続して騎乗する馬を重視した方がよさそうだ。さらに、前走で1着馬に1秒以上のタイム差をつけられていた馬、および前走で単勝6番人気以下だった馬の優勝例がないことも踏まえれば、1着候補は限られてくるのではないだろうか。〔表6〕〔表7〕〔表8〕

(高那実 マヤ)

〔表6〕騎手別成績(過去10年)
騎手 成績 勝率 連対率 3着内率
前走と同じ騎手 10-9-7-92 8.5% 16.1% 22.0%
前走と違う騎手 0-1-3-57 0% 1.6% 6.6%
〔表7〕前走の着順とタイム差別成績(過去10年)
前走の着順とタイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 4-5-4-31 9.1% 20.5% 29.5%
2着以下かつ1着馬とのタイム差が1秒未満 6-5-4-79 6.4% 11.7% 16.0%
2着以下かつ1着馬とのタイム差が1秒以上 0-0-2-39 0% 0% 4.9%
〔表8〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
5番人気以内 10-8-8-71 10.3% 18.6% 26.8%
6番人気以下 0-2-2-78 0% 2.4% 4.9%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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