今週の注目レース

ダービーデー馬連 東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)

東京競馬場 2400メートル(芝)定量 牡・牝 3歳オープン

出走馬情報

エフフォーリア

牡3歳

調教師:鹿戸雄一(美浦)

  • 父:エピファネイア
  • 母:ケイティーズハート
  • 母の父:ハーツクライ
ここに注目!

デビューから無傷の4連勝でクラシック三冠初戦の皐月賞を優勝した。その後、短期放牧を経て5月13日に美浦トレーニング・センターに帰厩し、調整はすこぶる順調。昨年のコントレイルに続く史上8頭目となる無敗の二冠制覇へ向け、万全の態勢が整っている。

3歳初戦となった共同通信杯は、直線で馬場の中ほどへ持ち出されると、弾けるように突き抜けて2馬身1/2差で快勝。2着ヴィクティファルス(スプリングS)、3着シャフリヤール(毎日杯)もその後に重賞を制しており、メンバーレベルも上質だった。2番人気に支持された前走の皐月賞は、ピタリと折り合って好位のインを追走。直線入り口で1頭分の狭いスペースを突いて先頭に躍り出ると、後続を豪快に突き放して3馬身差で完勝した。操縦性の高さに加えて優れた瞬発力を兼ね備えており、父エピファネイア(2014年ジャパンカップ、2013年菊花賞を優勝)の血統背景から、コース替わり、距離延長への不安もない。今年の3歳馬7398頭の頂点を目指す。

サトノレイナス

牝3歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:バラダセール
  • 母の父:Not For Sale
ここに注目!

牝馬の日本ダービー参戦は2014年のレッドリヴェール(12着)以来7年ぶりになるが、世代限定戦と牝馬限定戦を除いた昨年の芝GⅠ10レースで牝馬が9勝の大活躍。本馬も阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞でともに2着と、能力の高さは折り紙付きだ。

デビューから無傷の2連勝を飾り、昨年12月の阪神ジュベナイルフィリーズでは、スタートで後手を踏んだが、二の脚で挽回して中団馬群を追走し、直線はソダシ(1着)の直後からインに切り替えて末脚を伸ばした。最後は首の上げ下げでハナ差敗れたが、位置取りの差を踏まえれば、勝ちに等しい2着だったと言えるだろう。約4か月の休み明けとなった前走の桜花賞もスタートで出負けし、そのまま後方待機策。メンバー中最速となる上がり3ハロン32秒9(推定)の末脚を発揮し、4コーナー16番手から懸命に差を詰めてコースレコード決着のクビ差2着に入った。全兄が菊花賞3着のサトノフラッグなら、距離延長への不安はなく、史上4頭目となる牝馬の日本ダービー制覇を狙う。

タイトルホルダー

牡3歳

調教師:栗田徹(美浦)

  • 父:ドゥラメンテ
  • 母:メーヴェ
  • 母の父:Motivator
ここに注目!

キャリアを重ねるごとにパフォーマンスを上げ、前々走の弥生賞ディープインパクト記念で重賞初勝利を飾ると、前走の皐月賞では2着に好走した。父ドゥラメンテは2015年の皐月賞と日本ダービーを制覇。3歳馬最高峰の舞台で、父仔制覇を目指す。

3歳初戦の弥生賞ディープインパクト記念は、好スタートを決めて先手を奪い、スローペースの逃げ。直線ではシュネルマイスター(2着、次走でNHKマイルCを優勝)を寄せつけず、鮮やかに逃げ切って重賞タイトルを獲得した。前走の皐月賞は、ワールドリバイバル(12着)にハナを譲って2番手を追走。向正面半ばで他馬の仕掛けに合わせて早めに動き、3コーナーで先頭に立つ厳しい展開だったが、直線でエフフォーリア(1着)にかわされた後もしぶとく二枚腰を発揮し、3着以下の追い上げをしのいで2着を確保した。スタートセンスが良く、スッと前に取りつける先行力があり、展開の鍵を握る本馬の動向から目が離せない。

ステラヴェローチェ

牡3歳

調教師:須貝尚介(栗東)

  • 父:バゴ
  • 母:オーマイベイビー
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

2歳コースレコード決着だった昨年の朝日杯フューチュリティSは勝ち馬から0秒1差の2着、前走の皐月賞では3着に好走し、世代トップクラスの実力を証明済みだ。父バゴは2004年の凱旋門賞馬で、代表産駒はGⅠを3勝しているクロノジェネシス。本馬も距離延長で逆転を狙う。

3歳初戦の共同通信杯は、直線でエフフォーリア(1着)には離されたものの、他馬より重い57キログラムの斤量を背負って0秒5差の5着なら、レース内容は悪くない。前走の皐月賞は、脚をためて中団やや後方を追走。馬群のインをロスなく立ち回り、直線はエフフォーリア(1着)が抜け出したコースから猛然と追い上げて3着に好走した。騎乗した吉田隼人騎手は「向正面に入るところでハミをかみましたが、最後までいい脚で伸びてくれました。次の2400メートルにつながる競馬はできたと思います」と、走りを高く評価した。レース後の回復が早く、熱心に乗り込んで状態面はさらに上向き。2歳時のサウジアラビアロイヤルCで重賞勝ちを飾ったように、広い東京コースもプラス材料だ。

アドマイヤハダル

牡3歳

調教師:大久保龍志(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:スウェアトウショウ
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

母スウェアトウショウはGⅠを3勝した名牝スイープトウショウの半妹で、父は2013年度のJRA賞年度代表馬ロードカナロアと、血統背景は一級品。本馬は前走の皐月賞で4着に敗れたが、強敵にもまれた経験を糧に、これまで以上のパフォーマンスを発揮できそうだ。

昨年12月の1勝クラス・エリカ賞(阪神・芝2000メートル)では、ディープモンスター(2着)を退けて2勝目をマーク。約3か月の休養を挟み、3歳初戦となった若葉S(リステッド。阪神・芝2000メートル)は、スッと前にとりついて4番手を追走。メンバー中最速タイとなる上がり3ハロン33秒7(推定)の末脚で豪快に突き抜け、3馬身差で完勝した。前走の皐月賞は最内枠を生かして中団のインに収まり、道中は脚を温存。4コーナーから徐々に外へ持ち出されると、直線はじわじわと差を詰めて4着に健闘した。父ロードカナロアは現役時代に短距離で活躍したが、産駒はアーモンドアイ、サートゥルナーリアなど距離の融通が利くタイプを出しており、本馬も2400メートルへの不安は少ない。

シャフリヤール

牡3歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ドバイマジェスティ
  • 母の父:Essence of Dubai
ここに注目!

GⅠ2勝を挙げたアルアインの全弟。本馬は前々走の共同通信杯ではエフフォーリアの3着に敗れたが、キャリア2戦目での重賞挑戦を思えば、まだ勝負付けが済んだとは言えないだろう。前走の毎日杯をコースレコードで制した勢いに乗って、3歳馬の頂点を狙う。

約3か月半の休み明けで臨んだ前々走の共同通信杯は、スローペースで馬群が固まり、外を回る距離ロスがありながらも、2着ヴィクティファルスとアタマ差の3着に入った。前走の毎日杯はスタートで後手を踏んだが、徐々に挽回して4番手で折り合いに専念。緩みないペースのなか、残り200メートル付近で先頭に躍り出ると、グレートマジシャン(2着)の追い上げをクビ差振り切り、1分43秒9のコースレコードで重賞初制覇を達成した。その後は皐月賞への特別登録を見送り、日本ダービーに照準を合わせて熱心な乗り込みを消化。全兄の皐月賞馬アルアインは日本ダービーで5着に敗れたが、兄よりコンパクトでスラッとした馬体の本馬は、距離延長でパフォーマンスが上がっても不思議はない。

グレートマジシャン

牡3歳

調教師:宮田敬介(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ナイトマジック
  • 母の父:Sholokhov
ここに注目!

母ナイトマジックはドイツのG1を2勝。新潟ジャンプS(J・GⅢ)を勝った初仔のフォイヤーヴェルクから本馬まで、6年続けてディープインパクトが配合されている。本馬はきょうだいの中で最もスケールが大きい印象で、将来性も十分。先々まで注目したい素質馬だ。

3か月の休養を挟み、デビュー2戦目となった前々走の1勝クラス・セントポーリア賞(東京・芝1800メートル)は、スタートで後手を踏み後方待機策。直線で満を持して追い出されると、2着バジオウ(その後プリンシパルSを優勝)を2馬身1/2突き放し、同開催の共同通信杯の勝ち時計を上回る1分46秒5の好タイムで快勝した。1番人気に支持された前走の毎日杯は、中団追走からメンバー中最速となる上がり3ハロン34秒0(推定)の末脚を発揮。勝ったシャフリヤールにはクビ差競り負けたものの、コースレコード決着の2着で能力の高さを示した。一線級との対戦は今回が初めてで、多頭数の競馬も未知数だが、どこまで通用するのか、注目の一戦だ。

ワンダフルタウン

牡3歳

調教師:高橋義忠(栗東)

  • 父:ルーラーシップ
  • 母:シーオブラブ
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

これまで、青葉賞からのローテーションでは日本ダービーの優勝馬は出ておらず、2着が最高着順だが、年明け初戦に青葉賞を制したのは本馬が初めて。休み明けを1度使った上積みは大きく、日本ダービーと同じ舞台を経験した強みを生かしたい。

デビュー2戦目の未勝利(新潟・芝1800メートル)を1分46秒5の2歳コースレコードで快勝。続く萩S(リステッド。京都・芝1800メートル)3着を経て、前々走の京都2歳Sは、脚をためて後方待機策。外を回る正攻法のレース運びから、直線は力でねじ伏せるように抜け出し快勝した。今年は爪の不安で復帰が遅れ、初戦となった前走の青葉賞は、好スタートを決めて好位直後の6番手を追走。休み明けの影響もあってか少し反応は鈍かったが、4コーナーで外へ持ち出されると、直線の追い比べをハナ差制して重賞2勝目をマークした。勝ち時計の2分25秒2は過去5年で最も遅いが、強風下で道中のペースが緩んだ面もあり、状態面の上積みを加味すれば、大幅な時計短縮は可能だろう。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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