今週の注目レース

平安ステークス(GⅢ)

中京競馬場 1900メートル(ダート)別定 4歳以上オープン

データ分析

スタミナが問われるダート重賞

現在、1800メートルを超える距離のJRAのダート重賞は平安SとシリウスSの2つだけ。JRAのダート重賞の中でもスタミナが問われるレースになりやすい。2013年以降は京都・ダート1900メートルで行われてきたが、今年は同競馬場の整備工事の影響で中京競馬場のダート1900メートルで行われる。2013年以降の過去8年の平安Sと、2012年の中京競馬場リニューアル後に同競馬場で行われたダート1900メートル戦の成績を参考にしながら、有力馬を導き出したい。

前走大敗馬の巻き返しに注意

前走で2着以内に入っていた馬がその勢いのままに優勝することが多いが、馬券的に妙味があるのは10着以下に大敗していた馬。その中でも、下位人気で好走した2018年7番人気1着のサンライズソア、2019年12番人気2着のモズアトラクションの2頭にはダート1900メートルのレースでの優勝経験があった。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去8年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
2着以内 6-3-1-39 12.2% 18.4% 20.4%
3着〜5着 0-2-4-18 0% 8.3% 25.0%
6着〜9着 0-0-2-27 0% 0% 6.9%
10着以下 2-3-1-17 8.7% 21.7% 26.1%

前走がダート2000メートル以上だった馬に注目

スタミナが問われるレースらしく、前走でダート2000メートル以上の距離を走っていて、今回が距離短縮となる馬の好走率が高い。具体的には、ダイオライト記念、ブリリアントS、仁川Sなどからの転戦馬に注目だ。〔表2〕

〔表2〕前走の距離別成績(過去8年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
2000m未満 4-6-6-80 4.2% 10.4% 16.7%
2000m以上 4-2-2-21 13.8% 20.7% 27.6%

例年とコースが違うので、念のために中京・ダート1900メートル戦における成績も調べてみたが、やはり前走がダート2000メートル以上だった馬の方が若干ではあるが好走率は高かった。〔表3〕

〔表3〕中京・ダート1900メートル戦における前走の距離別成績(2012年から2021年3月28日)
前走距離 成績 勝率 連対率 3着内率
2000m未満 115-122-115-1277 7.1% 14.5% 21.6%
2000m以上 39-30-40-343 8.6% 15.3% 24.1%

パワーに長けた大型馬が優勢

平安Sにはダートのパワー自慢がそろいやすい。そのパワーを図る上である程度の指標になるのが馬体重ではないだろうか。実際、過去8年では、馬体重が500キログラム以上あった馬の方が成績が良くなっている。〔表4〕

〔表4〕馬体重別成績(過去8年)
馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
500kg未満 3-3-3-52 4.9% 9.8% 14.8%
500kg以上 5-5-5-49 7.8% 15.6% 23.4%

なお、中京・ダート1900メートル戦での馬体重別成績も調べてみたが、やはり500キログラム以上の大型馬の方が好結果を残している。〔表5〕

〔表5〕馬体重別成績(中京ダート1900メートル・2012年から2021年3月28日)
馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
500kg未満 92-89-94-1122 6.6% 13.0% 19.7%
500kg以上 62-63-61-498 9.1% 18.3% 27.2%

今年は末脚の力強さがカギになりそう

上がり3ハロンタイム(推定)がメンバー中最速だった馬の勝率は、2012年以降の京都・ダート1900メートル戦では28.7%なのに対して、同期間の中京・ダート1900メートル戦では42.3%となっている。直線が長く坂のある中京コースの方が、勝ち切るためにはより力強い末脚が必要になるようだ。同じ左回りで直線の長い東京コースで差し切った経験のある馬や、直線の短い中山や阪神のレースで差し届かなかった馬が狙い目になるかもしれない。〔表6〕

(姫園 淀仁)

〔表6〕中京もしくは京都のダート1900メートル戦で上がり3ハロンタイム(推定)1位を記録した馬の成績(2012年から2021年3月28日)
競馬場 成績 勝率 連対率 3着内率
中京 74-32-10-59 42.3% 60.6% 66.3%
京都 58-49-36-59 28.7% 53.0% 70.8%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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