今週の注目レース

大阪杯(GⅠ)

阪神競馬場 2000メートル(芝)定量 4歳以上オープン

出走馬情報

コントレイル

牡4歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ロードクロサイト
  • 母の父:Unbridled's Song
ここに注目!

昨年は、無敗でのクラシック三冠制覇を成し遂げ、JRA賞最優秀3歳牡馬を受賞。前走のジャパンカップで2着に敗れ、初めての黒星を喫したが、勝ち馬アーモンドアイが引退して迎える今年初戦。世代最強から現役最強馬の称号を目指す年になるだろう。

初めての敗戦となった前走のジャパンカップだったが、前々走の菊花賞の疲れも残るなか、メンバー中最速の上がり3ハロン34秒3(推定)をマークしての2着と、“負けてなお強し”を印象付けるものだった。その後は休養に入り、この大阪杯から4歳シーズンをスタートする。しっかりと休みを取った効果か、3月17日の2週前追い切りでは、栗東坂路で4ハロン50秒1(ラスト1ハロン12秒6)の好時計をマーク。これは同日の1番時計であり、自己最速を1秒0も更新するものだった。調教面からも明け4歳となっての成長力を感じさせており、これまで以上のレースを見せてくれるだろう。脚質の自在性も持ち合わせているので、展開に左右されることもないはずだ。

グランアレグリア

牝5歳

調教師:藤沢和雄(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:タピッツフライ
  • 母の父:Tapit
ここに注目!

今回は、なんといっても距離がポイントになるだろう。これまで1600メートルまでしか経験がないが、近走は後方からのレースになっていたことを考えれば、道中の追走は楽になりそう。GⅠ4勝馬で、能力ならメンバー中でもトップクラスだ。

昨年は全てGⅠに出走して4戦3勝、2着1回とほぼパーフェクトな戦績を残した。唯一の敗戦も、初めての1200メートル戦で、後方から末脚を伸ばして2着まで追い上げた高松宮記念。続く安田記念では、アーモンドアイ(2着)に2馬身1/2差をつけてGⅠ2勝目を挙げた。秋はスプリンターズS、マイルチャンピオンシップと制し、JRA賞最優秀短距離馬を受賞。競走能力の高さが現役馬のなかでもトップクラスであることは疑いようがない。今回は年明け初戦でいきなりのGⅠ挑戦となるが、一昨年の桜花賞では、約3か月半ぶりの年明け初戦で勝ち星を挙げるなど、間隔が空いていてもしっかりと能力を発揮できるタイプ。問題なくこなせるだろう。

サリオス

牡4歳

調教師:堀宣行(美浦)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:サロミナ
  • 母の父:Lomitas
ここに注目!

一昨年は朝日杯フューチュリティSを優勝。昨年は皐月賞、日本ダービーで2着とクラシック戴冠こそ果たせなかったが、世代上位の実力の持ち主であることは確かだ。コントレイルには2度敗れているが、成長した姿を見せ、リベンジを果たしたい。

昨春はクラシック路線を歩んだが、秋は距離適性を考慮して毎日王冠からの始動。他世代との初対戦だったが、道中4番手からメンバー中最速の上がり3ハロン34秒1(以下推定)をマークする好内容で3馬身差の完勝を見せ、あらためて能力の高さを証明した。続くマイルチャンピオンシップは5着に敗れたものの、後方からメンバー中最速の上がり3ハロン33秒1の末脚で追い上げており、8枠17番の外枠も響いた印象だった。道中の追走をみても、朝日杯フューチュリティSの勝ち馬とはいえ、一線級のマイラー相手だとやや距離不足の感も否めない。その点で、今回の距離延長はプラスに働くはずだ。半姉は5歳暮れの有馬記念で2着に入ったサラキア(父ディープインパクト)と、成長力のある血統でもある。

レイパパレ

牝4歳

調教師:高野友和(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:シェルズレイ
  • 母の父:クロフネ
ここに注目!

デビューから無傷の5連勝中。着実に実績を積み重ねて、初めてのGⅠ挑戦までたどり着いた。5連勝は全て2着馬に1馬身以上の着差をつけており、まだまだ上を目指せる素材とみていいだろう。ここの結果次第では、今後のGⅠ戦線の主役になりそうだ。

母シェルズレイは現役時代に3勝をマーク。チューリップ賞やローズSで2着など重賞でも活躍した。叔父のブラックシェルも、2勝馬ながらNHKマイルC2着、日本ダービー3着と大舞台で好走したように、底力を秘める血統背景と言える。本馬の高い素質を証明したのが、前走のチャレンジCだ。初めての重賞挑戦だったが、スタートからスッと2番手につけ、向正面で折り合うと4コーナーで早くも先頭に立ち、直線も後続を寄せつけずに1馬身1/2差で快勝。力強いフットワークは、牝馬らしからぬものがある。レースを続けて使うことが難しいタイプのため、ここまでキャリアは5戦だが、経験不足を跳ね返すだけの爆発力を秘めていそうだ。

アドマイヤビルゴ

牡4歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:イルーシヴウェーヴ
  • 母の父:Elusive City
ここに注目!

母は、現役時代に仏1000ギニー(G1・フランス)を含め重賞4勝の活躍をみせた。繁殖牝馬としてはまだ重賞勝ち馬を出せていないが、サトノソロモンが京都新聞杯3着など重賞でも活躍をみせている。本馬もポテンシャルは相当に高い。

2度目の重賞挑戦となった前走の日経新春杯では、好スタートから好位につけて道中をリズムよく運んだが、直線で弾けることができずに10着に敗れた。騎乗した武豊騎手はレース後に「馬の雰囲気も道中のポジションも良かったのですが・・。今日の一戦だけではなんとも言えないですね」とコメント。良馬場だったとはいえ、タフな馬場コンディションだっただけに、より力の要る内ラチ沿いを終始走っていたことも影響したのかもしれない。フットワークが大きい馬だけに、きれいな馬場のほうがベター。その点、良好な馬場コンディションが続いている阪神競馬場に替わる点は好材料だろう。これまで良馬場での経験しかないことを含め、週末の天気が重要になるところだ。

ワグネリアン

牡6歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ミスアンコール
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

過去の大阪杯では、一昨年は4番人気3着、昨年が5番人気5着と安定した走りを見せている。約2年半白星から遠ざかっているが、復活の走りが期待できそうだ。祖母ブロードアピールは8歳時に白星を挙げており、まだ衰える年齢でもない。

休養中に喉の手術を行い、約7か月半ぶりの実戦復帰となった前走の京都記念を1度使われてGⅠに挑む。その京都記念は5着に敗れたとはいえ、休み明けの影響もあった印象。休み明け2戦目のここで復活をかける。3月24日の1週前追い切りでは、栗東CWコースで一杯に追われて6ハロン77秒5(ラスト1ハロン12秒9)の好タイムをマーク。今回がレース初騎乗となる吉田隼人騎手が感触を確かめ、良好な調整過程を踏んでいる。調教の内容からも、休み明け2戦目の上積みが感じられる。ここはGⅠで強敵はそろったが、本馬も2018年の日本ダービーを勝った実績馬。持っている能力さえ出すことができれば、上位争いに加わることが可能だろう。

ブラヴァス

牡5歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:ヴィルシーナ
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

これまで安定した走りをみせていたが、前走の金鯱賞では10着に敗れた。ただ、レース後に福永祐一騎手が「かなりノメッていました」とコメントした通り、水分を含んだ馬場状態(重)が合わなかったようだ。馬場次第で巻き返しは可能だろう。

ここまで阪神競馬場では〔2・2・0・0〕と適性の高さを示している。とりわけ、今回と同じ阪神・芝2000メートルでは3戦1勝、2着2回の好成績。前々走のチャレンジCでは2着と、重賞でも結果を残している。先行力があり、切れ味というよりも長くいい脚を使えるタイプだけに、最後の直線で急坂が待ち、小回りでもあるこのコースと相性がいいのだろう。3月25日の栗東ポリトラックコースでの1週前追い切りでは、6ハロン81秒5(ラスト1ハロン11秒5)をマーク。初騎乗となる三浦皇成騎手がコンタクトを取り、好調教を見せた。初めてのGⅠ挑戦とはいえ、ここまで調整も順調にこなしており、万全の態勢でレースを迎えられそうだ。

(山口 大輝)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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