今週の注目レース

阪神大賞典(GⅡ)

阪神競馬場 3000メートル(芝)別定 4歳以上オープン

データ分析

天皇賞(春)の重要な前哨戦

阪神大賞典は1987年に暮れから現在の時季に移され、それ以降の優勝馬(1988年は1着同着)は同年の天皇賞(春)で〔11・1・9・12〕と勝率33.3%、3着内率に至っては63.6%に達している。2015年にゴールドシップ、2018年にレインボーラインが阪神大賞典と天皇賞(春)を連勝するなど、最強ステイヤー決定戦の重要な前哨戦となっている一戦について、過去10年の結果からレースの傾向を探っていく。

長距離の重賞で好走していた馬が活躍

現在、JRAではGⅠの天皇賞(春)と菊花賞をはじめとして、阪神大賞典、ステイヤーズS、ダイヤモンドSと芝3000メートル以上の重賞が年に5レース行われている。それを踏まえ、過去10年の出走馬について芝3000メートル以上のJRA重賞において3着以内に入った経験の有無を調べると、その経験のあった馬が8勝と優勝馬の大半を占めている。該当馬は3着内率も45.5%と優秀で、長距離の重賞で好走した経験がある馬を狙いたい。〔表1〕

〔表1〕芝3000メートル以上のJRA重賞において3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-6-6-24 18.2% 31.8% 45.5%
なし 2-4-4-52 3.2% 9.7% 16.1%

GⅠで好走した経験を持つ馬にも注目

次に、過去10年の出走馬についてJRA・GⅠで3着以内に入った経験の有無を調べてみた。すると、経験のあった馬が7勝を挙げ、3着内率も46.7%と高いことから、まずはJRA・GⅠで好走した経験を持つ馬に注目すべきといえそうだ。〔表2〕

〔表2〕JRA・GⅠにおいて3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 7-3-4-16 23.3% 33.3% 46.7%
なし 3-7-6-60 3.9% 13.2% 21.1%

なお、JRA・GⅠで3着以内に入った経験がなかった馬について掘り下げてみると、優勝した3頭は過去2走においてJRA重賞で3着以内に入った経験を持つ馬だった。この経験がなかった馬は好走率でも水をあけられている。JRA・GⅠで3着以内に好走したことがない馬を比較する際は、近走の成績をチェックしたい。〔表3〕

〔表3〕JRA・GⅠにおいて3着以内に入った経験がなかった馬の、過去2走におけるJRA重賞での3着以内の経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 3-3-3-14 13.0% 26.1% 39.1%
なし 0-4-3-46 0% 7.5% 13.2%

格が高いレースから臨んできた馬が中心

過去10年の前走別成績を見ていくと、有馬記念から臨んだ馬が3着内率66.7%と優秀な成績を収めている。前走がジャパンカップだった馬も頭数こそ少ないものの半数が3着以内に入っており、前年秋のJRA・GⅠから臨んでくる馬には高い評価が必要だろう。また、日経新春杯、アメリカJCCと前走で「1月のGⅡ」に出走していた馬も3着内率が30%以上と高めで、これに該当する馬も評価を上げた方がよさそうだ。〔表4〕

〔表4〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
有馬記念(GⅠ) 4-5-1-5 26.7% 60.0% 66.7%
ジャパンカップ(GⅠ) 1-0-1-2 25.0% 25.0% 50.0%
日経新春杯(GⅡ) 2-0-2-5 22.2% 22.2% 44.4%
アメリカJCC(GⅡ) 2-0-0-4 33.3% 33.3% 33.3%
京都記念(GⅡ) 0-0-2-8 0% 0% 20.0%
ダイヤモンドS(GⅢ) 1-2-3-20 3.8% 11.5% 23.1%
万葉S 0-1-0-5 0% 16.7% 16.7%
3勝クラス 0-2-1-9 0% 16.7% 25.0%
上記以外 0-0-0-18 0% 0% 0%
ウインファイブ対象レース
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上位人気に推された馬が強い

過去10年の優勝馬延べ10頭中6頭は単勝1番人気で、残る4頭のうち1頭は2番人気、3頭は3番人気と、優勝馬は上位人気の馬に限られている。特に、〔表4〕で触れたように前走が有馬記念、ジャパンカップ、日経新春杯、アメリカJCCのいずれかだった馬が1番人気から3番人気に支持された場合、〔9・2・1・4〕と勝率が56.3%に達しており、該当馬は要注目の存在といえるだろう。〔表5〕

(高那実 マヤ)

〔表5〕優勝馬の単勝人気と前走(過去10年)
年度 優勝馬 単勝人気 前走
2011年 ナムラクレセント 3番人気 日経新春杯
2012年 ギュスターヴクライ 3番人気 ダイヤモンドS
2013年 ゴールドシップ 1番人気 有馬記念
2014年 ゴールドシップ 1番人気 有馬記念
2015年 ゴールドシップ 1番人気 アメリカJCC
2016年 シュヴァルグラン 1番人気 日経新春杯
2017年 サトノダイヤモンド 1番人気 有馬記念
2018年 レインボーライン 3番人気 有馬記念
2019年 シャケトラ 1番人気 アメリカJCC
2020年 ユーキャンスマイル 2番人気 ジャパンカップ

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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