今週の注目レース

3歳重賞馬連 報知杯フィリーズレビュー(GⅡ)

阪神競馬場 1400メートル(芝)馬齢 (牝) 3歳オープン

データ分析

人気薄の馬が勝利した年も多い桜花賞トライアル

単勝オッズ46.3倍(12番人気)のノーワンと同6.3倍(3番人気)のプールヴィルが1着同着となった2019年を含め、ここ3年のフィリーズレビューは、いずれも同10倍以上の馬が勝利を収めている。その他にも2016年に同27.2倍(8番人気)のソルヴェイグが優勝を果たすなど、波乱の決着が目立つレースだ。前評判が高い馬だけでなく、伏兵にも注目しておくべきだろう。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

過去の戦績に注目

過去10年の3着以内馬30頭中27頭は“4大場(東京・中山・京都・阪神)、かつ芝1400メートルから1600メートルのレース”において2着以内に入った経験がある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率4.4%と苦戦している。ローカル場(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)のレース、ダートのレース、1400メートル未満や1600メートル超のレースでしか連対したことのない馬は、評価を下げた方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕“4大場(東京・中山・京都・阪神)、かつ芝1400メートルから1600メートルのレース”において2着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 11-7-9-77 10.6% 17.3% 26.0%
なし 0-2-1-65 0% 2.9% 4.4%
  • 注記:2019年は1着同着

大敗直後の馬は不振

過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、前走の着順が「6着以内」だった。一方、「7着以下」だった馬は3着内率5.8%と苦戦している。たとえ実績上位であっても、直近のレースで7着以下に敗れていた馬は過信禁物とみるべきだろう。〔表2〕

〔表2〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
6着以内 10-8-9-93 8.3% 15.0% 22.5%
7着以下 1-1-1-49 1.9% 3.8% 5.8%
  • 注記:2019年は1着同着

関東馬の成績に大きな変化が

過去6年の3着以内馬18頭は、いずれも栗東所属の馬だった。ちなみに、2011年から2014年の4年間の所属別成績を見ると、美浦所属の馬が〔2・3・1・10〕(3着内率37.5%)、栗東所属の馬が〔2・1・3・42〕(3着内率12.5%)である(地方馬は出走なし)。2014年以前は美浦所属の“関東馬”が優勢だったものの、近年は苦戦している点に注意したい。〔表3〕

〔表3〕所属別成績(過去6年)
所属 着度数 勝率 連対率 3着内率
美浦 0-0-0-19 0% 0% 0%
栗東 7-5-6-70 8.0% 13.6% 20.5%
地方競馬 0-0-0-1 0% 0% 0%
  • 注記:2019年は1着同着

実績と馬体重がポイント

過去6年の3着以内馬18頭中12頭は、“JRAの1勝クラス以上、かつ芝1400メートルから1600メートルのレース”において優勝経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率8.5%と苦戦している。今回と近い条件で行われた1勝クラス、オープン特別、重賞を既に勝っている馬は、上位に食い込む可能性が高いとみてよさそうだ。〔表4〕

〔表4〕“JRAの1勝クラス以上、かつ芝1400メートルから1600メートルのレース”での優勝経験の有無別成績(過去6年)
優勝経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 3-4-5-25 8.1% 18.9% 32.4%
なし 4-1-1-65 5.6% 7.0% 8.5%
  • 注記:2019年は1着同着

なお、“JRAの1勝クラス以上、かつ芝1400メートルから1600メートルのレース”において優勝経験がなかったにもかかわらず3着以内に入った6頭は、いずれも前走の馬体重が「450キログラム以上」だった。今回と近い条件で行われた1勝クラス、オープン特別、重賞をまだ勝ったことがなく、馬体重が比較的軽い馬は、苦戦する可能性が高いとみるべきだろう。〔表5〕

〔表5〕“JRAの1勝クラス以上、かつ芝1400メートルから1600メートルのレース”において優勝経験がなかった馬の、前走の馬体重別成績(過去6年)
前走の馬体重 着度数 勝率 連対率 3着内率
450キログラム未満 0-0-0-39 0% 0% 0%
450キログラム以上 4-1-1-26 12.5% 15.6% 18.8%
  • 注記:2019年は1着同着
ウインファイブ対象レース
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“逃げ馬”が勝ち切れていない

過去6年の優勝馬7頭は、いずれも前走の4コーナー通過順が2番手以下だった。前走の4コーナーを先頭で通過していた馬は2015年以降〔0・1・0・13〕(3着内率7.1%)という成績なので、評価を下げるべきかもしれない。また、この7頭は“4大場(東京・中山・京都・阪神)、かつ芝1400メートルから1600メートルのレース”において2着以内に入った経験があった点、前走の着順が5着以内だった点、栗東所属だった点も共通している。〔表1〕〔表2〕〔表3〕で挙げた傾向も重視した方がよさそうだ。〔表6〕

(伊吹 雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表6〕優勝馬の、前走の4コーナーの通過順、“4大場(東京・中山・京都・阪神)、かつ芝1400メートルから1600メートルのレース”における最高着順、前走の着順、所属(過去6年)
年次 優勝馬 前走の4コーナー通過順 4大場(東京・中山・京都・阪神)、かつ芝1400メートルから1600メートルのレースにおける最高着順 前走の着順 所属
2015年 クイーンズリング 5番手 1着(菜の花賞) 1着 栗東
2016年 ソルヴェイグ 4番手 1着(2歳新馬) 5着 栗東
2017年 カラクレナイ 7番手 1着(万両賞ほか) 1着 栗東
2018年 リバティハイツ 8番手 2着(3歳1勝クラス) 2着 栗東
2019年 ノーワン 3番手 1着(3歳未勝利) 1着 栗東
プールヴィル 7番手 1着(りんどう賞) 2着 栗東
2020年 エーポス 2番手 1着(2歳新馬) 4着 栗東
  • 注記:2019年は1着同着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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