今週の注目レース

報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)

中山競馬場 2000メートル(芝)馬齢 3歳オープン

出走馬情報

ダノンザキッド

牡3歳

調教師:安田隆行(栗東)

  • 父:ジャスタウェイ
  • 母:エピックラヴ
  • 母の父:Dansili
ここに注目!

デビューから無傷の3連勝でホープフルSを制し、昨年度のJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞した。今回は2か月余り間隔が空いたが、2月5日に栗東トレーニング・センターへ帰厩して、本レースを目標に順調な乗り込みを消化。2歳王者として恥ずかしい競馬はできない。

約5か月の休み明けとなった前々走の東京スポーツ杯2歳Sは、24キログラム増で馬体がひと回り成長。ピタリと折り合って3番手を進み、直線で馬場の外へ持ち出されると、タイトルホルダー(2着)との追い比べをあっさり制して快勝した。1番人気に支持された前走のホープフルSは、好スタートを決めて好位集団を追走。外を回る正攻法のレース運びから、直線は力でねじ伏せるように抜け出しGⅠタイトルを獲得した。展開に左右されない先行力があり、3戦続けてメンバー最速の推定上がり3ハロンタイムをマークしているように、瞬発力も兼備。古馬になって大成した父ジャスタウェイから優れた成長力を受け継いでおり、さらなる成長が見込めそう。休み明けも苦にせず、死角らしい死角は見当たらない。

シュネルマイスター

牡3歳

調教師:手塚貴久(美浦)

  • 父:Kingman
  • 母:Serienholde
  • 母の父:Soldier Hollow
ここに注目!

前走の1勝クラス・ひいらぎ賞(中山・芝1600メートル)では後続を3馬身突き放し、無傷の2連勝を飾った素質馬。父キングマンはヨーロッパのマイルG1を4勝した快速馬で、距離延長は鍵になるが、2000メートルを克服できればクラシックに向けての展望が開ける。

メイクデビュー札幌(芝1500メートル)は、スタートで後手を踏んだが、直線で力強く抜け出して快勝。約3か月半の休み明けとなった前走の1勝クラス・ひいらぎ賞は、14キログラム増で馬体がひと回り大きくなり、中団馬群で折り合いもスムーズ。4コーナーで馬群に包まれるシーンはあったが、直線で進路を確保すると、弾けるように突き抜けて3馬身差で快勝した。騎乗したC.ルメール騎手は「乗りやすい馬で冷静に走ってくれました。いい瞬発力でしたし、まだまだ余裕もありました」と、能力の高さに太鼓判を押している。父キングマンはスピード色が強いものの、独オークス(G1)を制した母からスタミナを受け継いでいれば、距離の融通は利きそうだ。

タイトルホルダー

牡3歳

調教師:栗田徹(美浦)

  • 父:ドゥラメンテ
  • 母:メーヴェ
  • 母の父:Motivator
ここに注目!

東京スポーツ杯2歳S(2着)、ホープフルS(4着)と共にダノンザキッドの後塵を拝したが、美浦南Wコースの1週前追い切りでは5ハロン65秒0の自己ベストをマークして、一段とパワーアップ。自らレースを作れる先行力があり、展開ひとつで逆転の目もありそうだ。

メイクデビュー中山(芝1800メートル)は好スタートを決めて逃げ、最後まで危なげなく振り切って快勝した。続く東京スポーツ杯2歳Sは、レインフロムヘヴン(8着)の逃げを離れた2番手で追走。落ち着いた流れが向いた面はあったが、勝ったダノンザキッドにしぶとく抵抗して2着に好走した。前走のホープフルSは、スッと前に取りついて先行策。直線の追い比べからじりじりと後退して4着に敗れたが、騎乗した戸崎圭太騎手は「前走は力んでいましたが、メンコ着用の効果で道中は我慢が利いて、課題をクリアしてくれました」と表情は明るく、次につながる競馬ができたことは収穫だろう。スタートセンスが良く、中山コース向きの先行力があり、今回も上位争いが濃厚だ。

タイムトゥヘヴン

牡3歳

調教師:戸田博文(美浦)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:キストゥヘヴン
  • 母の父:アドマイヤベガ
ここに注目!

中山・芝2000メートルでは、前々走の未勝利を8馬身差で圧勝。前走の京成杯でも2着に好走しており、この舞台への適性は十分。桜花賞馬キストゥヘヴンに、ロードカナロア(2013年度JRA賞年度代表馬)を配した良血馬で、さらなる飛躍が期待できそうだ。

メイクデビュー東京(芝1800メートル)は、スローペースの瞬発力勝負で後れを取って4着。続く未勝利(中山・芝2000メートル)も4着に敗れた。チークピーシーズを着用した前々走の未勝利(中山・芝2000メートル)は、手応え良く2番手を追走。直線の入り口で先頭に躍り出ると、後続を8馬身突き放して圧勝した。前走の京成杯は、好スタートを決め、押し出されるようにハナへ立つとスローペースの逃げ。勝ち馬の瞬発力に屈したものの、しぶとく粘って2着に入った。キャリアを重ねるごとにレースぶりが良くなり、中間の調教では美浦南Wコースでの自己ベストタイムをマークしたように、状態面も上向き。皐月賞への出走を確実なものにするためにも、優先出走権(3着以内)の獲得を狙う。

ワンデイモア

牡3歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:ドゥラメンテ
  • 母:メジロバーミューズ
  • 母の父:アサティス
ここに注目!

メイクデビュー新潟(芝1800メートル)こそ8着に敗れたが、1戦ごとにパフォーマンスを上げて、前走の1勝クラス(中山・芝2000メートル)で2勝目をマーク。ここは相手強化で試金石の一戦だが、好馬体の持ち主で、ポテンシャルの高さは引けを取らない。

メイクデビュー新潟は、スタートの出遅れを挽回して道中で脚を使ったこともあり、直線の伸びを欠いて8着。約3か月の休養を挟んだ前々走の未勝利(東京・芝2000メートル)は、後方に控えてじっくり脚をためると、メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒8(推定)の末脚で馬群のインを抜け出し快勝した。前走の1勝クラスは、スッと後方に控えて、3コーナーから徐々に押し上げると、直線は力強く抜け出して2連勝を達成。同日の中山金杯の勝ちタイムと0秒4差の2分01秒3という走破時計も優秀だった。クラシック二冠を制した父ドゥラメンテと同様の成長曲線を描いており、重賞でも上位争いに食い込むシーンがありそうだ。

テンバガー

牡3歳

調教師:藤岡健一(栗東)

  • 父:モーリス
  • 母:トップセラー
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

祖母プロモーション(クイーンS勝ち)にさかのぼり、叔父に重賞2勝、日本ダービー2着のアドマイヤメインがいる優秀な母系の出身。父モーリスは現3歳世代が初年度となる期待の新種牡馬だ。本馬も前走の京成杯で3着に入り、素質の高さを証明している。

メイクデビュー阪神(芝1800メートル)は、1着ダノンザキッド(その後ホープフルS勝ち)、2着ワンダフルタウン(その後京都2歳S勝ち)に先着を許し3着。続く未勝利(小倉・芝2000メートル)では、2番手追走の先行策から4コーナーで早めに先頭へ立つと、直線は力強く押し切って初勝利をマークした。約4か月半の休み明けとなった前走の京成杯は、ゲート内でうるさい面を見せたものの、五分のスタートを決めて好位を追走。スローペースで上位2頭とは位置取りの差も出たが、直線でしぶとく脚を伸ばして3着に好走した。500キログラムを超える大型馬で、レースを1度使った上積みは大きく、前走以上のパフォーマンスを発揮できそうだ。

ソーヴァリアント

牡3歳

調教師:大竹正博(美浦)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ソーマジック
  • 母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!

前走の未勝利(中山・芝2200メートル)で待望の初勝利をマーク。母ソーマジックは桜花賞3着馬で、繁殖牝馬としてもマジックキャッスル(今年の愛知杯を優勝)などの活躍馬を産んでいる。本馬も先々まで目が離せない存在と言えるだろう。

メイクデビュー東京(芝2000メートル)は、スローペースのなか、4コーナー9番手から猛然と3着に追い上げて能力の片りんを示した。続く未勝利(東京・芝2000メートル)は、1位入線も失格。前々走の未勝利(中山・芝2200メートル)は、3コーナー手前から一気に進出を図り、直線で1度先頭に並びかけるシーンを作ったものの、勝ち馬の瞬発力に屈してクビ差の2着に敗れた。前走の未勝利は、スタートを決めて2番手を追走。不良馬場をものともせず、直線は余裕十分に後続を振り切って快勝した。キャリアを積みながら心身ともに成長しており、中間の動きも文句なし。重賞挑戦の今回は、今後の活躍を占う意味で重要な一戦になりそうだ。

ゴールデンシロップ

牡3歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:Havana Gold
  • 母:Muscovado
  • 母の父:Mr. Greeley
ここに注目!

530キログラム台の大型馬で、メイクデビュー東京は4着に敗れたが、レースを1度経験した前走の未勝利(共に東京・芝1800メートル)では1分46秒7の好タイムで快勝した。休み明けを使った上積みは大きく、重賞でも遜色のない競馬ができそうだ。

メイクデビュー東京(芝1800メートル)は、スタートで後手を踏んだものの、二の脚で挽回して好位集団を追走。ラストの瞬発力勝負で後れを取ったが、しぶとく脚を伸ばして勝ち馬から0秒3差の4着に入った。約4か月の休み明けとなった前走の未勝利は、五分のスタートを決めて好位で折り合いに専念。緩みのない流れだったが、直線の入り口で早めに先頭へ躍り出ると、後続の追い上げを力強く振り切って快勝した。ペースの違いがあるとはいえ、同日の共同通信杯の勝ち時計を0秒9上回る1分46秒7のタイムも優秀で、重賞で通用する下地は十分だ。大跳びなのでコース替わりは鍵になるが、スピードの持続力を生かして上位進出を目指す。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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