今週の注目レース

ダイヤモンドステークス(GⅢ)

東京競馬場 3400メートル(芝)ハンデ 4歳以上オープン

出走馬情報

オーソリティ

牡4歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ロザリンド
  • 母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!

3歳時の昨年は青葉賞、アルゼンチン共和国杯と重賞2勝をマーク。前走の有馬記念はGⅠの壁に阻まれて14着に敗れたが、今回のメンバーなら地力は一枚上だ。本レースを目標に仕上がりにも抜かりはなく、今年はさらなる飛躍が期待される。

昨春の青葉賞は、ピタリと折り合って好位のインを追走。向正面で他馬が動いて1度ポジションを下げたが、直線で一気に外へ持ち出すと鮮やかに差し切り、2分23秒0の好タイムで重賞初制覇を達成した。骨折で日本ダービーを断念し、約6か月の休み明けとなった前々走のアルゼンチン共和国杯は、大外枠(8枠18番)からスッと前に取りついて3番手を追走。淀みない流れのなか、正攻法のレース運びから直線半ばで先頭に躍り出ると、後続の追い上げを1馬身1/2振り切って完勝した。前走の有馬記念(14着)は、GⅠ馬8頭がそろった豪華メンバーで、キャリアの浅さも出ただけに、悲観する内容ではない。3400メートルは未知数だが、東京コースは2戦2勝と負け知らずで、主役の座は譲れない。

パフォーマプロミス

牡9歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:アイルビーバウンド
  • 母の父:タニノギムレット
ここに注目!

約1年1か月の長期休養明けとなった昨年6月の鳴尾記念で重賞3勝目を挙げて、地力健在をアピール。今年で9歳を迎えたが、馬体は若々しく、気力の衰えも感じられない。2019年天皇賞(春)3着の実績から、距離延長も不問だ。

2019年4月の天皇賞・春(3着)以来の実戦だった3走前の鳴尾記念は、最内枠から好スタートを決め、スッと控えて中団のインを追走。平均ペースで馬群がかたまり、内で窮屈な競馬になったが、ラスト300メートル付近で進路を確保すると、ラヴズオンリーユー(2着)との激しい追い比べをハナ差制して重賞3勝目をマークした。秋初戦となった前々走の京都大賞典は、外枠(8枠15番)で外を回るロスがありながらも、ジリジリと差を詰めて勝ち馬から0秒5差の6着。前走のジャパンカップ(11着)も、3頭の三冠馬を筆頭に豪華メンバーがそろっていたことを踏まえれば、悲観するレース内容ではないはずだ。中間の調教では好調時と遜色のない動きを見せており、巻き返しを期待したい。

ポンデザール

牝6歳

調教師:堀宣行(美浦)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:ジョコンダⅡ
  • 母の父:Rossini
ここに注目!

テンションが上がりやすく、全5勝中4勝を北海道で挙げているように滞在競馬がベストだが、前走のステイヤーズSで勝ち馬から0秒3差の3着に入り、気性面の成長は明らか。半兄にGⅠ2勝のサトノクラウン(父Marju)がいる良血馬で、念願の重賞制覇へ機は熟した。

5歳初戦となった昨年の愛知杯は12着、続く日経賞も9着に敗れたが、約4か月半の休養で立て直した札幌日経オープン(リステッド。札幌・芝2600メートル)では、2周目の向正面から徐々にポジションを押し上げて早めに先頭へ躍り出ると、後続を4馬身突き放して2分37秒6のコースレコードで快勝。続く札幌記念は直線でしぶとく脚を伸ばして4着に健闘した。1番人気に支持された前走のステイヤーズSは、ジワッと前に取りついて3番手で折り合いに専念。落ち着いた流れで上位2頭とはコース取りの差も出たが、直線も外から懸命に脚を伸ばして3着に入った。気性面が課題で当日の落ち着きは鍵だが、本来のパフォーマンスを発揮できれば、あっさり勝っても不思議はない。

ボスジラ

牡5歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ミスパスカリ
  • 母の父:Mr. Greeley
ここに注目!

母ミスパスカリはクロフネの半妹で、現役時代はマーメイドS3着と活躍。繁殖牝馬としてもマウントロブソン、ミヤマザクラと2頭の重賞ウイナーを産んでいる。本馬もスピードの持続力を生かせる展開になれば、重賞タイトルに手が届いても不思議はない。

重賞初挑戦だった昨年の阪神大賞典は8着、続く目黒記念も9着に敗れたが、札幌日経オープン(リステッド。札幌・芝2600メートル)では、中団からしぶとく脚を伸ばしてポンデザールの2着に好走した。1番人気に支持された前々走のオープン特別・丹頂S(札幌・芝2600メートル)は、脚をためて中団馬群のインを追走。2周目の3コーナーで徐々にポジションを押し上げ、直線入り口で先頭へ躍り出ると、後続を力強く突き放して2馬身差で完勝した。約3か月の休み明けとなった前走のステイヤーズS(6着)は、直線で差を詰められなかったが、距離延長に対応できたことは収穫だろう。キャリアを重ねるごとに地力をつけており、ここもチャンスがありそうだ。

グロンディオーズ

牡6歳

調教師:田村康仁(美浦)

  • 父:ルーラーシップ
  • 母:シェリール
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

デビューから4戦3勝の成績を挙げ、菊花賞(13着)にも駒を進めた素質馬。脚部不安による長期休養もあったが、1戦ごとに復調を示し、前々走の3勝クラス・六社S(東京・芝2400メートル)を勝ってオープンクラス入りを果たした。今後も目が離せない存在だ。

約1年8か月の長期休養明けとなった昨年6月の3勝クラス・江の島S(東京・芝1800メートル)は15着だったが、続く3勝クラス・日本海S(新潟・芝2200メートル)では2着に好走した。前々走の3勝クラス・六社S(東京・芝2400メートル)は、ジワッと前に取りついて好位を追走。稍重の馬場に加えて、マイネルカレッツァ(16着)が大逃げする消耗戦となったが、直線での追い比べを制して4勝目を挙げた。前走の中日新聞杯は5着も、手綱を取ったC.ルメール騎手が「スピードに乗り切れなかったです。エンジンがかかるまで時間がかかるので、もっと長い距離が合っていると思います」と敗因を挙げており、今回の条件替わりは好材料だろう。実績馬とのハンデ差を生かして、重賞タイトル奪取を狙う。

ヒュミドール

せん5歳

調教師:小手川準(美浦)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:アヴェクトワ
  • 母の父:チチカステナンゴ
ここに注目!

デビュー2戦目からしばらくはダートを使っていたが、芝に路線変更した昨夏の2勝クラス・信夫山特別(福島・芝2600メートル、1着)を境に、とんとん拍子に出世して、前走はGⅡで5着に健闘。GⅢのハンデ戦なら、引き続き上位争いが期待できそうだ。

昨夏の2勝クラス・信夫山特別は、直線で大外を豪快に突き抜けて快勝。続く3勝クラス・日本海S(新潟・芝2200メートル)は6着に敗れたが、直線で他の馬に寄られるシーンがあったので、度外視できるだろう。前々走の3勝クラス・ノベンバーS(東京・芝1800メートル)は、メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒4(推定)の豪脚で、4コーナー13番手から差し切ってオープンクラス入り。重賞初挑戦となった前走のステイヤーズSは緩い流れで先行馬が残る展開だったが、上がり3ハロン34秒9(推定)の末脚で勝ち馬から0秒6差の5着に入り、目下の充実ぶりを証明している。オルフェーヴル産駒で気性が激しく、当日の落ち着きは鍵だが、瞬発力は引けを取らない。

ブラックマジック

牡4歳

調教師:戸田博文(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ナイトマジック
  • 母の父:Sholokhov
ここに注目!

母ナイトマジックはドイツのG1を2勝した馬で、父はリーディングサイヤーのディープインパクトと、血統背景は一級品。本馬は2500メートルまでしか距離経験がないが、全兄フォイヤーヴェルクは障害の重賞ウイナーで、スタミナ面の裏付けは十分にある。

昨夏は休養に充て、復帰初戦となった10月の2勝クラスは不得手な重馬場で2着。続く2勝クラス・南武特別(共に東京・芝2400メートル)は、スローペースの離れた2番手を進み、直線の追い比べを制して3勝目を挙げた。前々走の3勝クラス・グレイトフルS(中山・芝2500メートル)は、先行策から直線はしぶとく粘って勝ち馬から0秒4差の3着に好走。前走の3勝クラス・迎春S(中山・芝2200メートル)は、スローペースのなか、残り1000メートル付近で早めに先頭を奪うと、最後まで押し切ってオープンクラス入りを決めた。今回は一気の距離延長で折り合い面に少し不安はあるが、自らレースを作れる先行力を生かして重賞タイトル獲得を目指す。

サトノガーネット

牝6歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ビートリックスキッド
  • 母の父:Victory Note
ここに注目!

2019年の中日新聞杯では、メンバー中最速タイとなる上がり3ハロン33秒3(推定)の末脚を発揮。4コーナー14番手から豪快に差し切って重賞タイトルを獲得した。3400メートルの距離は未知数だが、父譲りの瞬発力を生かせれば、ここでも遜色のない競馬が可能だろう。

昨夏の小倉記念は、ハイペースが向いた面はあったものの、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒3(以下推定)の末脚で猛然と追い上げて2着に好走。続く新潟記念はスローペースの瞬発力勝負になったが、上がり3ハロン31秒9の豪脚で、道中最後方から4着まで追い込んだ。GⅠ挑戦のエリザベス女王杯(11着)と前々走の中日新聞杯(8着)は末脚不発だったが、前走の愛知杯は直線でしぶとく脚を伸ばして5着に入り、再び上昇ムード。脚質から展開に左右されやすく、成績は安定しないが、瞬発力はここでも互角以上。6歳を迎えても能力の衰えは感じられず、3400メートルの距離に対応できれば、侮れない存在だ。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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