今週の注目レース

東京新聞杯(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(芝)別定 4歳以上オープン

データ分析

マイル路線での飛躍を目指す馬が集う一戦

東京新聞杯はGⅠのヴィクトリアマイルや安田記念と同じ舞台で争われるため、上半期のマイル路線で頂点を狙う馬の出走が多い。年によっては中長距離を中心に走ってきた馬の出走もみられ、マイル路線で実績を積んできた馬との比較に頭を悩ませてしまいそうだが、過去の好走馬には何らかの共通点があるはず。それを探るべく、過去10年の結果を分析してみたい。

前走が3勝クラスまたはJRA・GⅠだった馬に注目

過去10年の前走のグレード・クラス別成績を調べると、該当馬は少ないものの3勝クラスだった馬が勝率22.2%、3着内率33.3%と好成績を収めている。3着以内に入った3頭はいずれも前走を勝っており、オープンクラス入りを果たして勢いに乗る馬には注目しておいて損はなさそうだ。これに続くのがJRA・GⅠからの臨戦馬で、こちらも勝率が20%を超えている。なお、前走がその他のJRA重賞、もしくはオープン特別だった馬も3着以内馬の頭数は遜色ないが、勝率が2%から5%台と勝ち切れないケースが多い点に注意したい。〔表1〕

〔表1〕前走のグレード・クラス別成績(過去10年)
前走のグレード・クラス 成績 勝率 連対率 3着内率
JRA・GⅠ 5-1-1-17 20.8% 25.0% 29.2%
JRA・GⅡ 1-0-4-13 5.6% 5.6% 27.8%
JRA・GⅢ 1-4-4-40 2.0% 10.2% 18.4%
オープン特別 1-4-1-41 2.1% 10.6% 12.8%
3勝クラス 2-1-0-6 22.2% 33.3% 33.3%
海外のレース 0-0-0-2 0% 0% 0%

前年のJRA・GⅠにおける成績をチェック

前走のグレード・クラス別成績で、前走がJRA・GⅠだった馬の成績が優秀であることを踏まえ、過去10年の出走馬について前年のJRA・GⅠにおける成績を調べてみた。すると、最高着順が5着以内だった馬が6勝を挙げ、3着内率も34.5%と良好であることが分かった。一方、前年のJRA・GⅠに出走していながら、一度も5着以内に入れていなかった馬は勝つまでに至っていない。そういった馬は相手候補にとどめた方がいいかもしれない。〔表2〕

〔表2〕前年のJRA・GⅠにおける最高着順別成績(過去10年)
最高着順 成績 勝率 連対率 3着内率
5着以内 6-1-3-19 20.7% 24.1% 34.5%
6着以下 0-4-3-30 0% 10.8% 18.9%
不出走 4-5-4-70 4.8% 10.8% 15.7%

牝馬が大活躍

過去10年の東京新聞杯では牝馬が4勝2着2回と活躍しており、なかでも前年のJRA・GⅠで5着以内に入った経験がある牝馬は〔4・1・0・4〕(勝率44.4%)と勝率が非常に高い。また、優勝した4頭は前走がJRA・GⅠだった点も同じで、前走のグレード・クラス別成績においてJRA・GⅠから臨んだ馬の成績を引き上げているのは牝馬であることが分かる。〔表3〕

〔表3〕性別成績(過去10年)
成績 勝率 連対率 3着内率
牡・せん 6-8-10-109 4.5% 10.5% 18.0%
4-2-0-10 25.0% 37.5% 37.5%
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年齢や枠順に特徴あり

過去10年の東京新聞杯では年齢別成績にも特徴があり、7歳以上の馬は〔0・1・1・37〕と苦戦している。単勝人気が10番人気以下の馬も〔0・0・1・58〕と苦戦しており、優勝馬は「4歳から6歳、かつ8番人気以内の馬」に限られている。次に、優勝馬の枠番を見ると、2011年のスマイルジャックを除く9頭は1枠から4枠と、内寄りの枠に集中している。この点も踏まえれば、1着候補はだいぶ絞り込めるのではないだろうか。〔表4〕

(高那実 マヤ)

〔表4〕優勝馬の年齢・単勝人気・枠番(過去10年)
年度 優勝馬 年齢 単勝人気 枠番
2011年 スマイルジャック 6歳 5番人気 8枠
2012年 ガルボ 5歳 8番人気 3枠
2013年 クラレント 4歳 2番人気 3枠
2014年 ホエールキャプチャ 6歳 8番人気 4枠
2015年 ヴァンセンヌ 6歳 3番人気 3枠
2016年 スマートレイアー 6歳 5番人気 4枠
2017年 ブラックスピネル 4歳 3番人気 2枠
2018年 リスグラシュー 4歳 3番人気 4枠
2019年 インディチャンプ 4歳 1番人気 2枠
2020年 プリモシーン 5歳 4番人気 1枠

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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