今週の注目レース

愛知杯(GⅢ)

中京競馬場 2000メートル(芝)ハンデ (牝) 4歳以上オープン

データ分析

牝馬限定のハンデキャップ重賞

愛知杯は1963年に創設された歴史あるハンデ重賞で、2004年には牝馬限定戦になり、2006年には開催時期が6月から12月に移動、さらに2016年に開催時期が1月となり、2010年と2011年、2020年は小倉競馬場で開催されるなど、近年は何度も条件の変更があった。今回は中京競馬場で行われた2012年から2019年(2015年は12月から1月への開催時期の変更に伴い休止)までの7回分のデータから傾向を探ってみた。

ハンデ55.5キログラム以上の馬に安定感

実績に応じて負担重量が設定されるハンデ重賞なので、幅広い人気の馬が連対しており、連対馬の前走の着順もまちまち。注目してもらいたいのは負担重量。55.5キログラム以上のハンデとなった馬の好走率が高くなっている。軽ハンデ馬の好走も多いが、安定感から言えば、55.5キログラム以上の馬が軸馬候補になりそうだ。〔表1〕

〔表1〕負担重量別成績(中京競馬場で行われた2012年から2014年、2016年から2019年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
49kg以下 0-0-0-3 0% 0% 0%
50kg、51kg 2-3-0-24 6.9% 17.2% 17.2%
52kg、53kg 1-2-3-40 2.2% 6.5% 13.0%
54kg、55kg 2-1-2-28 6.1% 9.1% 15.2%
55.5kg〜57kg 2-1-2-3 25.0% 37.5% 62.5%

次に、前走との負担重量の増減別に成績をまとめると、増減なしの馬の3着内率が最も高い。ただし、穴馬候補として注目したいのは今回負担重量が軽くなった馬。2019年に8番人気で勝利したワンブレスアウェイは前走から負担重量が2キログラム軽くなっての激走だった。ちなみに、小倉競馬場で行われた2020年2着のアルメリアブルーム(5番人気)も前走から3キログラム軽くなっていた。〔表2〕

〔表2〕前走からの負担重量の増減別成績(中京競馬場で行われた2012年から2014年、2016年から2019年)
増減 成績 勝率 連対率 3着内率
増減なし 2-2-4-25 6.1% 12.1% 24.2%
今回増 0-1-1-12 0% 7.1% 14.3%
今回減 5-4-2-61 6.9% 12.5% 15.3%

軽ハンデの5歳馬に要注意

中京開催過去7回のうち6回は5歳馬(12月開催の年は4歳馬)が優勝している。2017年のマキシマムドパリのように1番人気に応えた馬もいれば、2018年のエテルナミノル(6番人気)のように穴をあけた馬もおり、人気にかかわらず好走している。中でもハンデ51キログラム以下の5歳馬(12月開催の年は4歳馬)は〔2・3・0・6〕の優秀な成績。2018年11番人気2着のレイホーロマンス、2013年12番人気1着のフーラブライド、同14番人気2着のキャトルフィーユなどがこれに該当している。〔表3〕

〔表3〕年齢別成績(中京競馬場で行われた2012年から2014年、2016年から2019年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 0-2-2-24 0% 7.1% 14.3%
5歳 6-3-3-25 16.2% 24.3% 32.4%
6歳 1-2-1-40 2.3% 6.8% 9.1%
7歳以上 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
  • 注記:4歳には12月開催時の3歳、5歳には同4歳、6歳には同5歳、7歳以上には同6歳を含む

格上挑戦馬や昇級初戦の馬も狙える

前走のクラス別成績を調べてみると、最も好走率が高いのは前走が2勝クラスだった馬。連対した4頭はいずれもハンデ51キログラム以下と、軽ハンデを味方に好走している。また、前走が3勝クラスだった馬の成績も悪くない。前走重賞組はそのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)が判断材料になるようで、4勝中3勝は前走での上がり3ハロンタイム(推定)が3位以内だった馬によるものだった。〔表4〕

(姫園 淀仁)

〔表4〕前走のクラス別成績(中京競馬場で行われた2012年から2014年、2016年から2019年)
前走のクラス 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 2-2-1-30 5.7% 11.4% 14.3%
GⅡ 0-0-0-5 0% 0% 0%
GⅢ 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0%
オープン特別 0-0-1-13 0% 0% 7.1%
3勝クラス 1-2-4-24 3.2% 9.7% 22.6%
2勝クラス 2-2-0-9 15.4% 30.8% 30.8%
地方のレース 0-0-0-1 0% 0% 0%
  • 注記:格付けのない「新設重賞」・「重賞」として行われた2015年、2016年のターコイズSはGⅢとして集計した

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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