今週の注目レース

スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

中京競馬場 1600メートル(芝)ハンデ 4歳以上オープン

データ分析

2021年のGⅠ戦線へとつながっていく名物重賞

2020年の京都金杯で重賞初制覇を果たしたサウンドキアラは、続く京都牝馬Sと阪神牝馬Sを連勝し、GⅠのヴィクトリアマイルでも2着に食い込んだ。また、同2着のダイアトニックも、GⅠの高松宮記念で3着となったほか、函館スプリントSを制した。中京・芝1600メートルで行われる今年も、短距離路線の大舞台へつながる一戦となりそうだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前年4月以降のGⅠ・GⅡにおける実績がポイント

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、“前年4月以降のJRAのGⅠ・GⅡ”において9着以内となった経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率6.9%と苦戦している。前年の春以降にGⅠやGⅡに出走していない馬や、出走していたとしても9着以内に入っていない馬は、それぞれ評価を下げるべきだろう。〔表1〕

〔表1〕“前年4月以降のJRAのGⅠ・GⅡ”において9着以内となった経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 9-8-7-54 11.5% 21.8% 30.8%
なし 1-2-3-81 1.1% 3.4% 6.9%

前走好走馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、前走の着順が1着、もしくは2着以下で1着馬とのタイム差が0秒4以内だった。一方、前走の着順が2着以下、かつ1着馬とのタイム差が0秒5以上だった馬は、3着内率6.9%と苦戦している。前走好走馬が強いレースだ。〔表2〕

〔表2〕前走の着順と、1着馬とのタイム差別成績(過去10年)
前走の着順と、1着馬とのタイム差 着度数 勝率 連対率 3着内率
1着、もしくは2着以下で1着馬とのタイム差が0秒4以内 8-7-9-54 10.3% 19.2% 30.8%
2着以下、かつ1着馬とのタイム差が0秒5以上 2-3-1-81 2.3% 5.7% 6.9%

また、前走の着順が2着以下、かつ1着馬とのタイム差が0秒5以上だった馬のうち、前走が“重賞以外”だった馬は全て4着以下に敗れている。前走で条件クラスやオープン特別に出走し大きなタイム差で敗れていた馬は、苦戦する可能性が高いとみておきたい。〔表3〕

〔表3〕前走の着順が2着以下、かつ前走の1着馬とのタイム差が0秒5以上だった馬の前走別成績(過去10年)
前走 着度数 勝率 連対率 3着内率
重賞 2-3-1-54 3.3% 8.3% 10.0%
重賞以外 0-0-0-27 0% 0% 0%

前走の単勝人気に注目

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、前走の単勝人気が「8番人気以内」だった。一方、「9番人気以下」だった馬は3着内率8.6%と苦戦している上、2016年以降の過去5年に限れば〔0・0・1・38〕(3着内率2.6%)とより苦戦を強いられている。直近のレースを比較する際は、着順だけでなく単勝人気もチェックしておくべきだろう。〔表4〕

〔表4〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 着度数 勝率 連対率 3着内率
8番人気以内 9-9-6-71 9.5% 18.9% 25.3%
9番人気以下 1-1-4-64 1.4% 2.9% 8.6%

近年は前走から「中3週以内」の馬が優勢

過去5年の3着以内馬15頭中11頭は、前走との間隔が「中3週以内」だった。一方、「中4週以上」だった馬は3着内率9.8%と苦戦している。近年の傾向を重視するならば、前走との間隔が比較的短い馬を高く評価したいところだ。〔表5〕

〔表5〕前走との間隔別成績(過去5年)
前走との間隔 着度数 勝率 連対率 3着内率
中3週以内 4-3-4-31 9.5% 16.7% 26.2%
中4週以上 1-2-1-37 2.4% 7.3% 9.8%

なお、前走との間隔が「中4週以上」だった馬のうち、“JRAの1600メートル以下、かつ出走頭数が15頭以上のGⅠ・GⅡ”において3着以内に入った経験のない馬は、全て4着以下に敗れている。前走との間隔が比較的長い馬同士を比較する際は、短距離、かつ多頭数のGⅠ・GⅡで好走したことがある馬に注目したい。〔表6〕

〔表6〕前走との間隔が「中4週以上」だった馬の、“JRAの1600メートル以下、かつ出走頭数が15頭以上のGⅠ・GⅡ”において3着以内に入った経験の有無別成績(過去5年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 1-2-1-8 8.3% 25.0% 33.3%
なし 0-0-0-29 0% 0% 0%
ウインファイブ対象レース
勝ち馬を探せ! FOR THE WIN

7歳以上の馬は1987年を最後に優勝例なし

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも年齢が6歳以下だった。7歳以上の馬で優勝を果たしたのは、1987年のドウカンヤシマ(7歳)が最後である。7歳以上の馬は評価を下げるべきだろう。また、この5頭は前走の着順が1着、もしくは2着以下でも1着馬とのタイム差が0秒4以内だった点、前走の単勝人気が6番人気以内だった点も共通している。〔表2〕や〔表4〕で挙げた傾向も重視した方がよさそうだ。〔表7〕

(伊吹 雅也)

〔表7〕優勝馬の、年齢、前走の着順、前走の1着馬とのタイム差、前走の単勝人気(過去5年)
年次 優勝馬 年齢 前走の着順 前走の1着馬とのタイム差 前走の単勝人気
2016年 ウインプリメーラ 6歳 5着 0秒4 5番人気
2017年 エアスピネル 4歳 3着 0秒4 6番人気
2018年 ブラックムーン 6歳 5着 0秒4 2番人気
2019年 パクスアメリカーナ 4歳 1着 - 2番人気
2020年 サウンドキアラ 5歳 3着 タイム差なし 1番人気

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: