今週の注目レース

有馬記念ウィーク馬連 阪神カップ(GⅡ)

阪神競馬場 1400メートル(芝)定量 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

年明け以降の大舞台を見据える実力馬が集結

2019年の優勝馬グランアレグリアが2020年の安田記念、スプリンターズS、マイルチャンピオンシップとGⅠ3連勝を達成したのを筆頭に、当レースは翌年の古馬短距離戦線に直結する重要な一戦となっている。配当面に注目すると、2007年から2014年にかけては8年連続で3連単の配当が10万円を超えていたものの、2015年以降の過去5年に限ると、10万円を超えたのは1回だけ。近年は波乱の頻度が下がっている点も、ひとつのポイントと言えるかもしれない。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

重賞で連対した際のレース内容がポイント

過去10年の3着以内馬延べ30頭中27頭は、前年以降のJRA重賞において、4コーナーを9番手以内で通過して連対した経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率3.9%と苦戦している。前年や同年の重賞で連対を果たしていない馬はもちろん、連対を果たしていたとしても4コーナーで10番手以下のポジションだった馬は、評価を下げた方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕前年以降のJRA重賞において、4コーナーを9番手以内で通過して連対した経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 10-10-7-69 10.4% 20.8% 28.1%
なし 0-0-3-74 0% 0% 3.9%

キャリア「27戦以下」の馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中26頭は、通算出走数が「27戦以下」だった。一方、「28戦以上」だった馬は3着内率6.6%と苦戦している上、3着以内に入ったのは2013年2着のガルボが最後である。キャリアが豊富過ぎる馬は過信禁物とみておきたい。〔表2〕

〔表2〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 着度数 勝率 連対率 3着内率
27戦以下 8-9-9-86 7.1% 15.2% 23.2%
28戦以上 2-1-1-57 3.3% 4.9% 6.6%

前走の4コーナーの通過順に注目

過去8年の3着以内馬延べ24頭は、いずれも前走の4コーナーの通過順が「2番手から12番手」だった。近年の傾向を重視するならば、前走の4コーナーを先頭で通過していた馬や、極端な後方で通過していた馬は、それぞれ苦戦する可能性が高いとみるべきだろう。〔表3〕

〔表3〕前走の4コーナーの通過順別成績(過去8年)
前走の4コーナーの通過順 着度数 勝率 連対率 3着内率
先頭 0-0-0-10 0% 0% 0%
2番手〜12番手 8-8-8-80 7.7% 15.4% 23.1%
13番手以下 0-0-0-24 0% 0% 0%

近年は前走好走馬の活躍が目立つ

過去6年の3着以内馬延べ18頭中14頭は、前走の着順が1着、もしくは2着以下で1着馬とのタイム差が0秒3以内だった。一方、前走の着順が2着以下、かつ1着馬とのタイム差が0秒4以上だった馬は優勝例がなく、3着内率も7.0%にとどまっている。近年は前走好走馬が優勢だ。〔表4〕

〔表4〕前走の着順と1着馬とのタイム差別成績(過去6年)
前走の着順と1着馬とのタイム差 着度数 勝率 連対率 3着内率
着順が1着、もしくは2着以下で1着馬とのタイム差が0秒3以内 6-3-5-31 13.3% 20.0% 31.1%
着順が2着以下、かつ1着馬とのタイム差が0秒4以上 0-3-1-53 0% 5.3% 7.0%

なお、前走の着順が2着以下、かつ1着馬とのタイム差が0秒4以上だった馬で3着以内に入った4頭は、いずれも“同年の中山・阪神・中京の重賞において、4コーナーを4番手以内で通過して連対”した経験のある馬だった。先行力があり、そのうえゴール前の直線に急坂があるコースで連対経験のある馬なら、大敗直後でもそれなりに高く評価すべきかもしれない。〔表5〕

〔表5〕前走の着順が2着以下、かつ1着馬とのタイム差が0秒4以上だった馬の、“同年の中山・阪神・中京の重賞において、4コーナーを4番手以内で通過して連対”した経験の有無別成績(過去6年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 0-3-1-7 0% 27.3% 36.4%
なし 0-0-0-46 0% 0% 0%
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優勝馬は前走が多頭数だった馬から

過去6年の優勝馬6頭は、いずれも前走の出走頭数が16頭以上だった。まずは、前走が多頭数のレースだった馬に注目すべきだろう。また、この6頭は“前年以降のJRA重賞において4コーナーを9番手以内で通過して連対”した経験を持つ点、通算出走数が24戦以内だった点、前走の4コーナー通過順が2番手から12番手だった点、前走の着順が1着、もしくは2着以下で1着馬とのタイム差が0秒3以内だった点も共通している。〔表1〕、〔表2〕、〔表3〕、〔表4〕で挙げた傾向もそれぞれ重視した方がよさそうだ。〔表6〕

(伊吹 雅也)

〔表6〕優勝馬の、前走の出走頭数、前年以降のJRA重賞において“4コーナーを9番手以内で通過して連対”した回数、通算出走数、前走の4コーナーの通過順、前走の着順、前走の1着馬とのタイム差(過去6年)
年次 優勝馬 前走の出走頭数 前年以降のJRA重賞において“4コーナーを9番手以内で通過して連対”した回数 通算出走数 前走の4コーナー通過順 前走の着順 前走の1着馬とのタイム差
2014年 リアルインパクト 16頭 2回(2013年阪神Cほか) 24戦 2番手 6着 0秒2
2015年 ロサギガンティア 18頭 1回(2014年スプリングS) 16戦 9番手 1着 -
2016年 シュウジ 16頭 4回(2016年キーンランドCほか) 10戦 2番手 4着 0秒1
2017年 イスラボニータ 18頭 5回(2017年富士Sほか) 24戦 12番手 5着 0秒3
2018年 ダイアナヘイロー 18頭 2回(2018年阪急杯ほか) 24戦 2番手 3着 0秒3
2019年 グランアレグリア 18頭 2回(2019年桜花賞ほか) 5戦 6番手 5着(4位入線) 0秒3

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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