今週の注目レース

JRAスーパープレミアム 秋の2歳単勝馬連 ホープフルステークス(GⅠ)

中山競馬場 2000メートル(芝)馬齢 牡・牝 2歳オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

ダノンザキッド

牡2歳

調教師:安田隆行(栗東)

  • 父:ジャスタウェイ
  • 母:エピックラヴ
  • 母の父:Dansili
ここに注目!

プラス24キログラムの馬体重で臨んだ、前走の東京スポーツ杯2歳Sを快勝。今年のクラシック三冠馬コントレイルが昨年制した登竜門を危なげなくクリアした。1度使われた上積みも大きそうで、ここは不動の中心と言える。

前走の東京スポーツ杯2歳Sは単勝オッズ1.7倍の1番人気に支持され、3番手から悠々と抜け出した。勝ち時計の1分47秒5は、昨年コントレイルがマークした2歳コースレコードより3秒0遅いが、ゴール前は余裕十分の走り。騎乗した川田将雅騎手も「リズムに乗っていい内容で直線は追えました。これから先、この馬らしい成長をして、コントレイルのような馬になることを期待しています」と話していた。6月のメイクデビュー阪神(芝1800メートル)で2着に負かしたワンダフルタウンは次戦を2歳コースレコードで勝利し、京都2歳Sも制覇。戦ってきた相手も骨っぽく、2連勝の内容は濃い。前走は520キログラムの馬体重で出走。雄大な馬体通りのスケール感があり、この先も楽しみな逸材だ。

オーソクレース

牡2歳

調教師:久保田貴士(美浦)

  • 父:エピファネイア
  • 母:マリアライト
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

メイクデビュー札幌(芝1800メートル)、アイビーS(リステッド。東京・芝1800メートル)を、ともに鋭く差し切ってGⅠの舞台へ。2015年エリザベス女王杯と2016年宝塚記念を制した母譲りの末脚で、無敗での戴冠を目指す。

スタートで後手を踏んだ前走のアイビーS(リステッド)では、後方追走から直線で鋭く伸びて、外から迫るラーゴム(2着)との追い比べをクビ差制した。そのラーゴムは次戦の京都2歳Sでも2着に好走したように、レースレベルも高かった。騎乗した池添謙一騎手は「早めに来られて内にしか進路がなかったですが、ひるまず入っていけました。エンジンがかかると本当に速かったです」と、そのポテンシャルに脱帽。母マリアライトも管理した久保田貴士調教師も「根性があります。まだ課題もありますが、伸びしろもあるということです」と将来性を高く評価している。母は小柄な馬体ながら宝塚記念を優勝。そのパワーを受け継いだ走りで、力を要する年末の中山コースでも鋭く伸びてみせる。

ヨーホーレイク

牡2歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:クロウキャニオン
  • 母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!

メイクデビュー阪神(芝1800メートル)と、1勝クラス・紫菊賞(京都・芝2000メートル)の2連勝は、好位で立ち回るレースセンスが光った。JRAでデビューしたきょうだい11頭が全て勝ち上がっている優秀な母系にも注目だ。

前走の1勝クラス・紫菊賞は5頭立てと少頭数の一戦。3、4番手で脚をため、粘るグラティトゥー(2着)をメンバー中最速の上がり3ハロン34秒9(推定)の末脚でクビ差競り落とした。騎乗した福永祐一騎手は「こういう馬場(重)は得意ではないですが、こなしてくれました。完全に芝向きの馬です。良くなる余地を残すなかで連勝したように、高いポテンシャルを持っていると思います」と評価した。全兄カミノタサハラは2012年のオープン特別・ホープフルSで3着に好走し、翌年の弥生賞を勝利。コディーノ(3着)、エピファネイア(4着)、キズナ(5着)などが名を連ねたハイレベルの一戦を制した。早い時期から力を出せる血統だけに、本馬にも大きな期待が寄せられる。

ランドオブリバティ

牡2歳

調教師:鹿戸雄一(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ドバウィハイツ
  • 母の父:Dubawi
ここに注目!

半姉に2018年のフィリーズレビューを勝ったリバティハイツ(父キングカメハメハ)がいる良血馬。メイクデビュー新潟(芝2000メートル)、オープン特別・芙蓉S(中山・芝2000メートル)を連勝中。豊富なスタミナを証明しており、2000メートル戦に不安はない。

前走のオープン特別・芙蓉Sは、2番手から直線で鋭く抜け出すと、後続を楽な手応えで3馬身1/2突き放してデビュー2連勝を達成した。騎乗した三浦皇成騎手は「馬に負担をかけずにいい勝ち方ができました。余裕がありましたし、センスがすごくいい馬です」と絶賛。管理する鹿戸雄一調教師も「まだ体が緩い中でこれだけ離して勝つのだから、大したものです。伸びしろはまだたっぷりあります」と、さらなる成長を期待している。前走後は放牧でリフレッシュし、帰厩後は週2本のペースでしっかり調教を積んでいる。また、テンションが高くなりやすいだけに、前走と同じ舞台で戦えるのも好材料だろう。不良馬場の新馬戦、良馬場の前走を連勝し、馬場状態を問わないのも強み。不安は少ない。

シュヴァリエローズ

牡2歳

調教師:清水久詞(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ヴィアンローズ
  • 母の父:Sevres Rose
ここに注目!

前走の萩S(リステッド。京都・芝1800メートル)が好内容。2着のジュンブルースカイ(続く東京スポーツ杯2歳Sでも3着に好走)をきっちり封じ込めた。好位から鋭い脚を使えるタイプで、ここでも十分に通用するポテンシャルを秘めているはずだ。

前走の萩S(リステッド)は、2番手から鋭い伸び脚を披露して優勝。メンバー中最速タイの上がり3ハロン34秒1(推定)を計時した。騎乗した北村友一騎手は「最後まで長く脚を使ってくれました」と称賛。管理する清水久詞調教師は「距離が延びたのがいいほうに出たと思います」と分析していた。半兄ローズミラクル(父フジキセキ)、半姉アーズローヴァー(父キンシャサノキセキ)などきょうだいには短距離での活躍馬が目立つが、本馬は中・長距離で力を出せそうな雰囲気だ。萩S優勝馬は、GⅠとなった2017年以降で同年のタイムフライヤー、2018年のサートゥルナーリアがホープフルSを優勝。昨年もヴェルトライゼンデが2着と、抜群の相性を誇っている。

タイトルホルダー

牡2歳

調教師:栗田徹(美浦)

  • 父:ドゥラメンテ
  • 母:メーヴェ
  • 母の父:Motivator
ここに注目!

メイクデビュー中山(芝1800メートル)が鮮やかな逃げ切り勝ち。序盤のスピードはここに入っても上位だろう。離れた2番手で進めた前走の東京スポーツ杯2歳S(2着)は、勝ったダノンザキッドと0秒2差。本番での逆転があっても驚けない。

前走の東京スポーツ杯2歳Sは、好スタートから道中は2番手を追走。直線では絶好の手応えで加速したが、勝ったダノンザキッドに0秒2だけ遅れた。騎乗した戸崎圭太騎手は「気の入る馬なので、ふんわりと状態を作ってきて、追い切りも良かったのですが、返し馬から気が入ってしまいました。レースも少しムキになっていました。それでも、よく頑張っていたましたし、いい能力を持っています」と話していた。東京の長い直線であれだけ頑張れれば、新馬勝ちを収めた中山でさらに粘りが増しそうだ。半姉は340キログラムほどの馬体で昨年の菊花賞(5着)に出走したメロディーレーン(父オルフェーヴル)。本馬は前走時470キログラムとタイプが違うが、人気馬の姉に続く活躍が期待される。

アドマイヤザーゲ

牡2歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:ドゥラメンテ
  • 母:アコースティクス
  • 母の父:Cape Cross
ここに注目!

メイクデビュー小倉(芝1800メートル)、1勝クラス・黄菊賞(阪神・芝2000メートル)を連勝。好位から速い上がりを披露してきた。半兄は2009年のダービー馬ロジユニヴァース(父ネオユニヴァース)。本馬もクラシック戦線での活躍が期待される良血馬だ。

前走の1勝クラス・黄菊賞は、5番立ての最後方から強烈な末脚を見せた。推定上がり3ハロンタイムはメンバー中最速の33秒4。前半がスローペースの一戦で、シンプルに速い脚を見せつけた形だ。2着クインズラベンダーは中京・芝2000メートルのデビュー戦で2歳コースレコードを樹立した馬で、破った相手にも不足はない。17日に行われた栗東CWコースでの1週前追い切りは、同じくホープフルSに出走するヨーホーレイクとの併せ馬に1馬身ほど遅れはしたが、管理する友道康夫調教師は「調教では動かなくとも競馬で変わる馬です」と話していた。ダービー馬の半兄ロジユニヴァースは、ホープフルSの前身であるラジオNIKKEI杯2歳Sを制していた。突き進むは偉大な兄の通った道だ。

マカオンドール

牡2歳

調教師:今野貞一(栗東)

  • 父:ゴールドシップ
  • 母:ミリオンウィッシーズ
  • 母の父:Darshaan
ここに注目!

ここまでキャリア5戦。勝利は3走前の未勝利(中京・芝2000メートル)だけだが、これが2歳コースレコード(当時)でのVだから価値は高い。前走の京都2歳Sは7番人気で3着に好走。相手なりに頑張れるタイプだけに、GⅠの舞台でも警戒が必要となる。

2分01秒2で駆け抜けた3走前の未勝利で、中京・芝2000メートルの2歳コースレコード(当時)を樹立。前走の京都2歳Sは直線で伸びかけたところで前が壁になったが、もう1度伸び返して3着を確保した。管理する今野貞一調教師は「スムーズだったらと思う場面が何回かありました。馬は良くなっていますし、来年に向けて手応えはつかめましたね」と話していた。スタミナとパワーが豊富なゴールドシップ産駒。暮れの中山・芝コースでも力強く走り抜けそうだ。先週の朝日杯フューチュリティSは、本馬と同じ未勝利クラス1勝のみのグレナディアガーズが堂々戴冠。実力未知数の2歳GⅠだけに、実績だけで侮るのは危険だろう。

(高木 翔平)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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