本競走は、秋季競馬における短距離ダート競走の充実を図る観点から2008年に新設された重賞競走で、中山競馬場・ダート1200メートルを舞台に別定重量で行われる。創設年はグレード表記がJpnⅢとされたが、翌2009年からGⅢに改められた。
カペラ(Capella)は、ぎょしゃ座のアルファ星のこと。ラテン語で「牝の仔ヤギ」の意味。冬になると、カペラ・アルデバラン・リゲル・シリウス・プロキオン・ポルックスの6つの恒星で冬のダイヤモンドを構成する。
芝からのスタートで、スタート後は芝を約100メートル走る。ダートコースに入ると向正面半ば(残り860メートル付近)までやや急な下り坂が続く。スタート地点から3コーナーまでの距離は約500メートルで、3コーナー手前から4コーナー、直線の半ばまではほぼ平坦。ゴールまでの直線は308メートルで、ゴール前(残り200メートル付近から決勝線)で急坂を上る。芝スタートに加えて、前半の下りで勢いがつくため、JRAのダート1200メートルのコースの中では前半が速くなりやすい構造になっていて、その分上がりがかかるケースが多い。冬の開催で脚抜きの良い馬場だと差しが決まりやすくなることもある。レース前半のハイペースを追走してもバテない持久力が要求されるコースだ。
(亀谷 敬正)
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