今週の注目レース

毎日放送賞スワンステークス(GⅡ)

京都競馬場 1400メートル(芝・外)別定 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

短距離からマイル路線の今後を占う一戦

スワンSはマイルチャンピオンシップの前哨戦に位置付けられており、過去10年の出走馬では2010年8着のエーシンフォワードが本番で勝利を収めている。また、2013年の優勝馬コパノリチャードは翌年の高松宮記念を制し、2016年の優勝馬サトノアラジンは翌年の安田記念を勝っている。マイルチャンピオンシップだけでなく、翌年の短距離戦線にもつながる一戦にはどのような傾向があるのか、過去10年の結果を分析してみたい。

近年は1番人気と2番人気が好調

過去10年の単勝人気別成績を調べると、1番人気と2番人気がともに連対率50.0%、3着内率60.0%と良好な成績を収めている。近年は特にその傾向が強く、2014年以降の6回に限ると2番人気は〔4・1・1・0〕と全馬が3着以内に入っている。1番人気も〔2・2・1・1〕(3着内率83.3%)と安定した成績を残しており、上位人気馬の軽視は禁物と言えそうだ。ただし、2017年は2着に12番人気のヒルノデイバロー、2018年は3着に8番人気のグァンチャーレが入るなど、2着と3着に伏兵馬が食い込むケースが少なくないことは覚えておいた方がいいだろう。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-2-1-4 30.0% 50.0% 60.0%
2番人気 4-1-1-4 40.0% 50.0% 60.0%
3番人気 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
4番人気 0-2-2-6 0% 20.0% 40.0%
5番人気 0-0-0-10 0% 0% 0%
6番人気〜9番人気 1-3-3-33 2.5% 10.0% 17.5%
10番人気以下 0-1-3-60 0% 1.6% 6.3%

前走から距離を短縮してきた馬に注目

過去10年の前走の距離別成績を見ていくと、3着内率は芝1800メートル以上が35.7%と高い数値を記録している。3着以内に入った頭数が最も多いのは芝1600メートルだった馬で、勝率と連対率では芝1800メートル以上を上回っている。対して、前走が芝1400メートルだった馬で3着以内に入ったのは4頭だけとなっており、3着内率も14.3%にとどまっている。〔表2〕

〔表2〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
芝1200m以下 1-5-2-50 1.7% 10.3% 13.8%
芝1400m 2-0-2-24 7.1% 7.1% 14.3%
芝1600m 6-4-3-37 12.0% 20.0% 26.0%
芝1800m以上 1-1-3-9 7.1% 14.3% 35.7%
ダート 0-0-0-4 0% 0% 0%

次に、前走が芝1200メートル以下、芝1400メートル、芝1600メートル以上だった馬に分けて前走の着順別成績を調べると、前走が芝1200メートル以下もしくは芝1600メートル以上だった馬で3着以内に入った延べ26頭中18頭は、そのレースで4着以下に敗れていた。一方、前走で芝1400メートルのレースを4着以下に敗れていた場合、3着内率は5.9%まで下がってしまう。前走が芝1200メートル以下、もしくは芝1600メートル以上だった馬については、そこでの着順は不問とみてよさそうだが、前走で芝1400メートルのレースを4着以下に敗れていた場合は巻き返しが困難と考えられる。〔表3〕〔表4〕〔表5〕

〔表3〕前走が芝1200メートル以下だった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 0-2-1-9 0.0% 16.7% 25.0%
4着以下 1-3-1-41 2.2% 8.7% 10.9%
〔表4〕前走が芝1400メートルだった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 2-0-1-8 18.2% 18.2% 27.3%
4着以下 0-0-1-16 0% 0% 5.9%
〔表5〕前走が芝1600メートル以上だった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 1-2-2-12 5.9% 17.6% 29.4%
4着以下 6-3-4-34 12.8% 19.1% 27.7%

芝1600メートルでの実績をチェック

前走で芝1600メートルのレースに出走していた馬の好走が目立つことを踏まえ、過去10年の出走馬について、芝1600メートルのJRA重賞で3着以内に入った経験の有無別の成績を調べてみた。すると、3着以内馬延べ30頭中21頭はその経験を有していた。芝1600メートルのJRA重賞で好走経験のある馬を重視したいところだ。〔表6〕

〔表6〕芝1600メートルのJRA重賞で3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-6-7-48 11.6% 20.3% 30.4%
なし 2-4-3-76 2.4% 7.1% 10.6%

なお、芝1600メートルのJRA重賞で3着以内に入った経験がなかった馬のうち、当レースで3着以内に入った9頭中6頭はオープンクラスの芝1400メートル戦で連対経験のある馬だった。この経験もなかった馬は、1着がない上に3着内率も6.5%にとどまっており、評価を下げるべきだろう。〔表7〕

(高那実 マヤ)

〔表7〕芝1600メートルのJRA重賞で3着以内に入った経験がなかった馬の、オープンクラスの芝1400メートル戦における連対経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 2-3-1-33 5.1% 12.8% 15.4%
なし 0-1-2-43 0% 2.2% 6.5%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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